【玉野G2】第21回サマーナイトフェスティバルの傾向と予想に役立つ優勝者データ

2025/07/11(金) 12:00

7月18日から玉野競輪場でナイター開催される第21回サマーナイトフェスティバル(G2)。今年から4日間シリーズに変更となるが、過去20回の開催データから見えてくるサマーナイトの傾向とは……!?

***************
【サマーナイトフェスティバル・優勝者データ】

昨年は松戸で開催され、眞杉匠が捲りで優勝。前年にG1を2回制している眞杉だったが、このサマーナイトでG2初優勝も達成した。
※レポートはこちら

◆最年少優勝:24歳
2014年松戸:深谷知広、2015年函館:近藤龍徳

なお今開催の24歳以下の参加選手は下記の通り
23歳:纐纈洸翔、24歳:後藤大輝、渡邉雅也

◆最年長優勝:43歳
2011年松山:神山雄一郎

今開催の43歳以上の参加選手は下記の通り。 54歳:内藤宣彦、52歳:志智敏夫、49歳:桑原大志、48歳:佐藤慎太郎、47歳:海老根恵太、柏野智典、荒井崇博、46歳:大槻寛徳、成田和也、山崎芳仁、中川誠一郎、45歳:渡部哲男、坂本健太郎

◆最多優勝:3回
松浦悠士(2021年函館、2022年玉野、2023年函館)
※連覇達成も松浦のみ。2回優勝は武田豊樹(2009年川崎、2012年四日市)

◆完全優勝:1回
松浦悠士(2021年函館)
※3日制になった2015年以降。それ以前は2日制の開催。

◆ビッグレース初優勝:4名
このサマーナイトフェスティバルがビッグレース(G2以上、ヤンググランプリも含む)初優勝になったのは、以下の4名。

有坂直樹(2005年川崎)
市田佳寿浩(2006年函館)
新田康仁(2008年四日市)
成田和也(2010年函館)
開催当初は超短期決戦の影響もあったか、初優勝が頻出したが、2011年以降(2015年に3日制に変更)はサマーナイトでのビッグ初制覇は出ていない。

***************
【サマーナイトフェスティバル決勝の傾向】

◆地区別優勝数
北日本 5回
関東 4回
南関東 1回
中部 4回
近畿 2回
中国 4回
四国 0回
九州 0回

北日本勢が5回優勝しているが2018年の渡邉一成から優勝者は出ていない。昨年は眞杉匠が優勝で、関東勢のサマーナイト優勝は2012年武田豊樹以来、12年ぶりだった。意外にも南関東は2008年の新田康仁のみ。また四国・九州地区からは、過去優勝者が出ておらず、今回もこのデータを打ち破れるか注目だろう。

◆決勝の平均払戻金
2車単 3,832円
3連単 35,574円
※2005年から2024年までを集計

3連単最高配当は2015年函館の30万10円(近藤龍徳が優勝)。一方、最低配当は2007松戸の2,510円(浜口高彰が優勝)。 また決勝の3連単が万車券決着になった回数は過去20開催のうち14開催。3日制に変更した2015年以降は、10開催のうち8回が万車券決着となっている。

◆決勝の決まり手
1着 逃げ1回 捲り7回 差し12回
2着 逃げ4回 捲り6回 差し6回 マーク4回
※過去20開催を集計

昨年は脇本雄太と北井佑季の先手争いから、近畿勢が北井の番手を奪取して抜け出していくも、眞杉匠が古性優作のけん制を凌ぎ、捲り追い込んで優勝。吉田拓矢が続いて、栃茨のワンツー決着だった。2019年の村上博幸以来、5大会連続で「差し」が優勝の決まり手だったが、眞杉が「捲り」で止めた。また、逃げ切りで優勝したのは2014年松戸の深谷知広のみ(当時は2日制)。

◆決勝のライン決着率
ライン決着:8回
別線決着:12回

全20開催の決勝で、ラインのワンツーが決まったのは8回。昨年は眞杉と吉田拓が栃茨ワンツーで、一昨年の松浦悠士→脇本雄太の即席ワンツーから2年連続のライン決着が決まっている。

***************
【勝ち上がりの特徴】

◆優勝者の初日の出場レース
特選:10回 予選:0回

2015年に2日制から3日制に変更になり、初日に特選(1個レース)が組み込まれた。そこから10年連続で初日特選スタートの選手から優勝者が生まれている。また、初日特選を勝利して優勝を果たした例は、2020年の清水裕友、2021年の松浦悠士の2例。今年から4日制に変更、初日特選が3個レースに増えたが、今年も特選組27名が勝ち上がりを優位に運ぶか。

※今開催の勝ち上がりの解説は特集ページからご覧ください。

***************
【サマーナイトフェスティバル決勝の出目】

1番車(4 1 2 13)
2番車(5 5 0 10)
3番車(4 1 5 10)
4番車(1 2 2 15)
5番車(3 1 1 15)
6番車(0 1 1 18)
7番車(1 5 4 10)
8番車(0 1 4 15)
9番車(2 2 1 15)
※全20開催(2005年から2024年まで)を集計
※( )内は左から1着数、2着数、3着数、着外

昨年は3番車の眞杉匠は優勝。決勝では2番車、3番車、7番車が高頻度で絡んでいる。優勝数は2番車が5回でトップ。22年玉野、23年函館で松浦悠士が2番車で連続優勝している。一方、6番車は最も頻度が低く、過去20年間で決勝の確定板入りは2回のみ。さらに、6番車と8番車の優勝例も過去になし。
※あくまで出目のデータです。

※掲載写真は過去のサマーナイトフェスティバルからのイメージです。
(P-NAVI編集部)

閉じる

新着ニュース一覧