毎年12月30日に開催される「KEIRINグランプリ」。このレースを走れるのは1年間かけて選出された競輪選手トップ9です。優勝者には1億円以上の賞金が授与され、グランプリチャンピオンとして翌年1年間は「必ず1番車」になる特権を手にすることができます。その年の王者として輝く競輪界では最高峰の名誉です。今回はこの競輪グランプリを多く優勝した黄金期を紹介します。
KEIRINグランプリとは、毎年12月30日に実施される、優勝賞金1億円をかけた一発勝負のビッグレース。年間6開催のGIレース優勝者および賞金ランキング上位者、9名名に出場資格が与えられ、その年の“真の競輪王者決定戦”となるレースです。
日本競輪選手養成所を何期生として卒業したかの卒業期のことを「◯期」と表します。
多くは地区でラインを組むことがありますが、ごく稀に同期の選手同士でラインを組むこともあります。
優勝回数で分類すると1〜4位に順位となり、圧倒的に多いのが1回優勝の4位となりました。
ランキングは以下のとおりです。
順位 | 期 | 優勝 回数 |
---|---|---|
4 | 35期 | 1回 |
4 | 55期 | 1回 |
4 | 57期 | 1回 |
4 | 59期 | 1回 |
4 | 64期 | 1回 |
4 | 66期 | 1回 |
4 | 77期 | 1回 |
4 | 78期 | 1回 |
4 | 81期 | 1回 |
4 | 87期 | 1回 |
4 | 88期 | 1回 |
4 | 100期 | 1回 |
4 | 101期 | 1回 |
順位 | 期 | 優勝 回数 |
---|---|---|
3 | 43期 | 2回 |
3 | 62期 | 2回 |
3 | 65期 | 2回 |
3 | 73期 | 2回 |
3 | 90期 | 2回 |
第3位となった2回はすべて同じ選手が優勝していました。
43期は滝澤正光さんが1987年と1993年に優勝。62期は山口幸二さんが1998年と2011年に優勝、65期は吉岡稔真さんが1992年と1995年に優勝。そして73期は村上義弘さんが2012年と2016年に優勝。最後の90期は浅井康太が2015年と2017年に優勝していました。
順位 | 期 | 優勝 回数 |
---|---|---|
2 | 41期 | 3回 |
2 | 61期 | 3回 |
2 | 86期 | 3回 |
第2位となった優勝回数3回は、41期と61期は同選手でしたが、86期はすべて別の選手の優勝となりました。
41期は井上茂徳さんが1986年、1988年、1994年にすべて立川競輪で優勝。61期は山田裕仁さんが1997年(立川)、2002年(立川)、2003年(京王閣)に優勝しました。
そして86期は、2008年平塚競輪で井上昌己、2009年京王閣競輪で海老根恵太、2010年立川競輪で村上博幸が優勝していました。
順位 | 期 | 優勝 回数 |
---|---|---|
1 | 75期 | 4回 |
見事優勝回数4回に輝いた黄金期は75期でした。
1999年立川競輪で当時24歳の太田真一が優勝、2021年平塚競輪で当時25歳で伏見俊昭、そして2007年立川競輪で当時31歳で再び伏見俊昭が優勝。最後に2013年に立川競輪で当時38歳で金子貴志が優勝していました。
逸材揃いの75期の選手は3名とも現在も現役で活躍しています。
選手名 | 期別 |
---|---|
古性優作 | 100 |
脇本雄太 | 94 |
新田祐大 | 90 |
新山響平 | 107 |
松浦悠士 | 98 |
郡司浩平 | 99 |
守澤太志 | 96 |
佐藤慎太郎 | 78 |
平原康多 | 87 |
今年のKEIRINグランプリ2022の出場選手を期別で見てみると…
過去に1回優勝した期は、78期の佐藤慎太郎、87期の平原康多。
78期の過去の優勝は2019年立川競輪で佐藤慎太郎。2度目の優勝となるのか。そして87期は2020年平塚競輪の和田健太郎でした。
そして2022年のKEIRINグランプリ出場選手の中の黄金期は、過去に2回優勝した90期の新田祐大。
新田は90期の優勝回数を3回にできるのでしょうか!?
KEIRINグランプリ2022 特集の出走表・オッズ・選手データ・掲示板・結果払戻・速報やニュース・コラムなどがご覧いただけます。