京王閣競輪G3(京王閣記念ゴールドカップレース)が行われる京王閣競輪場の決まり手のデータ傾向を紹介します。
競輪には選手がどのような戦略で1着、2着に入ったのかを意味する『決まり手』という言葉があります。この決まり手は予想する際に出走表で確認することができ、選手の決まり手や競輪場(バンク)の決まり手の傾向を見て、競輪予想の参考にしてください。
京王閣競輪場の特徴は、周長距離は400m、見なし直線は51.5mのクセのないバンクです。
コーナーにクセが無く走りやすいが、道路を挟み河川敷があるため、風向きの変化が生じやすい特徴があります。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 19.0% | 35.1% | 49.3% |
2 | 15.7% | 30.1% | 44.4% |
3 | 13.8% | 27.3% | 40.6% |
4 | 9.7% | 22.0% | 35.4% |
5 | 14.9% | 31.2% | 46.1% |
6 | 3.5% | 8.6% | 16.0% |
7 | 15.9% | 30.4% | 44.6% |
8 | 15.9% | 30.4% | 44.6% |
9 | 14.7% | 27.2% | 38.4% |
データを見ると、京王閣競輪場の1着の決まり手は47%で圧倒的に「差し」でした。
比較的競輪では「差し」の決着が多いと言われていますが、クセがなくあまり特徴がないバンクということもあり、セオリー通りの決まり手になっています。また捲りも32%と高い数値となっており、逃げも20%以上と決まり手に有利不利があまりなさそうです。
一方、S級(9車)に絞った決まり手を見てみると、1着の決まり手は52%と「差し」の数値がさらに高くなっています。また「逃げ」の数値が13%と極端に低くなっていることからS級戦では逃げを得意とする選手は避けて予想した方が良さそうです。
そして気をつけておきたいのが「風」です。ホーム側に新しいメインスタンドが建ってから、1角付近が向かい風で2コーナーまで重くなる傾向があります。多摩川から吹き込む風がレースに大きく影響を与える可能性があるので、当日の風向きには注意しておきましょう。
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
21% | 32% | 47% |
【S級(9車)に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
13% | 36% | 52% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
16% | 16% | 29% | 38% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
12% | 19% | 36% | 33% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,200円 |
2枠単 | 2,226円 |
2車複 | 1,678円 |
2車単 | 3,391円 |
ワイド | 668円 |
3連複 | 3,417円 |
3連単 | 21,321円 |
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。