熊本競輪G3(準決勝)レポート

2024/10/05(土) 20:10

2024年10月5日 熊本競輪
大阪・関西万博協賛
熊本競輪開設74周年記念「火の国杯争奪戦」(3日目)

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【熊本競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板で町田太我が松本秀之介を突っ張っていく。打鐘で阿部拓真が仕掛けると、町田はこれも突っ張って主導権を渡さない。阿部は最終HSで町田、松浦悠士の3番手に入る。5番手から鈴木陸来が捲りを狙うも前には届かず。逃げ粘る町田を番手から松浦が差し切り1着。2着町田で広島ワンツー。3着には阿部が入線した。郡司浩平は直線追い込むも4着まで。

1着/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:21回(24年9月岐阜)

想定通りの展開になって良かったなと思います。(打鐘前は)下からの仕掛けで、(町田)太我がいいダッシュでした。(町田との車間が空いて位置を)譲るわけにいかないので、しっかり踏んで前まで行きました。(宮城勢が3、4番手に入り)直線が長いので、僕が早めに抜きに行くと、和田(圭)さんが内に来るので、ギリギリまで待って抜きに行く、イメージ通りにできたと思います。昨日(町田太我の番手を)経験しているので、一段楽でした。前回の岐阜(記念)もそうですが、(町田)太我がいてくれて本当に助かります。状態は、初日からさほど変わりませんが、岐阜に比べると良いです。
決勝も、町田(太我)君の後ろ。

2着/町田太我(S1・広島117期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:2回(23年10月豊橋)

前を取って突っ張って、力勝負と思っていました。中団に(鈴木)陸来さんが入ってくれたので、やりやすくなりました。(打鐘前から)力強く踏みました。(決勝進出は)嬉しいです。展開が向いてくれました。明日は、抜かれないように頑張ります。
決勝は、自力。

3着/阿部拓真(S2・宮城107期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:8回目(24年8月小田原以来)
取れた位置からの組み立てでした。(打鐘前は)全開で踏みました。出切れるかなと思ったのですが、(町田太我に)2、3歩で合わされました。そこからの巻き返しは無理でしたね。反応できているので、状態は思った以上にいいのかなと思います。
決勝は、深谷(知広)さんの後ろ。共同通信社杯で付かせてもらい、勝ち上がらせてもらいました。

※10Rレース結果

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【熊本競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板で深谷知広が佐々木豪を突っ張る。赤板2コーナーから東矢圭吾がスパートすると、打鐘で深谷を叩いて、熊本3車ラインが出切り、4番手に深谷の隊列で最終HSを通過。先行する東矢の番手から最終2コーナーで嘉永が捲り発進。嘉永の後位を固めた中川がゴール前で差し切り1着。2着に嘉永で熊本ワンツー。渡部幸訓も直線迫るが、深谷が3着入線。

1着/中川誠一郎(S1・熊本85期)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:8回(19年10月熊本記念in久留米)

(最終HSで東矢圭吾は)かかっていましたが、(深谷知広が後ろにいて)なんとか下手なりに(嘉永泰斗と)ワンツーを決めたい思いで走っていました。(嘉永)泰斗もかかっていたので、最後はかわらないかなと思いましたが、差していましたね。(決勝進出は)自分の力というよりは、乗せてもらった感じが強いのですが、気持ちは入っているので、戦えると思います。
決勝は、嘉永(泰斗)君の番手。昨日、疲れがありましたが、乗り切れたので、大丈夫だと思います。

2着/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:3回(24年4月川崎)

(東矢)圭吾がいいタイミングでいってくれました、強かったです。圭吾のおかげですね。(最終BSは)深谷(知広)さんが後ろにいたのが分かったので、早めになりましたが、仕掛けました。初日、2日目と力を出し切れているので、(踏んだ)感触は悪くないです。中川(誠一郎)さんとワンツーが決まって良かったです。
決勝は、自力です。優勝を意識せず、誠一郎さんと頑張ります。

3着/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二1・準3
G3優勝:20回(24年5月武雄)

前からの組み立てで、突っ張ろうと思っていました。(佐々木豪を突っ張り)もう一つのラインが緩くきたら、もう一度突っ張ろうと思っていたのですが、すごい勢いだったので、なんとか飛びついてでした。(最終1センターで)仕掛けるタイミングがあったのですが、(中川)誠一郎さんに見られていたし、行けなかったです。最後は、力不足。疲れを感じていますが、その中で戦えていると感じています。
決勝は、自力です。すごいメンバーで、チャンスが少ないと思いますが、しっかり考えてやりたいと思います。

※11Rレース結果

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【熊本競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
野口裕史がペースを上げて先行態勢に入っていくと、最終HSで6番手の脇本雄太が捲りを打つ。脇本に合わせるように、最終2コーナーで3番手の坂井洋も捲りを打っていく。坂井と脇本の捲り合戦となるが、直線で脇本が制して1着ゴール。久米康平の後位から直線伸びた隅田洋介が2着。3着に坂井が入線した。

