2022/09/10(土) 09:15 0 3
4日に50歳の誕生日を迎えた中曽直彦は50代最初のレースで「寺沼(拓摩)君は魅力的な選手なので。それに自分に刺激を入れるためにも」と番手勝負を選択した。
レースは寺沼が前受けから下げて巻き返す展開に。小峰烈を決めて寺沼を追い掛けたが、口が空いてしまい万事休す。引き揚げてきた中曽は悔しさを滲ませながら敗因を分析した。
「あの展開はイメージしていたし、前川君が“離れ待ち”なのもわかっていました。ここかなって所で外から決めて、あとは付いていくだけって思ったけど、焦りからなのか0.5秒くらい(決めにいくのが)早くなってしまった。その分、一瞬バックを踏んでしまい、付いていけなかった。地元相手に競りにいった以上は、2着という結果が欲しかった。残念だし小峰君に申し訳ない気持ちでいっぱいです」。
それでも収穫もあった。「タイミングさえ合えば付いていけそうな感じだったし脚はだいぶ上がっている。そもそも、自信がない時だったら競りではなく北の3番手を回っていたと思う。戦う気持ちが出てきたのはいいことだし、これを今後につなげていけるように頑張っていきたい」。
昔ながらのマーカーには厳しい時代だが、競輪に真摯に向き合っている中曽の活躍を願わずにはいられない。(netkeirin特派員)