今年に入って6場所走り、18走中1着15回2着3回と驚異的な成績を残している山田。デビュー当初は組み立ての悪さが目立ち、ラインで決まらなかったり、仕掛けられず敗れたりと苦戦していた山田だが、最近はラインで決まるレースも多く、車券を買う人間からすると非常に買いやすい選手になっている。

　好調の要因について尋ねてみると、「練習グループの先輩方から先行についてのアドバイスをもらった。それから先行の決まり手も増えて、自信を持って仕掛けられていますね」と分析。

　山田は現在6連勝中。特別昇班への意識について聞いて見ると「特班の意識は一切ないです。だから『今回決めに来た!』とか言う意気込みもない。いつも通りしっかり走って、その結果9連勝できたらいい」とあくまで平常心で挑む。

　そんな山田は予選4Rに登場。関東4車の先頭を任された。「せっかく4車ラインができたし、上位を独占したい。突っ張り先行も視野に入れて、後ろを連れ込めるレースをします」と意気込んだ。(アオケイ・石濱記者）