2025/08/20(水) 19:00
フタバ設計presents「G1第68回ダイヤモンドレース」が飯塚オートレース場において、8月22日(金)から26日(火)までの5日間、ナイター開催される。激戦の連続だったSGオートレースグランプリから1週間。今度は舞台を飯塚にうつして、トップレーサーが火花を散らす。今年6月に新メインスタンドがオープンして以来、最初のグレードレース開催となる今シリーズで最も輝きを放つのは、果たして……!?
※初日の出走表(8月22日更新)はこちら
***************
【スピードスターの黒川京介が勢い加速】
黒川京介が抜群のスピードで、今シリーズも駆け抜ける。今年はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、先日のSGオートレースグランプリでも、優勝戦こそ鈴木圭一郎に敗れはしたものの、初日から晴雨を問わずに、ただひとり5連勝で勝ち上がった。「ちょっとできすぎです」とインタビューでは答えていたが、今年ここまでグレードレースを6回優勝の量産体制で、完全に「2強時代」に割って入る状況だ。新時代のスピードスターが飯塚でのグレードレース初制覇に挑む。
川口からはSGオートレースグランプリでも優出した中村雅人と佐藤摩弥、実績上位の永井大介、前回のダイヤモンドレース覇者の小林瑞季、巧腕発揮する若井友和ら好メンバーが参戦する。
とくに若井は、オートレースグランプリの3日目に1勝をあげて通算1000勝のメモリアルまであと2勝に迫っている。史上33人目のメモリアル達成となるか、目の離せないシリーズとなろう。
***************
【ナンバーワン青山周平が総合力でリード】
青山周平はSGオートレースグランプリの優勝戦5着。大会4連覇には届かなかったが、熱走路と湿走路に苦戦を強いられる中でも、しっかりと勝ち上がりはオール掲示板入り。飯塚のダイヤモンドレースは16年、17年、22年と過去3回優勝している好実績の大会だ。現在のG1優勝回数は3月浜松のプレミアムカップで歴代最多の30回。今回も自らの記録更新となるか。
***************
【荒尾聡、篠原睦ら地元勢が奮起】
荒尾聡はSGオートレースグランプリで4日目までオール2連対で勝ち上がり。準決勝戦は8枠から前に迫るも3着で優出はあと一歩のところで逃したが、シリーズを通して連日の掲示板入りだった。今回は久しぶりの地元G1開催で、さらにこのダイヤモンドレースは「特別な思い入れがある」と語る大会でもある。連覇を含め、過去3度制している地元タイトル戦。地元ファンの声援も追い風に、優勝争いを演じよう。
SGオートレースグランプリで優出の篠原睦も注目の一車だ。SG直前の飯塚オーバーミッドナイトでは、2節連続の完全優勝を達成。今回も地元でG1初優勝に期待だ。
また、23年のダイヤモンドレースでG1初優勝を果たして、昨年は準優勝だった長田稚也、オートレースグランプリでの快走が際立った道智亮介、今開催のポスターモデルを務める福岡鷹らが地元G1で好レースを展開するか。
***************
【浜松からは金子大輔、鈴木宏和らが参戦】
浜松からも多数の争覇級が名を連ねる。まずSGオートレースグランプリで優出した金子大輔、鈴木宏和が中心となろう。余談だが、ここまで先日のグランプリ優出者を地区ごとに挙げてきたが、今開催はファイナリストから7名が参戦する豪華版となっている。
金子は今年序盤に浜松G2ウィナーズカップ、山陽G1スピード王決定戦を優勝。先月も浜松で普通開催を連続優勝、そしてSG優出と好気配をキープしている。また、晴れも雨も乗りこなすオールラウンダーは、急な天気の変化が多いこの時期のアドバンテージも大きいだろう。
鈴木宏和は浜松G2ウィナーズカップに続いてSG優出を果たして良化傾向。やはりスタート力は絶大な威力を発揮しているし、昨年12月に念願のグレードレース初優勝(開設記念レース)を飾った飯塚で、再度のG1戴冠を狙う。
伊藤信夫、木村武之らベテラン勢も巧みなレース運びから上位争いを演じるか。
また、山陽からはS級の浜野淳、岡部聡らが参戦で、こちらも虎視眈々と優勝争いに加わっていく。
※出場選手情報はこちら
***************
勝ち上がりを詳しく!
◆8/22(初日)
【ダイヤモンドドリーム】
12R 1着(1名)
12R 1着を除く1〜4位(4名)
→二次予選Aに進出
12R 1着を除く5〜7位(3名)
→二次予選Bに進出
【予選】
1R〜11R 1着(11名)
1R〜11R 1着を除く1位(11名)
1R〜11R 1着を除く2位上位(5名)
→二次予選Aに進出
1R〜11R 1着を除く2位下位(6名)
1R〜11R 1着を除く3位・4位(22名)
1R〜11R 1着を除く5位上位(1名)
→二次予選Bに進出
1R〜11R 1着を除く5位下位(10名)
1R〜11R 1着を除く6位・7位(22名)
→二次予選Cに進出
◆8/23(2日目)
【二次予選A】
9R〜12R 1着(4名)
9R〜12R 1着を除く1位〜4位(16名)
→準々決勝戦Aに進出
9R〜12R 1着を除く5位〜7位(12名)
→準々決勝戦Bに進出
【二次予選B】
5R〜8R 1着(4名)
5R〜8R 1着を除く1位〜2位(8名)
→準々決勝戦Aに進出
5R〜8R 1着を除く3位〜5位(12名)
→準々決勝戦Bに進出
【二次予選C】
1R〜4R 1着(4名)
1R〜4R 1着を除く1位(4名)
→準々決勝戦Bに進出
◆8/24(3日目)
【準々決勝戦A】
9R〜12R 1着(4名)
9R〜12R 1着を除く1位〜5位(20名)
→準決勝戦に進出
【準々決勝戦B】
5R〜8R 1着(4名)
5R〜8R 1着を除く1位(4名)
→準決勝戦に進出
◆8/25(4日目)
【準決勝戦】
9R〜12R 1着・2着の8名
→優勝戦に進出
◆8/26(最終日)
【優勝戦】(8周戦)
※勝ち上がり表はこちら
***************
【飯塚オートG1ダイヤモンドレース・レポート】
23年8月=優勝:長田稚也
22年8月=優勝:青山周平
21年6月=優勝:荒尾聡
20年7月=優勝:荒尾聡
17年7月=優勝:青山周平
(P-Navi編集部)