小田原競輪G3(準決勝)レポート

2024/08/26(月) 20:22

小田原競輪G3(準決勝)レポート

2024年8月26日 小田原競輪

大阪・関西万博協賛
開設75周年記念「北条早雲杯争奪戦」G3(3日目)

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【小田原競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
小田原競輪開設75周年記念北条早雲杯争奪戦G33日目10RS級準決勝
後藤大輝が上昇していくが、北井佑季が突っ張る。北井がペースを上げて、南関東ラインが先手を握ると、後藤は後退。後藤マークの山口富生が打鐘で3番手まで追い上げるが、南関3番手の鈴木裕が位置をキープ。北井の先行で、番手絶好となった和田真久留がゴール前で差し切り1着。2着に逃げた北井、3着に鈴木で南関東勢の上位独占が決まった。

和田真久留
1着/和田真久留(S1・神奈川99期)
今回成績:特4・二3・準1
G3優勝:2回(20年8月小田原)

北井(佑季)さんは先行が強いので、余計なことを考えずでした。僕の横で、後藤(大輝)は消耗戦になるのかなと思ったのですが、思いのほかあっさり決着がつきましたね。(1着は)展開。千葉の先輩2人が後ろを固めてくれたからこそ、自分や北井さんが余裕を持って走れたと思うので、感謝したいです。

決勝は、郡司(浩平)君の後ろ。南関東の5番手。

北井佑季
2着/北井佑季(S1・神奈川119期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二1・準2
G3優勝:1回(23年9月向日町)

ここ最近、オールスター競輪でも2周半の先行はなかった。(今日は)気持ちよく行きました。記念ではなかなかない4車の並びで、期待の表れなのかなと思いましたし、4車で決めたかったですが、ワンツースリーが決められたのは良かったです。信頼できるラインで、落ち着いて仕掛けられました。最後、(和田)真久留さんが強くて抜かれてしまいましたが、決勝に向けて、気持ちも体もいい状態でいけるのかなと思います。

決勝は、新村(穣)君の後ろ。番手。気持ちを全面に出すいいレースができたらと思います。

鈴木裕
3着/鈴木裕(S1・千葉92期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:1回(11年7月松戸)

必死だったので、前の選手の踏み直しなどは感じられずでした。(最終)3コーナーも、前を抜けるというよりは、車間を空けて詰めて行った方が(後ろから)食われないかなと、考えながらやっていました。脚の感じは、前回(オールスター)よりいい気がします。

決勝は、南関東の7番手です。

10Rレース結果

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【小田原競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
小田原競輪開設75周年記念北条早雲杯争奪戦G33日目11RS級準決勝
先頭に立った小松崎大地を、赤板で松井宏佑が抑えていくと、久米康平がスパートして神奈川ラインを叩いていく。久米の2番手には松井が続く形となり、松井は最終HSでスパートして久米をかわしていく。松井、郡司浩平、松坂洋平の神奈川3車が後続を大きく引き離し、ゴール前で郡司が差し切り1着。2着に松井、3着に松坂で、10レースに続き、南関東ラインが上位独占を決めた。

郡司浩平
1着/郡司浩平(S1・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:20回(24年1月川崎)

今開催は、疲れている中での参戦でしたが、思っている以上に走れています。オールスター競輪までの上積みがあったのかなと思いますね。レースには余裕を持って臨めているので、そこまで疲労感はないと思います。明日は、地元勢が多くて、嬉しい悩みですね。

決勝は、南関東の4番手。

松井宏佑
2着/松井宏佑(S1・神奈川113期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・二2・準2
G3優勝:2回(21年8月小田原)

前に出てからは全力でした。昨日、一昨日と限界近くまで頑張ったので、今日は少し余裕を持って走れました。調子自体も悪くないので、あと1日頑張りたいです。オールスター競輪では、優勝できませんでしたが、いい収穫を得たし、タイトルを奪れる力があることも分かったので、その力を毎回出せるようにやっていきたいです。今回も気持ちを切らさず、ここまでこれたので、この調子で最終日も頑張ります。

決勝は、地元(神奈川の)3番手。

松坂洋平
3着/松坂洋平(S1・神奈川89期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:3回(20年2月小倉)

