2025/09/06(土) 22:45
2025年9月6日 伊勢崎オート
さわやか杯
G1第32回ムーンライトチャンピオンカップ(4日目)
※ナイター開催
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【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
滝下隼平がフライング。2回目のスタートは、2・伊藤正真が0mの1・浅倉樹良を盾居て先頭。2番手に4・三浦康平、さらに6・長田稚也、8・佐藤励が続く。逃げる伊藤に三浦が差を詰めていき、3周回1コーナーで仕掛けるも両者が接触。前2車が外に膨らみ、そこを佐藤、長田が抜け出していく。そのまま佐藤が押し切り1着。2着に長田。三浦が3着入線も反則妨害により、5・早川清太郎が繰り上がりで3着。
1着/佐藤励(川口35期)
競走タイム:3. 402
競走車名:シロウWV・S
ランク:S11
今節の成績:1着・1着・2着・1着
G1優勝:1回(23年山陽:スピード王決定戦)
準決勝戦は道中に前がもつれて活路がひらけた。これで今節3勝目、オール連対での優出となった。なお、キューポラ杯4日目から19レース連続で確定板入り。直前の伊勢崎アフター5を完全優勝しており、エンジンを仕上げて連続優勝なるか。
※公開インタビューより
(試走は) 手応えが今節の中で一番ありました。(スタートは)1回目失敗で、2回目の方が良かった。(エンジンは)あまり良くない、かなり一杯で、展開が向いただけ。(明日に向けて)考えていますが、バラして点検します。タイヤは今日のもの。しっかり整備して、グランプリで悔しい思いしたので、払拭できるように頑張ります。
2着/長田稚也(飯塚34期)
競走タイム:3. 405
競走車名:ロシナンテ
ランク:S28
今節の成績:1着・2着・3着・2着
G1優勝:1回(23年飯塚:ダイヤモンドレース)
近況のグレードレースは準決勝戦が壁になっていたが、G1に限れば昨年8月の飯塚以来の優出(それ以降にSG優出あり)。今開催は初日に勝利して、通算200勝にリーチ中。優勝戦は2枠の好枠を得て、自身2回目のG1優勝を節目勝利達成とともに飾れるか。
※公開インタビューより
試走は今節ちょっと跳ねが気になったが、今日が一番良かった。スタートも2回とも切れた。ちょっと一杯で必死に追っている感じで、もう少し上積みほしい。ちょっとまだゆっくり考えたい。タイヤも考えたい。優勝できるように精いっぱい頑張ります。
◆9レース結果
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
スタートは単独0mの1・竹内正浩が残すが、3・丹村飛竜が2番手に付ける。7・荒尾聡が3番手、8・鈴木圭一郎は6番手からレースを進める。2周回3コーナーで丹村が竹内のインに入ると、そこの続いた荒尾が、丹村もとらえて一気に先頭に躍り出る。鈴木は4周回目に5・永井大介を捲り、竹内をかわして4番手まで浮上。抜け出した荒尾がリードを広げていき、1着ゴール。鈴木は5周回目に2・内山高秀をとらえて3番手、最終周回で丹村をとらえて2着に入線した。
1着/荒尾聡(飯塚27期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム:3. 421
競走車名:デフジャムAK
ランク:S5
今節の成績:4着・4着・1着・1着
G1優勝:12回(23年山陽:プレミアムカップ)
準決勝戦は鋭い速攻で、3日目の湿走路から連勝。エンジン状態も「すごく良かった」と高評価。優勝戦は10mオープンの4枠から。ひときわ大きい声援も後押ししており、相性の良い伊勢崎で、プレミアムカップ以来となる約2年ぶりのG1優勝をつかみ取るか。
※公開インタビューより
伊勢崎最高ですね。行く前からエンジンかけたらすごく良かったので、自信を持っていけました。僕も悪くなかったが、皆早かったし、いいところに潜り込めたのでよかった。エンジン状態もすごく良かったと思います。(明日に向けて)少しだけですね。思うところをやっていきます。タイヤは今日のもので。準地元の応援のおかげで頑張れましたので、明日も一生懸命、応援してください。
