【チャリロト杯】飯塚オートG2(準決勝戦)レポート

2024/07/04(木) 23:59

【チャリロト杯】飯塚オートG2(準決勝戦)レポート

2024年7月4日 飯塚オートレース

チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ(4日目)

【6R=準決勝戦B】
*6周回 3,100m(良走路)

単独0線の1・藤川幸宏が逃げる中、10線からは6・中村杏亮が内枠を一気に飲み込んで2番手に付け、3番手には3・竹谷隆が続く。藤川の後位につけた中村は、3周回1コーナーでインに飛び込み先頭奪取。抜け出した中村はそのまま差を広げて1着ゴール。2番手で粘る藤川を最終回3コーナーで竹谷がかわして2着。3着に藤川が入線した。

中村杏亮
1着/中村杏亮(飯塚33期)
競走タイム3.3395
競走車名:サボ
ランク:S19
今節成績:1着・7着・4着・1着
G2優勝:2回(23年飯塚:オーバルチャンピオンカップ)

1着権利の厳しい条件だったが、「あれしかないと思ってました」というスタート速攻を決めて、優出一番乗りを決めた。グレードレース優出は今年4月飯塚SGオールスター以来。だが、エンジン状態については「良くはなっていますが、まだまだやることはたくさん」と、ヘッド回りの整備に着手する。昨年3月のチャリロト杯オーバルチャンピオンカップで、地元G2を初制覇。準決勝戦と同じく速攻を決めて、3回目のG2優勝を目指す。

6Rレース結果

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【7R=準決勝戦A】
*6周回 3,100m(良走路)

0線から1・青山文敏か逃げるが、10線から好スタートを切った5・岩見貴史が2番手につけると、2周回1コーナーで青山をとらえて抜け出す。3・木山優輝は1周回で2・前田淳をかわして3番手に上がると、青山を2周回目にとらえて2番手へ。岩見と木山が後ろを引き離し、岩見が1着、2着に木山。7・佐藤励は追い上げるも3着まで。

岩見貴史
1着/岩見貴史(飯塚29期)
競走タイム3.395
競走車名:ザンス
ランク:S17
今節成績:3着・4着・1着・1着
G2優勝:2回(23年飯塚:オートレースメモリアル)

1個前の準決勝戦Bを見て、「あんなレースがしたいと思った」と、スタート速攻からの理想の展開で、3日目から連勝を決めた。「クラッチもやって、(スタートが)良くなりました。決まったのが大きい」と勝因を振り返る。地元ミッドナイトは今年6回目の優出で、グレードレースは昨年10月に優勝したG2オートレースメモリアル以来の優出。その時と同じく優勝戦は5枠から、優勝チャンスを狙う。

木山優輝
2着/木山優輝(飯塚33期)
競走タイム3.405
競走車名:S・チャモスケ
ランク:A104
今節成績:6着・1着・2着・2着
G2優勝:0回

岩見に先制されたものの、「自分では切れた方」というスタートで好位につけて2着で優出。湿走路だった初日こそ6着も、良走路では2日目からオール連対で、22年3月飯塚のチャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ以来、3回目のグレードレース優出。地元33期としては、準決勝戦Bを勝ち上がった中村に続く形で、優出を決めた。「エンジンは安定しているし、タイヤもいい」と好感触で、あとは微調整。3枠から序盤の展開を作って、グレードレース初優勝なるか。

7Rレース結果

【8R=準決勝戦A】
*6周回 3,100m(良走路)

単独0線からスタート決めた1・道智亮介が逃げ展開に持ち込む。10線からは6・佐藤摩弥が飛び出して2番手、3番手に2・川口裕司で、7・荒尾聡は4番手から序盤はレースを進める。道智は快調に飛ばし、なかなか2番手の佐藤も差を詰められない。4周回目に荒尾が川口をかわして3番手に上がり、前2車を追う。2番手の佐藤は逃げる道智の後位までつけて、仕掛けを試みるが、道智が先頭を譲らずに逃げ切り1着。2着に佐藤が入線。荒尾も追い込むが3着で優出を逃した。

道智亮介
1着/道智亮介(飯塚34期)
競走タイム3.403
競走車名:クワナ3
ランク:A138
今節成績:4着・5着・1着・1着
G2優勝:0回
※グレードレース初優出

まさに快進撃。前節の飯塚デイレースでは単独0mから逃げ切って自身3回目の優勝を飾ると、ハンデ重化した今開催も勢いそのままに好レースを披露。準決勝戦も佐藤摩弥、荒尾聡ら一線級を相手に、3.403で押し切って見せた。「良すぎて怖い」と、笑顔で仲間の祝福にも応えた。好気配のエンジンとタイヤで、「未知の世界」になる初の8周回に挑む。0mハンデから、再度快速を飛ばして、一気にグレードレース初優出・初優勝まで駆け上がるか。