1着/脇本雄太(SS・福井94期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:16回(24年9月向日町)

展開は、想定される一番キツイ展開になったと思います。割り切って冷静にできたと思います。(最終HSでは)昨日と同じように、しっかり踏み切ればと思っていました。(最終2コーナーは)外にいくと思っていなかったのですが、しっかり我慢して、最後伸びたので、良かったです。感触は、良くなっていると思うのですが、仕掛けるポイントなど、改善するところはあると思います。
決勝は、単騎で自力。勝てるように走るだけです。

2着/隅田洋介(S1・岡山107期)
今回成績:一3・二3・準2
G3優勝:1回(20年6月青森)

(最終BSは)脇本(雄太)が1車でしたが、後ろがどのくらい付いてきているのか分からなかったので、大きく横に動きましたが、久米(康平)君を迎え入れてから、最終3コーナーから2センターで踏ませてもらいました。バンク特性(コーナーがキツくてカントがある)が好きで、指定練習でも気持ちよく乗れていますし、やっと脚が戻ってきたかなと思います。S級S班のいる記念決勝は初めて。最近恵まれていることが多いですが、自力でもできるように頑張りたいです。
決勝は、広島2人の3番手を固めます。

3着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特6・二2・準3
G3優勝:1回(21年11月四日市)

(鈴木陸来に)付いてみたかったのですが、G1前で、自力でやってみたかったので、わがままを言い別でやりました。力不足ですね、(脇本雄太が)強かったです。何をやっても勝てない感じですね。脚の感じは悪くないです。
決勝は、単騎で頑張ります。しっかり仕掛けたいです。

※12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催

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【熊本競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/深谷知広(SS・静岡96期)
3/脇本雄太(SS・福井94期)
4/町田太我(S1・広島117期)
5/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
6/中川誠一郎(S1・熊本85期)
7/坂井洋(S1・栃木115期)
8/阿部拓真(S2・宮城107期)
9/隅田洋介(S1・岡山107期)

注目の並び想定は、 4町田-1松浦-9隅田
2深谷-8阿部
5嘉永-6中川
3脇本(単騎)
7坂井(単騎)

町田太我の番手には、3日間連続で松浦悠士が付き、その後ろを隅田洋介が続く中国3車ライン。
深谷知広には、共同通信社杯で連携ある阿部拓真が並ぶ静岡、宮城の2人。
嘉永泰斗には、中川誠一郎が付く地元熊本の2車ライン。
脇本雄太と坂井洋は単騎の競走となった。

連日突っ張り先行で2着に粘る町田が、決勝でもその力を発揮すると番手の松浦に優位な展開になりそうで、前走の岐阜記念から2連続G3優勝が見えてきそうだ。 しかし、連日力強い自力を見せる深谷や地元記念決勝で良い走りをしたい嘉永、好調時の捲り脚が戻りつつある脇本の強襲もあり激戦必至の様相だ。
9年ぶりに本場での記念開催となる今開催を制するのは……!?
寛仁親王牌を目前に控えた一戦に注目です。

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\熊本G3注目レース・ピックアップ/
【3日目5R=S級選抜】
「バンクの癖を見極め踏み込む」
1着/小松崎大地(S1・福島99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)

上遠野(拓馬)が、自分の想定以上に踏んだし、踏めていた。最終BSで、想定以上の車間になっていましたが、そのおかげで自分にはいい展開になりました。しっかり後ろの動きを確認しながら前に踏みました。癖のあるバンク、(3コーナーのバンクあたりで)前に出られないように見えていたので、手前で先頭に出て踏めればゴールまでいける感覚でした。3走しては、良くもなく、悪くもなくの感じです。這い上がっていきたいと思います。

【3日目6R=S級選抜】
「瞬時の判断で好走」
1着/中嶋宣成(S2・長野113期)

(赤板で抑えにいった時)突っ張られたら一回やめ、2コーナーでもう一度いこうと考えていましたが、すぐに(疋田力也が)踏むのをやめたので、内に詰まらせてと思っていたら、堀内(俊介)さんが来たので、前に出させるか迷ったのですが、そのまま出させました。いい位置が取れてラッキーでした。(その後は)思ったよりも前と車間が空いてしまった。結果的にいい車間になったと思いますが、車間を詰めるのに脚を使ったので、もっと上手く間合いが取れれば、すんなり捲れたのかなと思います。

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【熊本記念G3の開催レポート・プレイバック】
23年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中本匠栄
22年10月熊本記念in久留米G3
優勝:郡司浩平
21年10月熊本記念in久留米G3
優勝:嘉永泰斗
20年10月熊本記念in久留米G3
優勝:郡司浩平
19年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中川誠一郎
18年10月熊本記念in久留米G3
優勝:中川誠一郎
17年10月熊本記念in久留米G3
優勝:古性優作

(P-Navi編集部)

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