【チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ】有吉辰也が湿走路決戦を制す

2023/07/08(土) 00:41

【チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ】有吉辰也が湿走路決戦を制す

2023年7月7日 飯塚オート
チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ(最終日)

一昨年に新設されたミッドナイト開催のグレードレース「G2ミッドナイトチャンピオンカップ」。5回目となる今回は、飯塚オートレース場にて、チャリロト杯の冠で7月3日から5日間の日程で争われた。
初日からシリーズの中心を担ったのは、地元No1の荒尾聡だった。走路コンディションを問わない攻めで、ただひとり3連勝で準決勝戦に進出。しかし、その準決でまさかの3着敗退。優勝候補の脱落で、一気に混戦ムードが強まった。
優勝戦には、地元飯塚から有吉辰也、篠原睦、中村杏亮、井村淳一の4名。遠征勢からは佐藤摩弥、伊藤信夫、藤岡一樹の7名が進出を果たした。
篠原は昨年のチャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップの覇者であり、中村は今年2月のチャリロト杯オーバルチャンピオンカップの覇者。また、佐藤は通算300勝にリーチをかけており、節目勝利をメモリアルVで決められるか注目が集まった。

※準決勝戦のレポートはこちら

【9R=チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦】
8周回4,100m 10mオープン戦
湿走路(走路温度27度)
1/井村淳一(飯塚28期)3.70
2/藤岡一樹(山陽29期)3.69
3/中村杏亮(飯塚33期)3.63
4/伊藤信夫(浜松24期)3.61
5/篠原睦(飯塚26期)3.63
6/佐藤摩弥(川口31期)3・64
7/有吉辰也(飯塚25期)3.60
※右数字は試走タイム

チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦

最終日は朝から雨が降り、一旦は止む時間もあったが、第1レースから湿走路でレースは進んでいった。
試走タイムは、3.60で有吉がトップをマーク。次に3.60で伊藤、3.63で中村、篠原が続いた。人気は中村と有吉の折り返しと、対抗で篠原も支持を集めていた。
23時30分、静寂の中、優勝戦がスタート。中村が先手を奪うも、着実に捌いてきた有吉が4周回目に中村をかわして先頭に立ち、そのまま独走に持ち込んで優勝のチェッカー。G2は2020年山陽の小林啓二杯以来で、通算8回目。グレードレースは2021年川口の開設記念グランプリレース以来の優勝。今回は1着権利の準決勝戦B回りになるなど薄氷を踏む勝ち上がりだったが、7号車の支部長が見事なレース運びで七夕決戦を締めくくった。

■レース展開
チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦スタート

チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦1周回4コーナー

チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦3周回

チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦最終周回

チャリロト杯ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦ゴール
スタートで3・中村が飛び出して、逃げ態勢に入っていく。2番手に4・伊藤、3番手に2・藤岡が付ける。内に藤岡、外に伊藤で2番手を争う中、3周回目に有吉が両者の間を割って、一気に2番手に上がる。有吉は中村も射程圏に入れると、5周回目に入るホームストレッチでついに捕えて、先頭に躍り出る。抜け出した有吉はリードを広げて、優勝のゴール。2番手で中村が続くも、ゴール前に藤岡が外からかわして逆転の2着。中村が3着で入線した。

【チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ優勝戦・結果】
2連単7-2 7,630円(19番人気)
3連単7-2-3 15,580円(50番人気)

有吉辰也
優勝/有吉辰也(飯塚25期)
競走車名:キックアス
ランク:S16
今回の成績:1着・3着・5着・1着・1着
競走タイム:3.630
次回出場予定:G1キューポラ杯(川口/7月13日~17日)

嬉しいです。スタートも良かったと思います。
エンジンはずっと良かったけど、それに比べると今節は調子落ち。でも、準決勝戦までにセッティングをやって少しよくなって、優勝戦は晴でも雨でも扱っていこうと思い、キャブをやりました。
(道中は)8周回あったので、滑らせないように落ち着いて。チャンスがあったら行こうと思っていました。
前が(中村)杏亮なので、速いのは分かっているので、とりあえず付いていったら、思いのほか、杏亮もいい感じではなく、自分の方が良かったので、早めに仕掛けられましたね。
ゴールした時は、信じられない感じがありました。
目標であるスーパースターに出るためには、プレミアムカップやSGで頑張らないといけないので、エンジン安定させて出られるように頑張ります。

有吉辰也

有吉辰也

表彰式(P-Navi編集部)

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