2022/11/04(金) 21:15 0 6
S級S班の吉田拓矢に人気が集中した二次予選9レースだったが、輪界屈指のダッシュ力を誇る河端朋之が吉田の前に立ちはだかった。
初日から激しい流れの戦いが続く中で珍しく残り2周になってもスローペース。同県の柏野智典を連れて8番手から豪快に仕掛けた河端が後続を一気に引き離し、二人旅の展開に持ち込んだ。大きく離れされた吉田も懸命に捲ったが岡山勢は遠いままで3着が精いっぱいだった。
「ちょっと思った流れとは違ったけど、仕掛けやすい展開になってくれた。練習のような感じで出ることができたので初日の方がキツかった。でも最後はやっぱりタレちゃいましたね。柏野さんとワンツー決められて良かったです」。
2日間の走りについて質問が飛ぶと「仕掛けるべきところで仕掛けられてるし、最後はしっかりとタレてる(苦笑)。絶好調とは言えないけど、自分の持ち味は出せてると思います」と笑わせた。
後からコメント場に現れた柏野智典は「河端君が強かった。全然タレるような感じがなくて、本当に最後の直線くらいで…。いつもよりも本当に強かったです」と絶賛した。河端自身のジャッジ以上に状態は良好。スピードを存分に生かせる短走路で、準決勝も強い走りを披露してもらおう。(netkeirin特派員)