2着/佐藤摩弥(川口31期)
競走タイム3.395
競走車名:Pタン3
ランク:S26
今節成績:6着・1着・3着・2着
G2優勝:2回(20年山陽:若獅子杯争奪戦)

得意のスタートから好位置につけて、「めちゃくちゃ速かった」という道智の逃げ切りは許したものの2着で優勝戦進出。グレードレースに限れば、4月SGオールスターから4開催連続の優出で、前節の浜松記念曳馬野賞からチャリロト杯G2は連続優出と、勝負強さを見せている。マシンも「今日(4日目)が一番良かったかも」と上向き。昨年はG1初制覇を達成。昨年の当開催は優勝戦6着だったが、6枠から好スタートを決めて、4年ぶりのG2優勝に期待。

8Rレース結果

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【9R=準決勝戦A】
*6周回 3,100m(良走路)

10mオープンの第9レース。スタートは2・山田真弘が先制し、2番手に3・越智尚寿が続く。7・有吉辰也は7番手から1周回3コーナーでインを狙い、一気に3番手まで浮上する。2周回1コーナーで越智が山田を抜いて先頭に立つと、有吉も続いて2番手へ。4周回目に有吉はに逃げる越智のインに入り先頭奪取。5・久門徹が山田をかわして3番手に上がってくる。2番手の越智も再逆転を狙うが、抜け出した有吉が1着。2着に落ちで25期のワンツー。3着は久門が入線。

有吉辰也
1着/有吉辰也(飯塚25期)
競走タイム3.402
競走車名:キックアス
ランク:S8
今節成績:1着・1着・2着・1着
G2優勝:8回(23年飯塚:ミッドナイトチャンピオンカップ)

準決勝戦は序盤からさすがのハンドルワークで前団に進出し、ただひとり初日からオール2連対、3勝目をあげて優勝戦に勝ち上がった。今年4月のSGオールスターから、これで9連続優出と安定感は抜群。エンジンは「乗りやすい」ものの、「タイヤが無い」とのことで、優勝戦までに万全の態勢に持ち込めるか。昨年7月のチャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップでは湿走路の中、7号車から優勝。「もう少しいいスタートを切って」大会連覇を狙う。

越智尚寿
2着/越智尚寿(飯塚25期)
競走タイム3.408
競走車名:ハーミット
ランク:A14
今節成績:6着・2着・3着・2着
G2優勝:0回

下回りの整備が功を奏して、エンジンは「日に日に良くなっています」。同期・有吉辰也には捌かれたものの、「自分のコースを走って」最後の優出切符を手にした。グレードレースの優勝戦は2019年5月のG2川口記念以来で、地元のグレードレースに限定すると2017年以来で約7年ぶり。優勝戦は6人並ぶ10線の最内枠から「展開を作りたい」。優勝ならば約3年ぶり、グレードレースは初制覇となる。

9Rレース結果

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【最終日・9R=優勝戦】
*8周回 4,100m 
1/道智亮介(飯塚34期)0m
2/越智尚寿(飯塚25期)10m
3/木山優輝(飯塚33期)10m
4/中村杏亮(飯塚33期)10m
5/岩見貴史(飯塚29期)10m
6/佐藤摩弥(川口31期)10m
7/有吉辰也(飯塚25期)10m
右の数字はハンデ

優勝戦は0mに道智亮介、10mに最内の越智尚寿、大外に有吉辰也の6人が並ぶ0‐10mのハンデ戦となった。
遠征から優出を決めたのは佐藤摩弥のみで、地元の飯塚勢が6名というメンバー構成。
ここまで安定した動きを見せる有吉辰也は、チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップの連続優勝なるか。
佐藤摩弥もスタート攻勢から抜け出して、次節の地元G1キューポラ杯へいい弾みをつけるか。
内枠の道智、越智、木山の3選手はグレードレース初制覇に挑む。

激戦が予想される真夜中のG2決戦。
無観客開催で深夜独特の張りつめた空気の中、8周戦を先頭で駆け抜けるのは、果たして……。
優勝戦は23時40分発走予定です。


33期同期で優出を決めた中村杏亮と木山優輝

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【G2ミッドナイトチャンピオンカップ・過去戦績】
2021年7月(飯塚)前田淳
2022年3月(山陽)丹村飛竜
2022年6月(飯塚)篠原睦
2023年2月(山陽)桝崎陽介
2023年7月(飯塚)有吉辰也
2024年3月(山陽)新井恵匠(P-Navi編集部)

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