【久留米競輪・ナイター】今年はひと味違う芦澤大輔

2025/07/31(木) 20:00

久留米競輪のナイター「オッズパーク杯×HPCJC(FI)」が8月1日に初日を開催する。9RのS級予選を走る芦澤大輔に話を聞いた。

「同学年の平原の引退は衝撃的でしたね」と話す芦澤大輔

 先月の川崎FIで2021年10月の福井FI以来となる美酒に酔った芦澤大輔。5節前の地元記念は準決勝で敗退も3勝を挙げ、前節の熊本FIも連勝で決勝進出した。今年は既に15勝。昨年の9勝を大きく上回るハイペースで白星を量産している。

「特に変わっちゃいないけど、今年に入ってから練習を無理しなくなった。武田(豊樹)さんからアドバイスをいただいてやってみて、それが噛み合ってきたかな。感覚良く走れている。最初はどうなるのか心配だったけど、やっぱり身体が良くないとしっかり力も伝えられないですよね」

 幾多のタイトルを獲得した大先輩からの助言が効果抜群だった。それだけではない。気持ちで走るファイタータイプの芦澤にとって、神山雄一郎、平原康多の引退が心に響いた。

「神山さんも平原も辞めてしまった。やっぱり武田さんを含めて偉大な存在だったので。特に同学年の平原の引退は衝撃的でしたね。ここに来る前も平原や武田さんと会ってきて、“昔の熱い競輪を関東で引き継いでいこう”って話してきた」

 関東を長らく引っ張ってきた神山と平原の引退はあったが、S級S班の眞杉匠、ダービーVでS班復帰を決めた吉田拓矢らの奮闘が光る関東勢。黄金期の“関東イズム”が身体に流れる武田や芦澤らも欠かせない存在だ。中4日の追加参戦でも、ひと味違う芦澤が気力を振り絞って奮戦する。(netkeirin特派員)

閉じる

新着ニュース一覧