2025/11/16(日) 18:10
2025年11月16日 川口オート
G2オートレースメモリアル(最終日)
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11月12日から川口オートにおいて5日間の日程で開催された「G2オートレースメモリアル」。
各場1位の選手をはじめ、豪華なメンバーが集結したシリーズは、連日の良走路さらに下がった走路温度も手伝って、初日からスピードバトルが繰り広げられた。
初日のメモリアル選抜予選は黒川京介が3・332の好タイムで制し、直前の日本選手権で2回目のSG制覇をした佐藤励が青山周平や鈴木圭一郎をかわして2着。地元川口の新鋭が勢いを見せつけるかに思われたが、黒川は準決勝戦で3着敗退、佐藤励はフライングで失権により優出を逃した。
一方、「2強」の青山周平、鈴木圭一郎は2日目以降、ともに3連勝での優出で力を示した。また地元からは永井大介、佐藤摩弥の2名が優出。さらに、佐藤励のFにより3着入線だった祐定響は繰り上がりでグレードレース初優出を決めた。
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【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 良走路(走路温度20度)
1/祐定 響(山陽36期)0m 3.35
2/辻 大樹(飯塚28期)10m 再3.35
3/永井 大介(川口25期)10m 3.31
4/佐藤 摩弥(川口31期)10m 3.31
5/佐藤 貴也(浜松29期)10m 3.31
6/篠原 睦(飯塚26期)10m 3.29
7/鈴木圭一郎(浜松32期)10m 3.30
8/青山 周平(伊勢崎31期)10m 3.28
※右数字はハンデ、試走タイム
最終日も第1レースから晴れの良走路のコンディション。最終12レースは試走タイム3.28で青山が一番時計、3.29で篠原、3.30で鈴木が続いた。試走トップの青山が1番人気で、佐藤、篠原、鈴木、永井らが対抗人気に推されていた。
大観衆が固唾をのんで決戦の瞬間を見つめる中、優勝戦がスタート。0mから祐定がハイペースで逃げる中、5周回目に2番手に上がった永井が、6周回目に祐定をとらえて先頭に立つ。青山が猛追するが、永井が振り切って優勝。G2は22年飯塚のオーバールチャンピオンカップ以来となる通算15回目の優勝、グレードレースも23年川口のG1開設記念グランプリレース以来の優勝を決め、詰めかけたファンから表彰式の最後まで大きな声援が送られていた。
◆レース展開
スタートから単独0mの祐定が逃げ、10mは佐藤摩が飛び出して2番手、3番手に永井が続く。大外の青山は8番手スタートだったが、2周回目に3車をかわして一気に5番手までポジションを上げる。祐定が逃げて、佐藤も2番手から機を狙うが仕掛け切れない。永井は5周回目に佐藤をとらえて2番手に上がると、青山も3番手まで上がってくる。6周回目に永井は祐定をかわして先頭に立つと、青山も続いて2番手に上がり、永井を追う。両者のマッチレースとなるが、永井が青山を振り切って優勝のチェッカー。2着に青山、最終周回で篠原が祐定をかわして3着に入線した。
【G2オートレースメモリアル・優勝戦】
2連単3-8 900円(4番人気)
3連単3-8-6 2,810円(10番人気)
優勝/永井大介(川口25期)
競走車名:ビンテージ
ランク:S18
競走タイム:3.372
今節成績:1着・4着・1着・1着・1着
次走出場予定:飯塚G1(11月20日〜24日)
優勝したときに、1番人気ではなかったのですが、ファンの方が声援をくれたので、すごく嬉しかったです。
スタートが浮き気味が続いていたので、思い切って昨日、クラッチの部品をほとんど変えたら、けっこう良くなって、朝もいい感じで(スタートが)切れたので、絶対に(佐藤)摩弥より切ってやろうと思っていたのですが、やっぱり行かれてしまいましたね。
(試走の感触は)キャブと電気をやったが、重くて。調整失敗したかなと思いましたが、(タイムは)31が出ていたので、何よりスタートに集中していきました。
タイヤが流れてきて、コースを外して、祐定君には迷惑をかけて、申し訳ないと思います。(先頭に立ち)ビジョンで青山(周平)が来ているのも分かっていたので、うわーっと。明らかににエンジンが負けていたので抜かれるかなと思いましたが、何とか久々に閉めました。
全然、優勝戦で戦える状態ではなったのですが、お金かけてパーツを換えたのが、功を奏しました。まだまだ若い子に負けないように、部品かけて頑張りたいと思います。 状態がいいと戦えるんだなと、少し自信になりました。
年末の大一番(スーパースター王座決定戦トライアル戦)には行けなかったのですが、また王座決定戦に行けるように精進していくので、応援よろしくお願いします。
(P-Navi編集部)