別府競輪G3(オランダ王国友好杯)が行われている別府競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
別府競輪場は大分県別府市にある競輪場で1950年5月16日に開設されました。毎年11月にオランダ王国友好杯が行われており、2024年はナイター開催として行われる予定となっています。別府競輪場のバンクは見なし直線が長く、季節を問わず風の影響を強く受ける特徴があります。
別府競輪場の特徴は400m、見なし直線は59.96m。
平均的な400mバンクと比べると見なし直線が4m近く長く、コーナーには外側に膨らんでしまいやすい「レムニスケート」という曲線を採用しています。そのため番手や3番手の選手が仕掛けやすくなります。また別府競輪場は、別府湾の近くにあるため季節問わず風が吹き荒れます。レース展開に大きく影響するので、当日の風には注意が必要です。
最高上がりタイム:10.5秒 ボス
(2019年9月19日)
【データ集計期間】2018年12月〜2023年12月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
25.1% | 33.1% | 41.1% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
19.1% | 15.3% | 23.2% | 41.5% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
13.8% | 36.8% | 48.1% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.6% | 23.0% | 25.6% | 32.5% |
2018年12月〜2023年12月のデータを見ると、別府競輪場の1着の決まり手は41.1%で「差し」でした。
しかしながら、全国平均の55.4%と比べると「差し」の割合は低い傾向にあります。「捲り」が33.1%(全国平均26.2%)の割合を見ると、カントがキツいことが影響していると考えられます。別府競輪場のバンクは、見なし直線も長いため、最終直線で「捲り」を仕掛けた選手がそのままゴールするという展開が多い傾向にあります。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は48.1%で「差し」が多く、「逃げ」が13.8%まで割合が下がっています。さらに「捲り」は33.1%→36.8%に増えているので、S級戦では追い込み選手による「捲り」が決まりやすい傾向にあります。
S級戦では「捲り」を得意とするに選手に注目して、予想すると勝率が上がる傾向にあります。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 18.6% | 35.4% | 50.7% |
2 | 11.9% | 26.1% | 39.9% |
3 | 22.2% | 41.2% | 55.8% |
4 | 8.5% | 19.7% | 35.2% |
5 | 22.4% | 40.1% | 53.5% |
6 | 4.0% | 9.1% | 18.5% |
7 | 9.4% | 21.7% | 35.7% |
8 | 3.3% | 9.9% | 17.4% |
9 | 12.2% | 24.8% | 36.3% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,118円 |
2枠単 | 2,082円 |
2車複 | 1,351円 |
2車単 | 2,755円 |
ワイド | 552円 |
3連複 | 2,398円 |
3連単 | 14,853円 |
所在地:大分県別府市亀川東町1番36号
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。