2025/07/21(月) 23:30
2025年7月21日 玉野競輪場
第21回サマーナイトフェスティバルG2(最終日)
今年から4日制に変更された夏夜の祭典「第21回サマーナイトフェスティバルG2」。7月18日より争われてきたシリーズは、初日からアクシデントが重なるなど大乱戦で、好不調だけではなく、冷静かつしたたかな思考の選手も勝ち上がりを掴んだ。なかでも、初日に好感触を掴んだ郡司浩平は、自力でも番手戦でもレースをつかさどる競走で、先行逃げ切りからラインの援護まで余裕のある走りで決勝進出を果たした。連日番手戦ながら復調気配の清水裕友や大会連覇がかかる眞杉匠も巧みにラインやレースをコントロールし存在感を示した。また、繰り上がりで2次予選に進出した太田海也は、以降も力を出し切る走りで地元開催のビッグレースで躍動した。
夜の王者を決める注目の決勝は、前受けから突っ張り先行策に出た佐々木を最終ホームで叩いた太田が叩く。その番手を取った眞杉が、最終4コーナーで太田をかわすと、吉田拓との踏み合いを僅差で制し優勝のゴール。G2は昨年9月の共同通信社杯以来、通算3回目の優勝で、4日制に変わった今年のサマーナイトも制して大会連覇を達成した。
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【最終日・12R=第21回サマーナイトフェスティバル決勝】
1/眞杉匠(SS・栃木113期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/太田海也(S1・岡山121期)
5/吉田拓矢(S1・茨城107期)
6/和田圭(S1・宮城92期)
7/坂井洋(S1・栃木115期)
8/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
9/佐々木悠葵(S1・群馬115期)
【レース展開】
【サマーナイトフェスティバル=決勝結果】
2車単1-5 440円(1番人気)
3連単1-5-8 3,310(7番人気)
決まり手:差し-マーク
優勝/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績/特8・二1・準3・決1
次走出場予定/京王閣G3(7月26日〜28日)
グレードレースの優勝は、だいぶ遠のいていたし、記念でも情けないレースばかりで、今年は2回しか決勝に行けていないので、ラインのおかげですが久しぶりの優勝ですごく嬉しいです。
(最終HSは)佐々木(悠葵)がすごくかかっていたのですが、その上を(太田海也に)良い勢いで来られてしまい、止めきれなかったですね。(清水裕友が)少し遅れてきたこともあり、そこの隙を突いて何とかですね。切り替えた後(太田海也は)ずっとかかっていた感じで、あまり記憶に無いです。
ゴールでは、完全に抜かれた感じでした。今回のレース内容としては、佐々木が毎日いいレースをしていて、僕は自分だけのレースになっていたので、切り替えて後半戦を頑張っていきたいです。
毎回タイトルを獲るつもりで挑み、練習も逆算してやっています。内容としてはここ1年は良くないので、後半はもっと内容重視でいき、結果が付いてきたらいいなと思います。次走の京王閣G3にしてもオールスター競輪にしても、調整期間が短いですが、しっかり自分を追い込み、内容にこだわっていいレースができるように頑張ります。
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◆サマーナイトフェスティバル(最終日)注目選手
【最終日・4R=S級選抜】
「各々がミス無く仕事した結果」
1着:小松崎大地(S1・福島99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
後ろの2人に好きに走らせてもらい、残してもらい、ラインの力はすごいなと思います。各々がミス無く仕事をして、初めて勝負できるかなと思うところなので、ラインが機能して走れたのかなと。正直、良いと思うところが一つも無いのですが、プラスに感じるところがあるので、プラスの部分を増やしていけたらいいなと思います。諦めずに精いっぱい頑張ります。
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◆今開催のレポート
【前検日】【初日・一予】【初日・特選予】【2日目】【3日目】
(P-Navi編集部)