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【京王閣競輪・ナイター】京王閣3コーナーの番人だった?! 村田瑞季

2022/09/02(金) 13:15 0 3

2日から京王閣競輪場でナイター競輪「Sちくま杯&大柴杯&デイリー杯(FII)」が開催される。初日特選(12R)に出走する村田瑞季に話を聞いた。
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「デビューしてから京王閣を走るのは初めてです」と感慨深げに話す村田瑞季

 生まれも育ちも京都の村田は、大学進学を機に上京。自転車競技の強豪・中央大学で汗水を流した。同校は堀内俊介池野健太宮本隼輔らをはじめとする競輪選手を多く輩出している。

「僕、高校まで運動経験がなくて…。たまたま高校(北桑田・京都)の自転車競技部が強かったので入部。素質はないけど、仲間たちに揉まれに揉まれて日本一になることができた。運良く大学まで競技を続けることができたし、本当に自転車さまさまですよ」と自転車との出会いをしみじみと話す。

「八王子に学校があったので、一応、この辺りの土地勘はある。PIST6を終えてから中3日だったし、こっち(東京)に滞在し、休んで食べたい物を食べて良いリフレッシュができました。大学時代に走っていたサイクリングロードで調整してバッチリです」と笑顔を見せた。

 ふと、遠い目をする村田。「懐かしい。実は京王閣競輪場でアルバイトをしていた。ちょうど、あの辺に立っていましたよ」と検車場からバンクに向けて指を差す。3コーナー付近だろうか。

「走路の内側に立ち、落車が発生したら選手に駆け寄って救護にあたっていた。『3コーナーの番人』でした(笑)。デビューしてから京王閣を走るのは初めてです。競輪選手として走れるなんて…」と感慨深げ。

 また、先日、初めて参加したPIST6で刺激を受けたそうで「いい勉強になりました。A級とS級混合レースですし、S級選手は違いますね。やっぱり、優勝した根田(空史)さんのパワーは凄い。S級選手との力の差を感じたし、競輪で110点くらいのレベルで戦っていくには、あのくらいの力がないと」とS級昇級へ、より課題が明確になった様子。

「最近は、しっかり動いて位置を取って、仕掛ける競走ができている。今回も自分の持ち味を発揮するだけですね」。

 初日特選、4車で結束した中近勢を率いる村田。逃げ一車のメンバー構成だけに、ペースに持ち込んで白星スタートを切りたい。(アオケイ・八角記者)

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