2025/07/20(日) 23:40
2025年7月20日 川口オート
G1第49回日刊スポーツ
キューポラ杯(4日目)
※ナイター開催
**********
【9R=準決勝戦】
6周回 3,100m(走路状況:良)
3・早津康介がフライング。2回目のスタートは10mから4・西原智昭が飛び出し、0mハンデ勢をとらえて1周回で先頭に立つ。5・森且行、7・佐藤摩弥も上がっていくが、8・金子大輔が鋭くインを攻めて、2番手にポジションを上げる。西原が逃げ、金子が続き、3番手は森をかわして佐藤摩が浮上し、前との差を詰めていく。最終周回もこの3車の接戦となるが、西原が押し切り1着。佐藤摩も逆転を狙うが、金子が2着をキープした。
1着/西原智昭(伊勢崎28期)
競走タイム:3.434
競走車名:クロデュメニル
ランク:S35
今節の成績:5着・2着・3着・1着
G1優勝:0回
好スタートから早々に軽ハンデ勢をとらえて優出一番乗りを決めた。G1に限定すれば23年1月伊勢崎のシルクカップ以来の優出(その後にSG優出あり)。後半の粘りが課題も、優勝戦は0mオープン3枠の好位置から再びの速攻戦で記念初制覇を目指す。
(※公開優出インタビューより)
嬉しいですね。(試走は)変わらずかなと。スタートはいいですね。仕掛けていこうと思っていました。軽くて乗りやすいですが、後半はちょっと伸びが無くなる感じがします。底上げはできていると思います。タイヤは4日間一緒で低くなっているので、明日は考えたい。当たり付けします。後半は人間が垂れすぎですね。明日も今日みたいなスタートを切って頑張りたいです。
2着/金子大輔(浜松29期)
競走タイム:3.434
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S8
今節の成績:3着・7着・2着・2着
G1優勝:6回(25年山陽:スピード王決定戦)
今節ここまで未勝利で苦しい戦いが続いているが、準決勝戦2着でG1限定ならプレミアムカップから3連続優出。特に今節はスタートが「遅すぎる」と、枠番選択も5番目に6枠を選択した。黒川が5枠に入ったが、このプランがどう出るか。浜松を連勝優勝しており、3連続Vもかかる。
(※公開優出インタビューより)
今節は本当にレースに参加できておらず、ダメもとで整備したら少し良くなりました。求めていた伸びは出ましたが、手前からの感じはイマイチ。今節のスタートは、遅すぎ。コーナーのグリップ力は上がりましたが、直線の瞬発力が弱くて、最後は西原さんを抜けなかったです。ビジョン見て(佐藤摩弥が)いたのも分かっていたので、無理に突っ込むとリスクあったので、どうしても行けなかったですね。今日持っている中で一番いいタイヤで行きましたが、もう1回考えます。(優出は)まぐれですね。スタートが勝負にならないので、練習やパーツ交換でいいレースできるように頑張ります。
◆9レース結果
**********
【10R=準決勝戦】
6周回 3,100m(走路状況:良)
10mから4・佐藤裕二が好スタートを切って、0mの角翔太郎を叩いて2番手に付ける。佐藤は1・梅内幹雄を4周回目にとらえて先頭、8・中村雅人も着実に捌いて3番手に浮上してくる。中村は梅内を5周回目にとらえて前を追うが、佐藤が振り切って1着ゴール。5・早川清太郎も追い込んで最後は両者に迫るが3着まで。
1着/佐藤裕二(川口24期)
競走タイム:3.457
競走車名:ライキリ
ランク:S46
今節の成績:2着・1着・5着・1着
G1優勝:0回
うまく内寄りの枠からスタートで好位につけて抜け出した。今節は3連対と走りの安定感は光る。G1は昨年4月の山陽令和グランドチャンピオンカップ以来。優勝戦は0mオープンの2枠から、悲願のグレード初優勝を狙う。
(※公開優出インタビューより)
ちょっと最近休んでいたので、今回は迷惑かけないで走ろうと、それくらいがちょうどよかったかなと思います。試走は手持ちの一番いいタイヤで、フィーリングは良かったが出ていなかったので不安でした、スタートは悪くないけど、インコースでいい位置で走らせてもらっているのが大きい。梅内さんもペースが良かったので、やられるかと思いましたが、自分のペースが上がらないので、先頭に立ったらコースを守ろうと。タイヤ自体は跳ねないし、感じがいい。悪くないけどペースが上がっていない。エンジンがちょっと良くはないんでしょうね。でも大きいこと(整備)は考えていないです。自分のやることしっかりやって、良いレースしたいと思います。
2着/中村雅人(川口28期)
競走タイム:3.457
