施設整備等協賛京都向日町カップ(向日町競輪G3)が行われている向日町競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
【データ集計期間】2018年6月〜2023年6月
向日町競輪場の周長距離は400m 、見なし直線は47.3m。
やや見なし直線が短めで、すり鉢状のバンク。基本的には「先行有利」で、特に「逃げ有利」なのが特徴的で、全場で比べても1着の決まり手が「逃げ」の傾向が高いとバンクです。
また「マッコーネル緩和曲線」というハンドルをあまり切らずに回れるようなコーナー設計です。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 23.0% | 42.2% | 55.2% |
2 | 17.0% | 32.5% | 46.0% |
3 | 11.5% | 25.3% | 38.8% |
4 | 10.6% | 22.3% | 36.5% |
5 | 14.9% | 30.6% | 44.8% |
6 | 4.8% | 9.8% | 19.0% |
7 | 12.3% | 25.2% | 39.8% |
8 | 3.2% | 8.4% | 16.8% |
9 | 14.2% | 27.8% | 43.0% |
2018年6月〜2023年6月のデータを見ると、向日町競輪場の最も有利な決まり手は45.2%で「差し」でした。
見なし直線距離が短いので「逃げ」の割合がやや高めですが、22.7%しかないので「逃げ」を得意をする選手で勝負しない方が良さそうです。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、48.8%で「差し」がさらに高くなっていました。一方で「捲り」が全国平均より高い38.7%なので、S級戦では捲りが有利と言えるしょう。コースを熟知している地元選手は特に有利なので、地元選手で「捲り」が得意選手には注意しておきましょう。
また2着の決まり手を見ると先行選手を「マーク」していた選手がそのままゴールすることが多く、次に「差し」の割合が高くなっています。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.7% | 31.1% | 45.2% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
12.5% | 38.7% | 48.8% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.1% | 15.8% | 26.0% | 39.2% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.7% | 17.4% | 26.5% | 38.1% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,154円 |
2枠単 | 2,282円 |
2車複 | 1,558円 |
2車単 | 3,161円 |
ワイド | 621円 |
3連複 | 2,934円 |
3連単 | 19,058円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。