【松阪競輪G3】新山響平が通算6回目のG3優勝!「もうひと追い込みして、寛仁親王牌に臨みたい」

2025/10/13(月) 18:35

2025年10月13日 松阪競輪
開設75周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」G3(最終日)

10月10日から4日間の日程で、松阪競輪で行われてきた開設75周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」G3が最終日を迎えた。台風23号の影響が心配された開催は、初日から降雨の開催となったが、最終日には秋の空のもと、決戦の舞台を整えた。シリーズは古性優作や郡司浩平、新山響平のS級S班が躍動。番手戦に自力と危なげない走りで力を示しシリーズの中心を担った。古性は2日目から連勝、万全でない中でも存在感を示した。一方の郡司は、連日展開に応じた早めの巻き返しで優位に立ち他を封じた。新山は、自力ではもちろんのこと番手戦でも力を発揮し北日本地区を盛り立てた。また、地元地区からは唯一浅井康太が決勝進出して意地を見せた。 北日本4車が連携して注目を集めた決勝は、郡司の仕掛けを赤板で突っ張った酒井雄多の番手から、最終2コーナーで踏み出した新山がそのまま押し切り優勝のゴール。昨年11月の四日市以来、通算6回目のG3優勝を手にし、寛仁親王牌に弾みをつけた。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/渡部幸訓(S1・福島89期)
4/園田匠(S1・福岡87期)
5/郡司浩平(SS・神奈川99期)
6/佐藤一伸(S1・福島94期)
7/新山響平(SS・青森107期)
8/酒井雄多(S2・福島109期)
9/武藤龍生(S1・埼玉98期)

【レース展開】

赤板。5・郡司を8・酒井が突っ張る
赤板2コーナー。8・酒井が突っ張り、北日本ラインが主導権取り
最終HS。8・酒井が先行で1・古性は5番手
最終2コーナー。7・新山が番手から捲り
ゴール

誘導以下、8酒井-7新山-6佐藤-3渡部、1古性-4園田、5郡司-9武藤、2浅井で周回。まず郡司が上昇開始して赤板で抑えに行くと、酒井は突っ張ってペースを上げて北日本ラインが主導権取り。隊列は初手同様に戻りレースは一本棒の展開へ。最終2コーナーから酒井の番手から新山が捲りで抜け出すと、後続を封じて優勝のゴール。北4番手を固めた渡部が伸びて2着、3番手の佐藤が3着に入り、北日本ラインが上位独占となった。

【最終日12R=松阪競輪G3決勝】
2車単7-3 1,830円(9番人気)
3連単7-3-6 4,320円(10番人気)
決まり手:捲り-差し

優勝/新山響平(SS・青森107期)
今回戦績:特5・二1・準1・決1
次走出場予定:寛仁親王牌(前橋/10月23日〜26日)

酒井君、強かったですね。並びは、若手だから前をまわるなど考えていないです。レースでは、酒井君は昨日から気持ちが伝わってきたので、何としてもものにしなければいけないと思いました。初手は(渡部)幸訓さんがとってくれたのはありがたかったです。(赤板で)郡司(浩平)さんがすごく上手かったのですが、ギリギリのところでバックを踏んだ。あのまま踏み切られていたらマズいと思い、引く準備をしましたが、酒井君が突っ張り切ってくれました。慌ててついたので、後ろが反応できなかったかなと、申し訳ないです。自分が先行していても(後ろから)仕掛けてこないだろうというペースでだったので、あまり後ろを見ずに行きました。ラインで決めるには、捲りに来てからでは絡まれて危ないと思ったので、来てないと思ったし、酒井君もたれ始めたので、少し早めでしたが迷わず行かせてもらいました。優勝は、ラインのおかげですね。また、先行でやっていきますが、ダッシュもあり踏み直しが強烈だったので、その中で仕事してピタリと付いていける追走技術もつけていきたいですね。今開催、かなり疲れがある中でまずまずの走りができたと思うので、もうひと追い込みして、寛仁親王牌に臨みたいと思います。

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◆松阪G3(最終日)注目選手ピックアップ◆

【最終日8R=S級特選】
「不本意なレースが続き」
1着/松本貴治(S1・愛媛111期)

今日は、どこか自分のタイミングで行こうと思っていました。(最終HS過ぎは)隊列が短くなったので、行こうと思いました。感じは悪くないのですが。(4走して)初日、2日、3日目とラインの前でも後ろでも良くないレースばかりでした。しっかり考えていかないとと思いました。(次走の寛仁親王牌は)前橋は嫌いじゃないので、集中して走りたいです。

(P-Navi編集部)

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