【伊勢崎オートG1】青山周平がムーンライト連覇!

2023/09/10(日) 22:12

【伊勢崎オートG1】青山周平がムーンライト連覇!

2023年9月10日 伊勢崎オート

さわやか杯G1第30回ムーンライトチャンピオンカップ(最終日)
※ナイター開催

初日から急な強雨による湿走路、乾きはじめた斑走路、まだまだ日中は暑く、別日には熱走路もありと、まさに日替わりで走路コンディションが変化していった今年のG1ムーンライトチャンピオンカップ。
難走路への対応に苦しめられながらも、大会連覇を狙う青山周平、大会5度の優勝を誇る早川清太郎、G1最多優勝記録更新を狙うレジェンド・高橋貢ら「伊勢崎3強」は、しっかりと優勝戦に駒を進めてきた。
また、伊勢崎からは木村享平、さらにG1初優出の石川哲也も勝ち上がり、地元勢は計5名がファイナル進出を決める活躍を見せた。一方の外来勢からは、川口のベテランレーサー若井友和と鈴木清、山陽からは丹村飛竜が優出を果たし、優勝戦は、0‐10mのハンデ戦の構成となった。

G1ムーンライトチャンピオンカップの優勝戦出場メンバー
※4日目レポートはこちら

【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 
良走路(走路温度32度)
1/木村享平(伊勢崎31期)0m 3.35
2/石川哲也(伊勢崎34期)10m 3.32
3/鈴木清(川口23期)10m 3.35
4/丹村飛竜(山陽29期)10m 3.36
5/若井友和(川口25期)10m 3.32
6/高橋貢(伊勢崎22期)10m 3.34
7/早川清太郎(伊勢崎29期)10m 3.31
8/青山周平(伊勢崎31期)10m 3.29
※右数字はハンデ、試走タイム

最終日は強い日差しが降り注ぎ、日中の気温は33度、走路温度も50度を超えるほどの走路状況からスタート。ナイター照明が灯ってからは、時折、涼しい風も吹きだして、優勝戦の時間帯には、気温は28度、走路温度も32度まで下がった。
注目の試走は、3.29で青山がトップタイム。次に早川が3.31、石川と若井が3.32で続き、3連単オッズは1番人気から16番人気まで青山1着の組み合わせが占めるほどの支持が集中した。

スタンドからの大歓声が響く中、優勝戦がスタート。青山は10線大外から好ダッシュを決めると、1周回3コーナーで早くも先頭に立ち、そこからは独走状態に。まさに横綱相撲で、ナンバーワンの実力を誇示した青山が、ムーンライトチャンピオンカップ連覇のゴール。G1は今年1月伊勢崎のシルクカップ以来となる通算22回目の優勝、また、今回で通算90回目の優勝となった。

■レース展開
伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップ優勝戦のスタート

伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップ優勝戦の1周回

伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップ優勝戦の3周回

伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップ優勝戦の7周回

伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップ優勝戦のゴール

スタートは0mハンデの1・木村が残し、10mハンデから3・鈴木が飛び出し、大外からは8・青山もカマしてくる。1周回3コーナーで鈴木が木村のインに入ったところを、青山はまとめて捲って早くも先頭を奪取。青山はそこからリードを広げて、独走態勢に持ち込む。2番手は鈴木で、4・丹村飛竜が木村をかわして3番手に浮上。4周回目に5・若井が丹村のインに飛び込んで3番手までポジションを上げてくる。青山は後続を大きく引き離して優勝のチェッカー。若井は鈴木との差を詰めていくが、2着に鈴木、3着に若井が入線した。

【G1ムーンライトチャンピオンカップ・優勝戦】
2連単8-3 1,430円(6番人気)
3連単8-3-5 3,830円(15番人気)

青山周平の優勝選手インタビュー
優勝/青山周平(伊勢崎31期)
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
競走タイム:3.375
今節成績:1着・1着・5着・1着・1着
次走出場予定:特別G1共同通信社杯プレミアムカップ(浜松/9月14日~18日)

地元で優勝するのは特別なので、本当に嬉しいです。
雨は巧く乗れませんでしたが、晴れに関してはエンジンが良かったので、何とか良い着を守れました。
朝、皆に手伝ってもらって、下回りを整備して、エンジンは最高の状態でしたね。
今節は、前節が凄く良かったので、その延長で整備をしました。
でも、朝のスタート練習でフライングしてしまって。それが不安でしたが、何とか良いスタート切れて、エンジンも良い展開にもっていってくれたので、皆に感謝したいです。
自分の予想以上の展開でした。スタートしてからレース展開を考えようと思っていたんですけど、まさか早めに先頭に立てると思っていなかったので、残り周回が長く感じましたね。
9月末にはまた伊勢崎を走ると思うので、まだまだ熱いレースを見せられるように頑張ります。

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伊勢崎オートの最終日・第6レース終了後、メインステージにて菅野仁翔選手(伊勢崎35期)の初優勝報告会が行われた。※2021年にデビュー。2023年9月5日の川口オートで0mハンデから逃げ切り初優勝を達成。

菅野仁翔

集まったファンからの盛大な祝福を受けた菅野選手は「ビックリしていて、まだ実感はわいていません。でも、嬉しい気持ちでいっぱいです」と第一声。
優勝戦については「落ち着ていけたと思います。スタート切って逃げる展開なので、後ろは気にせず、ミスせずに走れたらいいなと思っていました。最後は内に選手が見えたので、やられたかなと思いましたが、ビジョンを見たら(自分がが)映っていたので、ギリギリ残っていたんだなと。応援してくれる方もいたので、優勝できてホッとしました」と、激戦を振り返った。
近況は同期の活躍が目立っているが、「焦りはなく、自分のペースでやれればいいなとは思いましたが、刺激になっていいますね。同期とはいろいろな話もするし、一緒に練習もするし、すごく良好な関係です」と笑顔。初優勝を経て、今後については「優出したのは2回とも川口なので、次は地元で結果を残せるように頑張りたいです」と、地元での活躍を目標に掲げた。(P-Navi編集部)

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