2025/05/24(土) 19:50
2025年5月24日 青森競輪
全プロ記念競輪F2
2025年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(初日)
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【全プロ記念競輪(初日)10R=S級優秀】
赤板で眞杉匠が窓場千加頼を突っ張る。赤板2コーナーから7番手の犬伏湧也がスパートして打鐘過ぎに眞杉を叩いていく。犬伏の先行で4番手に眞杉、7番手に窓場で最終HSを通過。眞杉は最終3コーナーから捲りに出ると、犬伏マークの清水裕友が直線で抜け出すが、眞杉追走の吉田拓矢が大外一気に強襲して1着。2着に清水、3着に眞杉が入線した。
1着/吉田拓矢(S1・茨城107期)
SPR賞進出:3回目(22年5月佐世保以来)
(眞杉匠が)少し重そうだったのですが、ダメでも眞杉に任せていたので、仕方ないと思っていました。最後は、外のコースしかないと思っていましたし、眞杉を気にしながら踏んだのですが、3着に残ってくれて良かったです。引き続き、調子はいいと思います。
(スーパープロピストレーサー賞は)眞杉君の後ろ。番手。
2着/清水裕友(SS・山口105期)
SPR賞進出:2年連続3回目
SPR賞1着:24年5月佐世保
(眞杉匠は)気を許していたら、来そうな感じがありましたね。(眞杉が)捲り追い込み気味だったので、難しかったです。ブシ(犬伏湧也)も、いつも通りの感じではなかった気がしました。僕の状態は、あまり良くないですかね。
(スーパープロピストレーサー賞は)自力。
3着/眞杉匠(SS・栃木113期)
SPR賞進出:初
初手は、中団が良かったのですが。打鐘で(窓場千加頼を)突っ張って犬伏(湧也)君と勝負と思っていて全開だったのですが、来られてしまいました。力が入らなかったです。練習不足ですかね。ペダリングも力任せというか、なかなか進まないし良くないですね。この後、じっくり乗って修正します。
(スーパープロピストレーサー賞は)自力です。
◆10Rレース結果
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【全プロ記念競輪(初日)11R=S級優秀】
赤板で新山響平が森田優弥を突っ張ると、森田は4番手を確保。打鐘前から郡司浩平が仕掛けると、新山も踏み上げて両者の主導権争いへ。最終BS過ぎに郡司が新山をとらえるが、最終2コーナー8番手から脇本雄太が一気の捲りで飲み込み1着。車間は開いたが脇本追走の浅井康太が2着。郡司マークの松谷秀幸が3着に入線した。
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
SPR賞進出:3年連続4回目
新山(響平)君の先頭を、後ろから押さえたくなかったので、しっかり(前中団を)キープしようと思っていました。車間を詰めた勢いで(最終1コーナー付近は)行った感じです。展開が恵まれたところがあるので、評価しづらい感じがあります。川崎記念とは違う新しいフレームで挑んだのですが、長短所のわからない状態なので、しっかり突き詰めて、明日使うフレームを考えたいです。
(スーパープロピストレーサー賞は)寺崎(浩平)君の後ろ。
2着/浅井康太(S1・三重90期)
SPR賞進出:2年ぶり8回目(23年5月富山以来)
(新山響平と郡司浩平がもがきあったが)そこは見ていなくて、脇本(雄太)君がすごいスピードでいったので、なんとか追いかけた感じですね。課題にしているペダリングを修正しながら走れたのですが、千切れそうになっても焦らずの感じでいたので、意識しながら走れたし、すごいメンバーの中で走って、さらに付けきれるようにしていきたいです。体調などしっかりケアしながら走ります。
(スーパープロピストレーサー賞は)近畿の4番手。脇本君にお世話になっているので。
3着/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
SPR賞進出:2年連続2回目
(郡司浩平が新山響平を)叩きにいくとは思わなかったです。(最終BSは)森田(優弥)君がきたのが見えたので、一度けん制して戻ろうと思ったら脇本(雄太)君が来ていたので、判断が難しかったですし、浩平も全開でいっていてキツそうだったので、前に踏ませてもらいました。自分も追走していっぱいだったので、(菅田壱道に)抜かれたと思ったのですが、なんとか3着で良かったです。モガキあいの上を(脇本が)叩きにいくのを付いていけているので、(状態は)悪くないかなと思います。気持ちを引き締めて走ります。
(スーパープロピストレーサー賞は)清水(裕友)君の後ろ。
◆11Rレース結果
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【全プロ記念競輪(初日)12R=S級優秀】
まず深谷知広が上昇していくと、中団から松本貴治も合わせて上昇し、松本が坂井洋を抑えて先頭に立つ。7番手から寺崎浩平がスパートしていくと、最終HSで松本を叩いて近畿3車が主導権を握っていく。4番手外並走の坂井が最終2コーナーから捲るが、寺崎マークの古性優作がけん制。ゴール前で古性が差し切り1着。2着に寺崎が逃げ粘り近畿ワンツー。坂井マークの武藤龍生が3着に入線した。
