アプリ限定 2022/11/08(火) 12:00 0 39
11月22〜27日に小倉競輪場で開催される「朝日新聞社杯競輪祭(GI)」。同レースの過去63開催分の決勝戦データと直近3年の小倉競輪優勝者などから、優勝候補を挙げてみた。一緒に競輪祭を予想して楽しもう!
▶︎競輪祭特集
今回64回目を迎える競輪祭。毎年「競輪発祥の地」小倉競輪場で開催されている。2018年からはナイター開催になっており、KEIRINグランプリ出場権争いのクライマックスとして6日制の長く熱い戦いが繰り広げられる。
近年は賞金額が上がっており、2022年の優勝賞金は4,057万円。準優勝は2,065万円、3位は1,352万円となっており、賞金ランキングでのKEIRINグランプリ出場が当落線上の選手にとっては一発逆転もあり得る。
まずは直近の優勝者、準優勝者とKEIRINグランプリ出場の有無を見てみよう。
直近5年の決勝結果 ※太字は同年のKEIRINグランプリ出場
開催年 | 1着 | 2着 | 3着 |
---|---|---|---|
2021 | 吉田拓矢 | 新山響平 | 園田匠 |
2020 | 郡司浩平 | 平原康多 | 稲川翔 |
2019 | 松浦悠士 | 清水裕友 | 諸橋愛 |
2018 | 浅井康太 | 脇本雄太 | 清水裕友 |
2017 | 新田祐大 | 北津留翼 | 平原康多 |
優勝者の平均年齢は27.7歳。歴史が長いだけあって、時代を追うごとに若い選手の活躍が目立っている。
過去10年で区切ると33.2歳と上昇するが、年齢順に見ていくと27〜34歳に集中している。ここ3年は吉田拓矢(当時26歳)、郡司浩平(当時30歳)、松浦悠士(当時28歳)と比較的若い選手の優勝が続いている印象だ。
競輪祭の最年少優勝は1966年(第8回)の吉川多喜夫氏(当時19歳)。2000年代に入ってからは2021年の吉田拓矢が最も若い優勝者だ。それに2009年の平原康多と2007年の山崎芳仁の27歳が続く。
逆に最年長優勝は2015年の武田豊樹(当時41歳)。次点が2013年の金子貴志(当時38歳)で、40代の競輪王は武田ひとりだ。
項目 | 年齢 |
---|---|
平均年齢(全期間) | 27.7歳 |
平均年齢(直近10開催) | 33.2歳 |
項目 | 年齢 | 選手名 |
---|---|---|
最年長優勝 | 41歳 | 武田豊樹 |
最年少優勝 | 19歳 | 吉川多喜夫 |
次に地区別データ。優勝者の所属地区を見てみると、全63回のうち関東が20回と3分の1に迫る。続いて九州の14回、南関東の10回と続き、この3地区だけで全体の7割を占めている。
近畿、四国、九州は直近10開催がなく、そろそろ一矢報いたいところ。すでに二つずつGIを獲っている脇本雄太、古性優作が三度栄冠を手にし、久々の近畿からの競輪王となれるだろうか。
地区 | 優勝回数 (全期間) | 優勝回数 (直近10年) |
---|---|---|
北日 | 7 | 1 |
関東 | 20 | 5 |
南関 | 10 | 1 |
中部 | 4 | 2 |
近畿 | 3 | 0 |
中国 | 2 | 1 |
四国 | 3 | 0 |
九州 | 14 | 0 |
競輪祭は持ち回りで行われるほかのビッグレースとは異なり、毎年小倉競輪で開催される。出場予定選手のうち、直近3年間の小倉競輪の開催(FI以上)で優勝している選手を紹介する。
決まり手は逃げが8、捲りが11、差しが21。九州勢の優勝が目立っている。
開催年 | グレード | 選手名 | 決まり手 |
---|---|---|---|
2019 | GI | 松浦悠士 | 差 |
2019 | FI | 山田英明 | 捲 |
2020 | GI | 郡司浩平 | 捲 |
2020 | GIII | 松坂洋平 | 差 |
2020 | FI | 和田健太郎 | 差 |
2020 | FI | 園田匠 | 差 |
2020 | FI | 渡部幸訓 | 差 |
2020 | FI | 吉田拓矢 | 逃 |
2020 | FI | 野田源一 | 捲 |
2020 | FI | 園田匠 | 差 |
2020 | FI | 松谷秀幸 | 差 |
2020 | FI | 山田庸平 | 差 |
2021 | GI | 吉田拓矢 | 差 |
2021 | FI | 町田太我 | 逃 |
2021 | FI | 中川誠一郎 | 捲 |
2021 | FI | 柴崎淳 | 捲 |
2021 | FI | 小松崎大地 | 捲 |
2021 | FI | 武藤龍生 | 差 |
2021 | FI | 小川真太郎 | 差 |
2021 | FI | 北津留翼 | 差 |
2021 | FI | 園田匠 | 差 |
2022 | FI | 園田匠 | 差 |
2022 | FI | 中本匠栄 | 差 |
2022 | FI | 荒井崇博 | 差 |
2022 | FI | 犬伏湧也 | 逃 |
2022 | FI | 北津留翼 | 逃 |
2022 | FI | 浅井康太 | 差 |
2022 | FI | 和田健太郎 | 差 |
以上を踏まえ、出場予定選手のうちデータ上で優勢な選手を下記に挙げる。
級班 | 選手名(脚質) | 所属府県 | 年齢 |
---|---|---|---|
SS | 吉田拓矢(逃) | 茨城 | 27 |
SS | 郡司浩平(逃) | 神奈川 | 32 |
SS | 清水裕友(逃) | 山口 | 27 |
S1 | 坂井洋(逃) | 栃木 | 28 |
S1 | 深谷知広(逃) | 静岡 | 32 |
S1 | 山田庸平(両) | 佐賀 | 34 |
※出場予定選手は11月4日時点