2着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3. 431
競走車名:カルマ3K
ランク:S2
今節の成績:3着・2着・2着・2着
G1優勝:21回(25年浜松:ゴールデンレース)
準決勝戦は厳しい流れだったが、着実に捌いて最終周回で優出圏内を確保した。今開催はオール確定板入りはしているものの、意外にも未勝利での勝ち上がり。伊勢崎は先日のSGグランプリで涙のグランドスラム達成が記憶に新しいところ。10mオープンの大外は楽な位置ではないが、SGに続く伊勢崎でのグレードVなるか。優勝ならムーンライトは9年ぶり2回目となる。
※公開インタビューより
4日間の中では一番良かったと思います。スタートは自分なりには切れたと思いますが、いいところにいけなかったです。(道中は)一杯いっぱい。クランク換えてみようか迷い中。タイヤは今日のものも候補で他も当ててみる。諦めることなく手を動かして優勝を目指して頑張ります。
◆10レース結果
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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mオープン戦。スタートは6・佐藤貴也が飛び出し、2番手に8・黒川京介、3番手に7・金子大輔で外枠勢が前団を早くも形成。金子は黒川、佐藤をとらえて2周回目に先頭に立ち、黒川も佐藤を捲って2番手に上がる。金子と黒川が抜け出し、両者のマッチレースで周回を重ねる。金子も黒川の攻めを抑えるが、最終回3コーナーで黒川が捲りでとらえて1着ゴール。2着に金子。3着は別府敬剛が入線した。
1着/黒川京介(川口33期)
競走タイム:3. 428
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
今節の成績:3着・2着・1着・1着
G1優勝:2回(25年川口:キューポラ杯)
前節の飯塚G1ダイヤモンドレースは準決勝戦4着で優出を逃したが、今回は金子大輔とのマッチレースを制して1着で優出切符を手にした。今年ここまでグレードレースは6回優勝。先月のSGグランプリでは準優勝だっただけに、今度こそ伊勢崎では初のグレードVを奪取なるか。
※公開インタビューより
(試走は)突っ込みでかなり滑らせてしまって、タイヤが厳しいと思いましたが、直線の感じは良かったです。フライング持ちでどうしようか直前まで考えていましたが、行かないと何もないと思い、いいスタートが切れました。滑ってコーナーが離れてしまう。とにかく(金子に)くっついてチャンスがあればと。直線はよく行ってくれたので、その分で決まったかなと思います。エンジンは特に大丈夫、ダイヤだけ考えていく。優勝できるように頑張ります。
2着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム:3. 434
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S8
今節の成績:1着・1着・2着・2着
G1優勝:6回(25年山陽:スピード王決定戦)
良・湿・斑そしてまた良と日替わりの走路状況でもオール連対の安定ある走りで優勝戦にしっかりと駒を進めてきた。優勝戦は5枠から、伊勢崎では13年ぶりとなるグレードレース優勝を目指す。
※公開インタビューより
整備を逆にやってしまったぽくて、正直まずいなと思っていました。スタートは今節は比較的切れていましたが、朝練で05のフライングして、そのトラウマがずっとあって、ちょっと遅れてしまいました。自分は立ち上がりがグリップあかなくて、守りながら走る感じで、最後は結局やられてしまったので、明日リベンジしたい。リング交換とセッティングを少し扱おうと思います。
◆11レース結果
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(走路状況:良)