競走車名:Kモンソン
ランク:S4
今節の成績:1着・1着・他落・2着
G1優勝:9回(19山陽年:プレミアムカップ)
今節は初日から連勝も、3日目は一転して他落に。心配された影響も問題なく、準決勝戦2着でしっかりと優勝戦進出を決めた。枠番は7枠と外寄りになったが、的確な捌きで上位進出へ。前節の川口も優勝しており、連続優勝なるか。G1優勝なら約6年ぶり。
(※公開優出インタビューより)
試走は申し分なくて出ています。スタートも今日は自分なりには良かったと思います。エンジンは落車後、皆に手伝ってもらったおかげで、変わらずにいい状態。(落車の)影響はないと思います。(佐藤)裕二さんの後ろに付いてからは、後半なのでタイヤもグリップしていない感じで付いて回るだけで一杯。夏場のグリップしない走路なので、序盤で行けるところまでと思っていました。今日もいいタイヤなので、今日のか、もう1本当てていきます。
◆10レース結果
**********
【11R=準決勝戦】
6周回 3,100m(走路状況:良)
0mの1・片野利沙が逃げ、2周回目に5・丸山智史が3・佐藤大地をかわして2番手に上がる。片野も先頭で粘るも、5周回目に丸山がとらえて、さらに6・平田雅崇も続いていく。平田を振り切った丸山が1着。2着に丸山。8・鈴木圭一郎は最終周回で片野をとらえるも3着で優出を逃した。
1着/丸山智史(山陽31期)
競走タイム:3.428
競走車名:ジェシカ
ランク:S31
今節の成績:1着・2着・3着・1着
G1優勝:1回(21年山陽:令和グランドCC)
今節はオール掲示板入りで、準決勝戦もスタートから好位置につけて押し切り、今節2勝目を決めた。G2はコンスタントに優出していたが、G1は23年11月飯塚以来。優勝戦は4枠から、どう組み立てるか。4年ぶり2回目のG1優勝に期待。
(※公開優出インタビューより)
とても嬉しいです。(試走は)キャブのセットを換えて1コーナー突っ込んだらうまく回れず、タイムが出なかった感じです。(スタートは)タイミングもよく見えて、しっかり切れています。途中は走ることで一杯。フロントの違和感は大丈夫でした。直線でリサマ(片野)の方が伸びるので、入れないなと思って、ビジョン見たら平田さんと圭一郎が来ていたので、ヤバイなと。試走でかなり追いつかれたので、平田さんに先着できると思っていなかったです。結果的に1着を取れて良かったです。タイヤは今日のものしかないです。車体をもう少し調整して、良いレースできるように精いっぱい走ります。
2着/平田雅崇(川口29期)
競走タイム:3.428
競走車名:Vトラスノケ
ランク:S37
今節の成績:1着・2着・1着・2着
G1優勝:2回(22年山陽:令和グランドCC)
今節ただ一人、オール2連対で優勝戦進出を決めた。枠番は選択順が最後になり、大外枠になったが、準決勝戦後にも振り返っているように、自信を持ってスタートを切って好展開を導いていきたい。5月のG2川口記念は優勝戦3着。8枠から、キューポラ杯初制覇に挑む。
(※公開優出インタビューより)
地元の記念で優出できて嬉しいです。試走は昨日よりも整備して感じ良くなったので、もっと上がってほしかったですが、少し滑らせてしまいました。(スタートは)感じがだいぶ良くなったんですけど、早すぎて握ってしまったので、もっと自信を持っていけたら、マルちゃん(丸山)についていいところに付けたと思うので、練習します。(マシンは)入る前に整備して、いつもの感じより良くなってきたので、今節の中では一番感じ良く乗れました。何とかマルちゃんにプレッシャーを与えて、うまくいけましたね。タイヤは低くなると滑るので、新しいものを探したいが、明日考えます。しっかりスタート切って逃げて優勝できるように頑張ります。
◆11レース結果
**********
【12R=準決勝戦】
6周回 3,100m(走路状況:良)
10mから7・荒尾聡がスタートを決めて、0mの1・牧野貴博もとらえてレースの主導権を握っていく。8・黒川京介も好スタートから2番手で、荒尾を追う。荒尾が巧みに逃げて、黒川も仕掛け切れない。3番手に5・松本康、6・小林瑞季も上がってくるが、荒尾が黒川を振り切って1着ゴール。2着に黒川、3着に松本が入線。
1着/荒尾聡(飯塚27期)
競走タイム:3.418
競走車名:デフジャムAK
ランク:S5
今節の成績:2着・4着・6着・1着
G1優勝:12回(23年山陽:プレミアムカップ)
