中野カップレース(久留米競輪G3)が行われている久留米競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
【データ集計期間】2018年6月〜2023年6月
久留米競輪場の周長距離は400m、見なし直線は50.7mと標準的なバンク。
癖のないバンクで脚質による有利不利は少ないと言われています。仕掛け方によっては格下の先行選手が勝つこともあったり、予想外の番手選手が1着ということもあり、予想が難しいバンクとなりそうです。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 21.8% | 40.4% | 54.5% |
2 | 16.4% | 32.0% | 45.1% |
3 | 14.2% | 27.4% | 40.2% |
4 | 9.9% | 21.2% | 35.5% |
5 | 13.6% | 28.6% | 43.1% |
6 | 3.2% | 8.1% | 16.8% |
7 | 13.6% | 27.1% | 40.5% |
8 | 3.2% | 8.0% | 16.2% |
9 | 14.1% | 28.0% | 41.0% |
2018年6月〜2023年6月のデータを見ると、久留米競輪場の1着の決まり手は43.7%で「差し」でした。
下記の数値を見ると、「捲り」や「差し」が頻出していますが、「逃げ」の22.1%もほかのコースと比べると勝率が高めです。基本的に脚力による有利不利はありませんが、久留米競輪場は軽めの走路のため、スピードのある選手が有利となりやすいでしょう。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、49.0%で「差し」でした。全国平均と比べると「捲り」の割合が高くなっていることから、S級戦では「捲り」がかなり有利と言えそうです。特にコースを熟知している地元選手の「捲り」には要注意です。
ほかのコースより「逃げ」の決まり手が決まりやすいバンクなので、穴狙いにはおすすめです!
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.1% | 33.6% | 43.7% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16.9% | 17.5% | 24.0% | 40.9% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
13.7% | 37.8% | 49.0% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16.6% | 22.7% | 24.9% | 35.9% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,058円 |
2枠単 | 2,025円 |
2車複 | 1,503円 |
2車単 | 3,058円 |
ワイド | 625円 |
3連複 | 3,150円 |
3連単 | 19,241円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。