2025/07/21(月) 21:45
2025年7月21日 川口オート
G1第49回日刊スポーツ
キューポラ杯(最終日)
※ナイター開催
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川口オートの夏の名物G1としても知られるキューポラ杯が、17日から5日間シリーズで開催され、本日最終日を迎えた。
ナイター開催とは言え、気温の上昇により、熱走路のコンディションが重ハンデ勢を苦しめるシーンも多くみられた。有力候補だった佐藤励は準々決勝戦で、鈴木圭一郎が準決勝戦で勝ち上がりを逃すなど、混戦に拍車がかかっていった。
それでも昨年覇者の黒川京介や、実力者の荒尾聡、金子大輔、中村雅人らが優出を果たし、優勝戦は0mオープン戦となった。
※4日目レポートはこちら
【12R=優勝戦】
*8周回4,100m 良走路(走路温度36度)
*0mオープン戦
1/荒尾 聡(飯塚27期)3.35
2/佐藤裕二(川口24期)3.35
3/西原智昭(伊勢崎28期)3.35
4/丸山智史(山陽31期)3.33
5/黒川京介(川口33期)3.31
6/金子大輔(浜松29期)3.33
7/中村雅人(川口28期)3.33
8/平田雅崇(川口29期)3.33
※右数字は試走タイム
試走タイムは3.31で黒川がトップ。3.33で4車が並び、荒尾は3.35。一番人気にも黒川が推され、対抗一番手は荒尾、さらに金子、中村らも人気オッズを示していた。
20時45分、優勝戦がスタート。センターから黒川が勢いよく飛び出し、2番手は平田が付けるが、周回ごとに黒川はリードを広げていき、2番手以降に大差をつける一人旅へ。そのまま黒川が優勝のチェッカー。G1は通算3回目で、キューポラ杯は連覇を達成。川口のニュースターは今年これまでG2を4回優勝しており、これで今年のグレードレース制覇は5回目。来月はSGオートレースグランプリも控えており、さらに勢いは加速していく。
◆レース展開
スタートで5・黒川が飛び出して先制。2番手に大外から8・平田が続き、3番手は3・西原で、4番手は4・丸山、1・荒尾、6・金子が争う。先制した黒川は、周回ごとに2番手以降との差と広げていく。4周回目に丸山が西原をかわして3番手に上がり、荒尾も5周回目に金子、西原をとらえて4番手へ。黒川は独走態勢に持ち込み、そのまま圧勝のゴール。離されたもののスタートから好位に付けた平田が2着。丸山が3着に入線した。
【川口オートG1キューポラ杯・優勝戦】
2連単5-8 2,220円(6番人気)
3連単5-8-4 15,040円(43番人気)
優勝/黒川京介(川口33期)
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
競走タイム:3.385
今節成績:3着・1着・2着・2着・1着
次走出場予定:浜松(7月23日〜26日)
G1連覇なんてできると思っていなかったので、本当に嬉しいです。
G1は近年かなりSGと変わらないメンバーで厳しいのですが、優勝できて嬉しいですね。
(試走3.31は)昨日よりも上がっていたので、良かったと思います。
(スタートは)ちょっと出だしで周りの方が早いかなと思いましたが、伸びて行ってくれたので。
エンジンも競走車も良かったのですが、自分はスタート切って逃げるしかないと思っていたので、逃げる分には十分すぎるエンジンでした。
夏場で暑いですし、熱走路で、滑りとの勝負。後ろは分からなかったです。(8周回は)長かったですね。(ビジョンは)2回くらい見ましたが、見たら吸い込まれそうだったので、すぐ見るのを止めました。
(競走タイム3.385は)やっぱり昨年よりは出ないと思いましたが、どうにか3台を出したかったので嬉しいです。地元川口でたくさんの声援をもらっているし、車券も売れていたのは分かっていたので、その期待に応えられて良かったです。
(開催の)ポスターモデルになるとダメなことが多いのですが、そのイメージを払しょくできたのも良かったです。
(5日間は)昨年のキューポラ杯とは走路状況が違い、追うのが厳しい1節で、整備面も苦しいところがありましたが、最後は結果を残せて良かったです。
もっと結果を出して、もっと盛り上げられるように1走、1走を頑張ります。
(P-NAVI編集部)