準決勝戦は切れ味鋭いスタート攻勢からレースメイクして6周回を押し切った。マシンはさらに調整を考える。枠番選択では、抽選で選択順1番目の強ヒキを見せ、最内枠を選んだ。グレードレースはG2小林啓二杯から連続優出。準決勝同様にスタートからレースを支配して、約2年ぶりのG1優勝を決めてみせるか。
(※公開優出インタビューより)
スタートが切れすぎて、自分が一番びっくりしました。(試走は)エンジンはすごく良くなっていたけど、跳ねが直らない。(エンジンは)だいぶ扱って、朝から駆けた感じ良かったので、昨日調整した状態で行きました。内枠も外枠も速いので、いいスタート切らないと厳しいと思っていましたけど、想像以上に切れました。エンジンはいいが、跳ねの分、コーナーがスムーズにいかないのでそのあたりを。タイヤもエンジンもいろいろやっているけど変わらないので、ちょっとフレーム交換を考え中。黒ちゃんにやられるのは仕方ないけど、あとは5番6番が来ていたので、何とか凌がないとと思って走っていました。(黒川に)前もゴール前で差されたことがあったので、差されないように願っていました。タイヤはゆっくり考えます。最後までやれることをやって、いい結果を残したいと思います。
2着/黒川京介(飯塚33期)
競走タイム:3.418
競走車名:イットウセイ
ランク:S3
今節の成績:3着・1着・2着・2着
G1優勝:2回(24年川口:キューポラ杯)
荒尾のスタート攻勢には敗れたものの、2着で地元G1ファイナルに進出した。今節は連戦連勝と行かないまでも、オール掲示板入りで着をまとめている。キューポラ杯は昨年、地元タイトルを初制覇した思い出の大会。現在、グレードレースはG2を3連続優勝中で、5月にはG2川口記念も制している。ポスターモデルも務める今大会。5枠から連覇を決めて、イットウセイがさらに輝きを増すか。
(※公開優出インタビューより)
なかなか1着を取り切れる回数が今節は少ないですが、何とか乗れて嬉しいです。少し1コーナーで張ったのもありますが、もう少しエンジンの感触の割には(試走タイムが)出てほしかったです。厳しいメンバーだったので、トップスタートと思いましたが、荒尾さんが想像以上に速かったです。仕掛けようと思っていましたが、荒尾さんと同じところで跳ねたり滑ったりする症状だったので、変に仕掛けるよりはと思って走りました。フレーム周りを点検します。直線の力強さはあるが、跳ねたり、スピード感も足りない。そこだけ気にしてセッティングできれば。何とか乗れたので頑張りたいと思います。優勝できるように一生懸命、走ります。
◆12レース結果
**********
【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m
1/荒尾 聡(飯塚27期)0m
2/佐藤裕二(川口24期)0m
3/西原智昭(伊勢崎28期) 0m
4/丸山智史(山陽31期) 0m
5/黒川京介(川口33期)0m
6/金子大輔(浜松29期)0m
7/中村雅人(川口28期)0m
8/平田雅崇(川口29期)0m
優勝戦は、準決勝戦1着選手のランク上位選手から、選択順の1から4がかかれたボールを抽選。荒尾、丸山、西原、佐藤のランク順でボールを引いて、荒尾、佐藤、西原、丸山の選択順に決定。荒尾が1枠を取り、選択順に内から埋まった。
2着も同様に黒川、中村、金子、平田のランク順で5から8のボールを引く。金子、黒川、中村、平田の選択順に決まり、5番目の選択だった金子が6枠を取り、あいた5枠に黒川が入り、中村が7枠、平田が8枠に決まった。
準決勝戦の目が覚めるようなスタート攻勢が際立った荒尾が抽選も強さを発揮して1枠をゲット。再度、好スタートを切って、8周回を巧みに押し切るか。黒川京介はセンター枠から、持ち前のスタートで一気に主導権奪取と行きたいところ。キューポラ杯連覇の期待も高まる。
気になる最終日の天気は、晴れ。0mオープン戦となった優勝戦を制するのは? 注目の優勝戦は20時45分発走予定です。
**********
【川口オートG1キューポラ杯・直近レポート】
24年7月開催 優勝:黒川京介
23年7月開催 優勝:佐藤摩弥
22年7月開催 優勝:早川清太郎
21年8月開催 優勝:鈴木圭一郎
20年8月開催 優勝:早川清太郎
19年7月開催 優勝:青山周平
18年7月開催 優勝:永井大介
***************
【優勝戦進出8選手の当日コメント掲載!】
パーフェクタナビでは、G1キューポラ杯の優勝戦(21日)8選手の当日コメントを掲載します。最終日・第7レース終了前までに、ご覧のサイトにて更新予定となりますので、要チェック!(※都合により掲載が遅れる場合もありますので、その際はご了承ください)。
(P-Navi編集部)