10mオープン戦。スタートで7・鈴木宏和が抜群の飛び出しで内枠をすべて飲み込んでいく。鈴木が逃げて、2番手に1・横田翔紀、2・谷津圭治が続き、8・青山は序盤6番手から。4周回目に5・木村武之が横田と谷津をとらえて2番手まで浮上し、さらに青山も谷津をかわして3番手まで上がってくる。鈴木宏和がリードを保ったまま逃げ態勢で、最終周回1コーナーで青山が木村のインを狙うが、接触して木村は後退し、3番手には谷津が上がる。逃げた鈴木が1着で、青山は反妨。2着に谷津、3着に岩崎亮一が繰り上がり、3連単は79万円台の高配当決着となった。
1着/鈴木宏和(浜松32期)
競走タイム:3. 412
競走車名:ナアーモ
ランク:S6
今節の成績:3着・3着・1着・1着
G1優勝:1回(24年飯塚:開設記念レース)
準決勝戦は得意のスタートで一気に展開を作り、今節2勝目で優出を決めた。伊勢崎は、SGグランプリも優出(8着)しており、昨年7月から6開催連続優出となった。昨年のムーンライト優勝戦は青山周平の前に準優勝。今年の優勝戦は内寄りの3枠から、再び超抜スタートを切って、昨年以上の最高の結果を手にするか。
※公開インタビューより
(試走の手応えは)今節の中では良かったです。(スタートは)頑張りました、良かったです。エンジンはいいんですけど、ちょっと滑ります。エンジンはいいのでフレームと足回りを調整して、タイヤは換えます。明日もスタート決めて8周回逃げ切れるように頑張ります。
2着/谷津圭治(伊勢崎25期)
競走タイム:3. 428
競走車名:ジョリー
ランク:A43
今節の成績:6着・2着・4着・2着
G1優勝:0回
審議の結果、青山周平の反妨により2着に繰り上がりで最後の優出切符を手にした。グレードレース優出は21年6月伊勢崎のG2稲妻賞以来で、G1になると20年伊勢崎のムーンライト以来、約5年ぶりとなった。今回のメンバーの中では谷津のみG1優勝はないが(G2は優勝歴あり)、伊勢崎からは唯一のファイナリスト。10mオープンの最内枠から、初のG1タイトルを目指す。
※公開インタビューより
(試走は)タイムは出なかったんですけど、乗りづらくは無かったので頑張ろうと。スタートは今節では一番良かったと思います。(エンジンも)2日目と同じセッティングで、今日は良かったです。タイヤは今日のもので行けると思う。今日はちょっとラッキーな勝ち上がりでしたが、いい機会をもらったので精いっぱい頑張りたい。
◆12レース結果
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m 10mオープン戦
1/谷津圭治(伊勢崎25期)
2/長田稚也(飯塚34期)
3/鈴木宏和(浜松32期)
4/荒尾聡(飯塚27期)
5/金子大輔(浜松29期)
6/佐藤励(川口35期)
7/黒川京介(川口33期)
8/鈴木圭一郎(浜松32期)
優勝戦は1枠に谷津、8枠に鈴木圭が入る10mオープン戦となった。
ムーンライト3連覇中だった青山周平が反妨による失権となったが、SGタイトルホルダー5名をはじめ、強力なメンバーがそろった優勝戦となった。先月のSGグランプリ優勝戦で掲示板入りした鈴木圭、黒川、金子の3名も優出を決めてきた。
グランドスラマーの仲間入りを果たした鈴木圭は、再び伊勢崎のグレードレースでV奪取といきたいところだが、今節はここまで未勝利なのは気になるところ。スタート抜群の鈴木宏が抜け出して、荒尾、金子らレース巧者が続けば、一気に混戦模様となることも考えられる。佐藤励、黒川の勢いある川口勢の動向も気になるところだ。
最終日の天気は晴れ予報で、今開催は走路コンディションが二転三転して選手が日々対応に追われたシリーズだが、優勝戦は良走路で行われそうだ。
満月に近い「ムーンライト」を、そして伊勢崎スタンドからの大声援も浴びて、ゴール線に真っ先に飛び込んでくるのは、どの選手か。激戦必至の優勝戦は第12レース、20時40分発走予定です!
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【伊勢崎オートG1ムーンライトチャンピオンカップ・直近レポート】
24年9月=優勝:青山周平
23年9月=優勝:青山周平
22年9月=優勝:青山周平
21年9月=優勝:早川清太郎
20年9月=優勝:小林瑞季
(P-Navi編集部)