【小田原競輪G3】郡司浩平が当大会4回目のV

2023/04/16(日) 19:14

【小田原競輪G3】郡司浩平が当大会4回目のV

2023年4月16日 小田原競輪

開設74周年記念「北条早雲杯争奪戦」G3(最終日)

小田原城を眼前に臨み、例年真夏の8月に開催されてきた、小田原競輪開設74周年記念「北条早雲杯争奪戦」G3。今年は4月13日より4日間の日程で行われ、本日最終日を迎えた。
降りしきる雨の中の戦いとなった準決勝では、神奈川のホープ北井佑季の主導権争いを尻目に快勝した眞杉匠や、自在性が加速する新田祐大が松井宏佑を封じる競走で力を発揮。また、連日地元地区を牽引した深谷知広が持ち前の先行で郡司浩平、内藤秀久とライン上位独占を決める力走を披露した。神奈川からは佐々木龍も優出して、決勝は4車結束。2018年から続く同記念の優勝者を輩出している南関東勢から今年も勝者を出せるのか注目を集めた。
決勝レースは、青板BS過ぎから深谷が力強い先行を見せると、番手から郡司が抜け出して優勝。小田原記念は4年ぶり4回目、今年2月の静岡以来、通算17回目の記念優勝を果たした。

※準決勝のレポートはこちら

【高知競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/眞杉匠(S1・栃木113期)
3/新田祐大(SS・福島90期)
4/雨谷一樹(S1・栃木96期)
5/深谷知広(S1・静岡96期)
6/佐々木龍(S2・神奈川109期)
7/神田紘輔(S1・大阪100期)
8/内藤秀久(S1・神奈川89期)
9/和田圭(S1・宮城92期)

【レース展開】
小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3決勝青板BS

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3決勝赤板

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3決勝最終HS過ぎ1センター付近

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3決勝ゴール

誘導以下、2眞杉-4雨谷、3新田-9和田、7神田、5深谷-1郡司-8内藤-6佐々木で周回を重ねる。まず深谷が動き、青板BS過ぎに新田をかわして一気に先行態勢に入っていく。南関ラインの主導権で、5番手に新田、8番手に眞杉の隊列で赤板、打鐘、最終HSを通過。最終1コーナーから眞杉が、2コーナー過ぎに新田が捲りを打つも、最終BSから深谷マークの郡司が番手捲り。新田も捲りで迫るが、郡司後位の内藤もけん制。抜け出した郡司が押し切って優勝のゴール。2着に捲った新田、3着に新田マークの和田が入線した。

【小田原競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単1-3 660円(2番人気)
3連単1-3-9 2,540円(6番人気)
決まり手:捲り-捲り

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3優勝郡司浩平
優勝/郡司浩平(SS・神奈川99期)
今回成績/特2・二1・準1・決1
次走出場予定/日本選手権G1(平塚/5月2日~7日)

(深谷知広さんが)青板BS過ぎに先頭に出てからは、一本棒でしたし、他のラインが仕掛けてこられないペースで、バンクも重かったので、それが深谷さんの強みになった。後ろに付いていても、苦しかったです。あとは、地元2人も後ろに付いていたので、勝機があるように仕掛けようと思っていました。番手から出てからは、しっかりゴール前まで踏み込めましたね。優勝できたことは大きいです。地元の記念、ダービーとレースが続くことで気持ちが入る、次に繋がる開催になりました。ダービーまでは2週間弱。練習から気持ちを引き締め、体調管理もしっかりして悔いのない状態で開催に入ります。

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3優勝郡司浩平

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3優勝郡司浩平

小田原競輪開設74周年記念北条早雲杯争奪戦G3優勝郡司浩平

\小田原G3(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日2R=S級一般】
木村佑来
「組み立てと脚力アップの課題にして」
1着/木村佑来(S2・宮城119期)

長いもがきで結構キツかったのですが、先頭に出きれる感じが一瞬ありました。ここで出ないと勝負できないと。ゴール前まで全力でもがいて、何着まで残れるかでした。なんとか1着に残れて良かったです。レースの組み立てが、まだちゃんとできていないところの改善や脚力もレベルアップができたらと感じました。最近、少し調子を落としていましたが、今日は自分から仕掛けて逃げ残れました。すこし戻ってきた感じがあります。

【最終日8R=S級特選】
北井佑季
「位置にこだわる競走も見据える」
1着/北井佑季(S2・神奈川119期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

今日は、風が強かったのですが、最後まで踏み切れたと感じたので、ペースは良かったと思います。常に積極的なレースをしていきたい思いで走っていますが、昨日のように位置にこだわる競走も今後必要だと思っていますし、強い人との対戦だからこそ、その位置で引かない思いが出てくるので、またその場面が来たら引かないでいきたいですね。ダービーに向けては、自分なりに少しずつ準備ができていると思います。

【最終日10R=S級特秀】
香川雄介
「久しぶりに見せた番手捲り」
2着/香川雄介(S1・香川76期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)

(佐藤幸治が)向かい風のところを押さえて、向かい風のところを仕掛けたので、3回目の向かい風はさすがにキツい。最終BSで(吉澤)純平も見えたので、番手から出ていかざるをえなかったです。1着、惜しかったですね。純平を合わせたのは価値があるかもしれません。状態は、ピリッとしません。ダービーまで2週間ほどあるので練習します。(P-Navi編集部)

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