金亀杯争覇戦2024が開催される松山競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
松山競輪場は愛媛県松山市にある競輪場で1949年12月16日に開設されました。周長距離は400mで戦法的な有利不利はありません。しかし高速バンクで好タイムも出やすいため自力選手には有利な傾向にあります。
松山競輪場の周長距離は400m、見なし直線は58.6mの典型的なバンク
カント(傾斜)がややキツく、直線も長いため、立川競輪場と似ていると言われています。脚質的には有利・不利はあまりないですが、高速バンクでタイムもかなり出るため、回転型の自力選手には有利な傾向があります。また川沿いの上にバック側に建物がなく、走路に風が入り込みやすいので風の影響を受けやすくなっています。
最高上がりタイム:10.5秒 ペルビス
(2013年5月15日)
【データ集計期間】2019年12月〜2024年12月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
22.5% | 31.5% | 46.2% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17.9% | 15.1% | 25.0% | 41.9% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
12.6% | 34.6% | 52.8% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14.8% | 21.5% | 25.1% | 38.8% |
2019年12月〜2024年12月のデータを見ると、松山競輪場の1着の決まり手は46.2%で「差し」でした。
全国平均と比べると「捲り」も31.5%と(全国平均26.2%)が高い傾向にあります。カント(傾斜)がキツいことから、番手選手が加速しやすくなるため、「捲り」が高いと考えられます。また「差し」が1番多いですが、比較的バランスよく出るどの決まり手も出やすいと言えるでしょう。選手の実力で買い目をを決めると良いでしょう。
S級(9車)に絞った1着決まり手をみると、1着の決まり手は52.8%で「差し」が多く、「逃げ」が12.6%まで下がっています。S級戦ではカントがキツいうえに直線も長いバンクの特徴から先行選手にとっては不利な状況が生まれやすそうです。
これらの結果から松山競輪で勝負するときには、「捲り」か「差し」で展開を予想すると勝率が上がる可能性が高まるでしょう。
過去のデータを見ると、6番車と8番車の勝率が低いことがわかります。また3連対率も低いので、この点を参考にして予想を組み立てるといいでしょう。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 32.5% | 50.9% | 65.7% |
2 | 17.1% | 36.3% | 51.8% |
3 | 13.5% | 27.9% | 43.1% |
4 | 11.0% | 24.9% | 40.6% |
5 | 11.4% | 25.0% | 40.5% |
6 | 3.7% | 9.4% | 18.3% |
7 | 9.7% | 22.4% | 35.0% |
8 | 2.4% | 7.1% | 14.7% |
9 | 12.0% | 26.9% | 37.5% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 922円 |
2枠単 | 1,822円 |
2車複 | 1,285円 |
2車単 | 2,545円 |
ワイド | 529円 |
3連複 | 2,188円 |
3連単 | 13,035円 |
所在地:愛媛県松山市市坪西町796番地6
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。