今日は、自分の位置が狙われるかなと思ったのですが、なんとか単独でまわって来られて良かったです。(赤板で)内を空けられないと思い、内を閉めていたら(松井宏佑の)踏み出しに遅れてしまった。キツかったです。決勝進出は、めちゃくちゃ嬉しいです。

決勝は、和田(真久留)君の後ろ。南関東の6番手。

11Rレース結果

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【小田原競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
小田原競輪開設75周年記念北条早雲杯争奪戦G33日目12RS級準決勝
青板BSで川越勇星が上昇してきた山口多聞を突っ張る。山口も仕掛けて両者の主導権争いになるが、川越が主導権を譲らずに突っ張ると、山口は番手に入り、3番手に新村穣の態勢になる。打鐘7番手から脇本雄太が捲り発進して、前団に迫る。2番手から山口も仕掛けるが、脇本が最終1センターで前団をとらえて先頭に立つ。脇本マークの浅井康太は連携崩れ、自力に転じた新村が脇本を追う。抜け出した脇本はセーフティーリードを保ったまま完勝ゴール。2着に新村の後位から差した阿部拓真、3着に新村が入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特9・二1・準1
G3優勝:15回(24年7月福井)

仕掛ける構えをしておいて、レースが動いたら、しっかり見定めて仕掛けようと思っていました。前団の決着がついてからの自らのカマシが遅いかなと思ったので、修正したいです。

決勝は、自力。頑張るしかないです。

阿部拓真
2着/阿部拓真(S2・宮城107期)
今回成績:一4・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(23年2月奈良以来)

前々走の玉野F1の落車しましたが、身体は全然問題ないです。決勝に進めて良かったです。脇本(雄太)さんの仕掛けを目がけていけたのが良かったのかなと思いますし、外を踏んで行ったことが結果的に良かったです。

決勝は、脇本(雄太)さんの番手。

新村穣
3着/新村穣(S2・神奈川119期)
今回成績:一4・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(24年8月松戸以来)

山口(多聞)の仕掛けが中途半端で、自分も番手が初めてで、対応に迷ってしまい、川越(勇星)の頑張りを無駄にしてしまいました。打鐘で、脇本(雄太)さんが仕掛ける姿勢だったので、それより早く仕掛けられたらと思ったのですが、前の踏み合いも長く、すぐに追走する形を取ってなかったです。脚の感じは、前走、前々走と決勝に乗れていて、今回も乗れているので、悪くないのかなと思います。

決勝は、ラインの先頭で。精いっぱい頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は直近の優出

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【小田原競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/郡司浩平(S1・神奈川99期)
2/脇本雄太(SS・福井94期)
3/松井宏佑(S1・神奈川113期)
4/阿部拓真(S2・宮城107期)
5/北井佑季(S1・神奈川119期)
6/松坂洋平(S1・神奈川89期)
7/和田真久留(S1・神奈川99期)
8/新村穣(S2・神奈川119期)
9/鈴木裕(S1・千葉92期)

注目の並び想定は
8新村-5北井-3松井-1郡司-7和田-6松坂-9鈴木
2脇本-4阿部

決勝は、新村穣の番手に北井佑季、その後ろに松井宏佑、郡司浩平、和田真久留、松坂洋平、鈴木裕の7名が結束する南関東の7車ライン。脇本雄太の後ろには、阿部拓真が付く福井宮城の即席2車による二分戦となった。

レースは、新村が松戸記念のリベンジを果たすべく、早めから主導権を握ってきそう。そうなると南関東ラインの上位独占が濃厚だ。しかし、やるしかないと口にする脇本が、どんな策を打ってくるのか注目したいところだ。鉄壁に見える南関ライン対脇本の好勝負に注目です。

結束する南関東の7名左上から、和田真久留郡司浩平、松坂洋平。左下から新村穣、北井佑季、松井宏佑
決勝進出した神奈川の6名。
上段左から和田真久留、郡司浩平、松坂洋平。下段左から新村穣、北井佑季、松井宏佑

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【小田原競輪レポート・プレイバック】
23年4月小田原記念G3
優勝:郡司浩平
22年8月小田原記念G3
優勝:深谷知広
21年8月小田原記念G3
優勝:松井宏佑
20年8月小田原記念G3
優勝:和田真久留
19年8月小田原記念G3
優勝:郡司浩平
18年8月小田原記念G3
優勝:郡司浩平
17年8月小田原記念G3
優勝:山岸佳太

(P-Navi編集部)

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