大垣競輪G3(水都大垣杯)が行われている大垣競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
大垣競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は56m。
風の影響をかなり受けやすいバンクです。バック側からの向い風の日は捲りで決まることが多く、バック追い風なら先行したラインが有利なレース展開になることが多い傾向あります。また風がない日はカマシ先行でそのまま逃げ切る展開も見られます。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 25.5% | 44.9% | 58.9% |
2 | 15.4% | 32.6% | 47.2% |
3 | 13.8% | 27.8% | 43.0% |
4 | 11.7% | 24.5% | 39.4% |
5 | 14.7% | 29.3% | 43.0% |
6 | 3.4% | 9.1% | 18.7% |
7 | 10.9% | 22.1% | 34.9% |
8 | 3.9% | 9.6% | 17.2% |
9 | 13.7% | 27.8% | 40.1% |
2018年3月〜2023年3月のデータを見ると、大垣競輪場の1着の決まり手は42%で「差し」でした。
全国平均の決まり手と比べて、「逃げ」と「捲り」の割合は高くなっていますが、「差し」の割合は低くなっています。この要因としては、大垣バンクはホーム幅員が少し狭いことも影響している可能性があります。
S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は48%とさらに高い割合で「差し」でした。一方で「逃げ」が10%も減少していることから、S級戦では「逃げ」の選手を買い目に組むのは避けたおいた方が良さそうです。
また、大垣競輪場で一番注意した方がよいのは「風」です。近くにある伊吹山から強風が吹いてくるので、その風の向きによっては、「逃げ」や「捲り」ラインが有利になることがあります。当日の天候や風向きには十分気をつけましょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
26% | 31% | 42% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
16% | 36% | 48% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18% | 16% | 25% | 41% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
14% | 19% | 29% | 38% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,128円 |
2枠単 | 2,166円 |
2車複 | 1,444円 |
2車単 | 2,978円 |
ワイド | 588円 |
3連複 | 2,855円 |
3連単 | 17,221円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。