和歌山グランプリが開催される和歌山競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
和歌山競輪場は和歌山県和歌山市五筋目(いつすじめ)にある競輪場で1949年12月に開設されました。毎年1月10日前後に開催される「和歌山グランプリ」は「WGP」と略して呼ばれています。周長距離は400mで、大きな特徴がないバンクです。それによって選手の実力が反映されやすく、荒れにくいレース展開になる傾向があります。
和歌山競輪場の特徴は、周長距離は400m。見なし直線は59.9m。
大きな特徴やクセがないバンクなので、選手の実力がそのままレースに反映される傾向にあります。しかし、見なし直線の長さから「差し」が決まるレース展開も多くみられます。
また、2コーナーからバック直線にかけての裏側に紀の川が流れており、その影響で海風が入り込んでくることも。当日の風向きには注視しましょう!
最高上がりタイム:10.6秒 ペルビス
(2014年5月13日)
【データ集計期間】2019年1月〜2024年1月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
19.0% | 32.0% | 48.1% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.5% | 18.5% | 26.2% | 37.0% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
9.7% | 36.4% | 54.1% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14.7% | 18.5% | 27.4% | 39.4% |
2018年12月〜2023年12月のデータを見ると、和歌山競輪場の1着の決まり手は48.1%で「差し」でした。
また、全国平均(26.2%)と比べると「捲り」もやや高い割合となっています。見なし直線距離がやや長く、カント(傾斜)がキツいことから「差し」や「捲り」が決まりやすい傾向にあります。
S級(9車)に絞った1着決まり手をみると、1着の決まり手は54.1%で「差し」が多く、「逃げ」が9.7%まで割合が下がっています。
これらの結果から和歌山競輪で勝負するときには、「逃げ」を得意とする選手を避け、「捲り」や「差し」の追い込み選手を軸に勝負すると良いでしょう。
ほかと比べると、6番車と8番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率も低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 17.1% | 33.8% | 47.6% |
2 | 13.9% | 28.2% | 42.6% |
3 | 13.7% | 27.8% | 42.1% |
4 | 12.9% | 26.5% | 39.6% |
5 | 16.6% | 32.3% | 48.2% |
6 | 3.4% | 8.1% | 16.2% |
7 | 16.6% | 32.2% | 46.4% |
8 | 2.8% | 7.5% | 16.3% |
9 | 17.9% | 30.7% | 43.7% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,199円 |
2枠単 | 2,080円 |
2車複 | 1,445円 |
2車単 | 2,992円 |
ワイド | 587円 |
3連複 | 2,708円 |
3連単 | 17,599円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。