1着/古性優作(SS・大阪100期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
SPR賞進出:2年ぶり6回目(23年5月富山以来)
SPR賞1着:23年5月富山、17年5月和歌山
初手でいい位置が取れたと思いましたし、寺崎(浩平)がすごくいいレースをしてくれました。最終HSで(村上)博幸さんまで出切ったのを確認して、坂井(洋)が仕掛けて来ていたので、どう止めるかを考えてでした。ライン3人で決まると思ったのですが、最後は(武藤)龍生が来ているのが見えたし、博幸さんのコースを作ってと思いましたが、難しかったですね。寺崎君と博幸さんのおかげで1着を取らせてもらった感じです。ここ10日ほど少なめの練習で、疲労がとれて状態が良くなっているのか、脚力が落ちているのか、1走しないと分からない感じでしたが、寺崎君があれだけ頑張って苦しい展開ではなかったので、感触はあまり分からなかったですね。
(スーパープロピストレーサー賞は)福井勢の後ろ。3番手。
2着/寺崎浩平(S1・福井117期)
SPR賞進出:2年連続2回目
最近、長い距離を行けていなかったので、しっかり仕掛けよう、先行と決めていました。深谷(知広)さんの動きを見て、中団で止まるような動きでした。いつも、あそこで見てしまい行けないことが多かったので仕掛けようと。気温のせいか、バンクが重く感じたし、他のレースでも先行が苦しいコンディションなのかなと思っていましたが、先行で2着なので、良かったです。踏み出しの時に(先頭に)出切れる感触がありました。あとはゴールまで、踏んで、踏んで後ろのことは気にせずいきました。
(スーパープロピストレーサー賞は)自力です。
3着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
SPR賞進出:初
他のラインを出させたらキツいですが、(坂井洋が)仕掛ける強い気持ちでいたので、どこかしらで行けるだろうと思っていました。前々に行ってくれて、自分も勝負できる位置に持っていってくれたと思います。前走(日本選手権)で落車して探り探りでしたが、その割には(状態は)上向きかなと思います。なんとか踏ん張れました。
(スーパープロピストレーサー賞は)栃木、茨城の後ろ。3番手。
◆12Rレース結果
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【最終日12R=スーパープロピストレーサー賞】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/吉田拓矢(S1・茨城107期)
3/清水裕友(SS・山口105期)
4/武藤龍生(S1・埼玉98期)
5/脇本雄太(SS・福井94期)
6/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
7/寺崎浩平(S1・福井117期)
8/浅井康太(S1・三重90期)
9/眞杉匠(SS・栃木113期)
注目の並び想定は、
7寺崎-5脇本-1古性-8浅井
9眞杉-2吉田-4武藤
3清水-6松谷
スーパープロピストレーサー賞は、寺崎浩平の番手に脇本雄太、古性優作と続き、4番手に浅井康太が付く近畿中部の4車ライン。
眞杉匠には、準決勝同様に吉田拓矢が付き、その後ろを武藤龍生がまわる関東の3車。
清水裕友の後ろは、松谷秀幸が付く、即席ラインの3分戦となった。
注目は4車連携の中部近畿ライン。初日優秀で先行した寺崎が、ここでも主導権を握ると、番手の脇本の優勝やライン上位独占が見えてくるか。しかし、変幻自在にレースを展開する眞杉の動向によっては混戦模様か。また、果敢な組みても視野に入れて来そうな清水も、SPR賞連覇に向けて、その動向は気になるところだ。
G1決勝のような豪華メンバーが競輪の醍醐味を存分に楽しませてくれそうなレースは必見。注目のスーパープロピストレーサー賞は、第12レース=16時30分発走予定です。
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◆全プロ記念競輪(初日)注目選手ピックアップ◆
【初日5R=S級選抜】
「もう少し楽に勝てるようにしたい」
1着/石原颯(S1・香川117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
僕が一番(競走)得点を持っているし、仕掛けてくるのは谷(和也)さんだけだと思ったので、突っ張りたかったです。(谷が)来た時、自分の脚が落ち着いてなくて、山賀(雅仁)さんより先に仕掛けたいと思い、行きましたが、今ひとつでした。谷さんを越えていっぱいでした。レースを自分で難しくしたので、もう少し楽に勝てればと思います。(G1では)準決勝で負けてしまうので、カマシだけでは勝てない。9車立てや細切れ戦で脚を使ってしっかり勝てればと思います。
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【過去のスーパープロピストレーサー賞・レポート】
2024年高知:清水裕友
2023年富山:古性優作
2022年佐世保:守澤太志
2021年広島:松浦悠士
2020年豊橋:松浦悠士
2019年松山:太田竜馬
2017年和歌山:古性優作
(P-Navi編集部)