四日市競輪G3(BNR大阪・関西万博協賛)が行われている四日市競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
四日市競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は62.4m。
直線が長く、捲り、追い込みが比較的有利となっています。また海に近いバンクなので風の影響を受けやすく、バックで夏は追い風、冬は向かい風になりやすい傾向にあります。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 20.5% | 38.3% | 51.5% |
2 | 15.1% | 30.1% | 43.5% |
3 | 13.6% | 27.4% | 41.9% |
4 | 11.3% | 24.1% | 37.1% |
5 | 14.2% | 28.7% | 43.9% |
6 | 3.4% | 9.0% | 17.5% |
7 | 14.9% | 28.9% | 42.6% |
8 | 4.8% | 8.5% | 16.7% |
9 | 14.5% | 28.2% | 42.8% |
2018年3月〜2023年3月のデータを見ると、四日市競輪場の1着の決まり手は46.7%で「差し」でした。
四日市競輪場のバンクは、見なし直線が長いことから後方から仕掛ける選手が有利になります。「差し」の次は32.0%で「捲り」という結果から見ても、8割が追い込みの脚質が勝っていることがわかります。またカントの傾斜がキツい競輪場なので、加速しやすく、後方から仕掛ける選手向きと言えるでしょう。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみても、55.8%で「差し」の割合が高くなる一方で「逃げ」の割合は大幅にダウンしています。データ上では圧倒的に追い込み選手が有利で先行逃げ切りは決まりにくいと言えるでしょう。
そして注意したいのが、風です。
四日市競輪場は海に近いバンクなので、夏場はバック追い風、冬場はバック向かい風が吹きやすいです。したがって、バック追い風では、先行ラインの逃げや差しが決まりやすく、バック向かい風では、捲りラインの捲りや差しが決まりやすい傾向でしょう。当日は風向きや強さなどもしっかり考慮して予想するといいでしょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
21.2% | 32.0% | 46.7% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
11.5% | 33.1% | 55.8% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.5% | 16.6% | 27.8% | 36.7% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14.9% | 19.9% | 33.8% | 31.2% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,071円 |
2枠単 | 2,128円 |
2車複 | 1,547円 |
2車単 | 3,064円 |
ワイド | 623円 |
3連複 | 2,936円 |
3連単 | 17,662円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。