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【大楠賞争奪戦】自力でも強いぜ! 郡司浩平が気迫の積極策披露

2021/04/22(木) 22:00 0 1

武雄競輪場で開催している「大楠賞争奪戦(GIII)」が22日に初日を終えた。23日の二次予選・12Rに出場する郡司浩平選手に話を聞いた。

「深谷さんの前を任せてもらえるようになりたい」と語ってくれた男・郡司浩平

 昨年の競輪祭、2月の全日本選抜を制してGI連覇中。直前の地元・川崎記念も勝って賞金ランクは堂々の1位。既にグランプリ出場も決めて充実一途だ。初日特選は岩本俊介に前回りを志願しての自力戦。次走のGIダービーを前に、清水裕友-松浦悠士の中国ゴールデンコンビらを相手にどんなレースをするのかが最大の注目だった。

 7番手になりかけた打鐘前から猛然とスパート。積極策に打って出た。清水をブロックしに行った岩本の内をすくった松浦には先着を許したが、長い距離を踏んでの2着。内容的には申し分ないだろう。

「初心に帰ってというか、初心を思い出して。消極的にだけはならないように心掛けた。出切っていっぱいだったけど、なんとかですね。楽ではなかったが、悪くはないでしょう」

 競輪祭と直前の川崎記念は松井宏佑目標から、全日本選抜は南関の新たな一員となった深谷知広目標からのV奪取だった。今開催は深谷も松井もいない。そんな中での積極プレー。“自力でも強い”をアピールすると同時に、競輪界を席巻しているゴールデンコンビにも牙をむく形となった。郡司の並々ならぬ意地を見せてもらった気がする。

「自分を奮い立たせる意味でも良かったと思う。やっぱり深谷さんの前を任せてもらえるようになりたいし。清水君と松浦君の連係にも対応していかなきゃいけないですからね。気持ちを出せたことが、自分ではプラス材料です」

 ラインの重み、ありがたみを十二分に理解しているからこその攻めだった。二次予選は中村浩士に、神山雄一郎とラインを形成する。先行まではないかもしれないが、早めのスパートで上位独占を目論んでいるに違いない。(netkeirin特派員)

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