高松宮記念杯競輪2025が開催される岸和田競輪場の決まり手傾向や特徴、バンクデータを紹介します。
岸和田競輪場は、1951年2月16日に開設された大阪府岸和田市にある競輪場です。大津びわこ競輪場が廃止・閉鎖となってからは積極的に高松宮記念杯競輪を誘致しています。400mバンクを使用しており、クセがない走りやすいバンクです。特にクセのない標準的なバンクなので、脚質による有利不利は少ないと言われています。
岸和田競輪場の特徴は、周長距離は400メートル。見なし直線は56.7m。癖のない走りやすいバンクといわれており直線も比較的長いため、脚質による有利不利は少ないとされています。海岸に近い位置にあるので、1センター側から海風が吹く影響があり。天候が悪化してくると海風ではなく山風に変わる傾向があります。
【データ集計期間】2020年6月〜2025年6月
【1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
23.1% | 31.0% | 45.5% |
【2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
20.1% | 16.0% | 23.5% | 40.0% |
【S級(9車)×G1に絞った1着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
9.7% | 39.8% | 50.0% |
【S級(9車)に絞った2着決まり手】
逃げ | 捲り | 差し | マーク |
---|---|---|---|
18.4% | 15.5% | 30.6% | 35.4% |
岸和田競輪場の決まり手データを見ると、2020年6月〜2025年6月の1着決まり手は「差し」が45.5%で最多となっており、前年(2019年6月〜2024年6月)の45.6%とほぼ横ばいでした。依然として、番手からの差しが決まりやすいバンク特性が現れています。
岸和田バンクは見なし直線が56.7mとやや長く、カント(傾斜)も緩め。この構造により、逃げたラインの番手選手が差し切る展開が多くなる傾向にあります。加えて風の影響も重要で、西側にある大阪湾からの浜風は1センター側から2センター側へ吹き、バックが追い風、ホームが向かい風という風向きになります。そのため、2コーナーから仕掛ける捲りは風に乗りやすく有利となり、3コーナーからの仕掛けは風に押し戻されやすく先行有利になりがちです。
今年のデータでは、「逃げ」が22.3%→23.1%(+0.8pt)とわずかに上昇、「捲り」は31.4%→31.0%(-0.4pt)と微減し、全体的には大きな変化は見られませんでした。
一方で、S級(9車立て)×G1に絞った1着決まり手では、「差し」が53.6%→50.0%(-3.6pt)とやや減少。代わって「捲り」が37.6%→39.8%(+2.2pt)と上昇し、積極的に仕掛けるラインがより有効になっていることが見てとれます。「逃げ」は8.2%→9.7%(+1.5pt)と微増したものの、依然として低い水準です。
2着決まり手では、全体データでの「マーク」が39.5%→40.0%(+0.5pt)とわずかに上昇、S級に限っても34.5%→35.4%(+0.9pt)と増加しており、好位置を取った選手の粘りや直線勝負での強さが引き続き重要であることがうかがえます。
車番 | 勝率 | 連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|
1 | 23.8% | 40.7% | 54.9% |
2 | 16.7% | 33.8% | 49.4% |
3 | 13.3% | 28.4% | 44.1% |
4 | 14.0% | 29.5% | 44.5% |
5 | 13.3% | 27.9% | 42.6% |
6 | 3.9% | 9.6% | 19.0% |
7 | 13.3% | 26.4% | 39.7% |
8 | 5.5% | 10.6% | 22.5% |
9 | 11.9% | 26.7% | 37.7% |
券種 | 平均配当 |
---|---|
2枠複 | 1,148円 |
2枠単 | 2,060円 |
2車複 | 1,319円 |
2車単 | 2,686円 |
ワイド | 561円 |
3連複 | 2,461円 |
3連単 | 15,059円 |
所在地:大阪府岸和田市春木若松町22‐38
電話 :0724-22-4846
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公営ギャンブルだけでなく、相撲などでも耳にする「決まり手」。競輪には競輪独自の「決まり手」の意味があります。
競輪の決まり手には以下の4つがあります。
・逃げ
・差し(追い込み)
・捲り
・マーク
出走表に記載されている決まり手は「残り1周からどのような戦略(仕掛け)をしたか」を見ることができます。
競輪場によっては空気抵抗や風圧、コースの特徴などが違うので、選手はどこで勝負に出るか、どう仕掛けるかなどを考えてレースに臨んでいます。
基本的には、直近4カ月のレースで2着以内に入ったレースでの決まり手が記載されています。
レースの着順を予想するために「決まり手」はとても重要な材料になります。