広島競輪G3(ひろしまピースカップ)が行われている広島競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
広島競輪場の特徴は周長距離は400m、見なし直線は57.9m。
見なし直線はやや長いですが、クセのないバンクだと言われており、脚質によって有利不利は少ないバンクとなっています。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 28.7% | 48.9% | 62.2% |
2 | 10.4% | 23.3% | 37.6% |
3 | 11.3% | 23.6% | 38.9% |
4 | 7.3% | 16.7% | 30.2% |
5 | 24.3% | 46.1% | 60.2% |
6 | 3.1% | 7.8% | 16.3% |
7 | 9.2% | 21.5% | 36.1% |
8 | 3.0% | 8.3% | 16.0% |
9 | 15.6% | 30.7% | 42.9% |
データを見ると、広島競輪場の1着の決まり手は47%%と「差し」でした。
「逃げ」の割合が18%と若干低い傾向にありますが、全国平均と比較すると極端に低いわけではないので、どんな脚質でも有利不利がなく勝てるバンクと言えそうです。しかし脚力のない先行選手が逃げっ切って勝つというのは難しいバンクでしょう。また広島競輪場は見なし直線距離がやや長いので、番手選手が加速できるため「差し」が多いと予測できます。
また、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は55%と「差し」が半数以上を占めています。一方で「逃げ」が9%減少しています。このデータを見ると、S級戦以上だと見なし直線の距離を活かしたレース展開となるため、「逃げ」は難しく「差し」や「捲り」での決着がメインとなるでしょう。
広島競輪場では「逃げ」を得意とする選手での勝負は避けておいた方が良いでしょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
18% | 35% | 47% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
9% | 37% | 55% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
17% | 15% | 28% | 40% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
13% | 21% | 34% | 32% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,105円 |
2枠単 | 2,165円 |
2車複 | 1,554円 |
2車単 | 3,172円 |
ワイド | 605円 |
3連複 | 2,968円 |
3連単 | 18,265円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。