2024年初のG1「全日本選抜競輪」は、郡司浩平が制覇し、わずか50日でS級S班復帰を決めました。
今回は2023年S級S班から陥落した4選手のウィナーズカップ(G2)までの成績を紹介します。郡司浩平に続きSSにカムバックするのは誰でしょうか。

郡司浩平は2月に岐阜競輪で行われた「読売新聞社杯全日本選抜競輪(G1)」で優勝し、見事S級S班復活となりました。現在賞金ランキングも1位を独走。さらに3月18日時点での出走回数は16回のうち、着外はわずか2回と、“強い郡司”が戻ってきたと言っても過言ではないでしょう。

平原康多は今年に入り24回の出走と4選手のなかでは最多。しかしまだ優勝は掴めていませんが、賞金ランキング12位とS級S班射程距離につけています。昨年はケガや落車の多かった1年ですが今年は着々と賞金を積み重ね、カムバックを狙います。また玉野競輪で行われた「瀬戸の王子杯争奪戦(G3)」の決勝では1年以上ぶりの優勝も期待され、今年は笑顔の平原が戻ってくる日も、そう遠くないかもしれません。

新田祐大は1月25〜28日開催されていたいわき金杯争奪戦(G3)で見事優勝。しかしながら2月の岐阜競輪での「読売新聞社杯全日本選抜競輪(G1)」の最終日で先頭誘導員早期追い抜きで失格。この失格であっせんが停止しており、大きな痛手となってしまいました。しかし現在賞金ランキング26位とまだまだ上位を狙える圏内なので、パワーアップした新田の復活を待ちましょう。

守澤太志は今年に入り19回出走していますが、まだ優勝はありません。奈良競輪で行われた「春日賞争覇戦(G3)」では準決勝3位に入り決勝進出まで進みましたが、惜しくも着外…。昨年のケガの影響でまだ調子を取り戻せていないかもしれませんが、一発逆転に期待したいところです。

※賞金ランキング、近況成績は2024年3月18日付です。