2024/04/14(日) 07:47
開場59周年記念当たるんですpresents
G1第5回令和グランドチャンピオンカップ(4日目)
【9R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
スタートは単独0mの1・金田悠伽が決めて、10mハンデからは3・佐藤裕二が好ダッシュを決めて2番手に。3番手に5・田村治郎が続き、8・金子大輔は6番手からレースを進める。金田が軽快に逃げて、3周回目に6・松尾啓史が3番手に、金子も4番手にそれぞれポジションをあげる。残り2周で松尾が佐藤のインを狙うも、佐藤が抑え切り、その間に金子は捲りで3番手に浮上。リードを保ったまま金田は逃げ切りで1着ゴール。金子も捲りで逆転を狙うも、2着は佐藤が粘り切った。
1着/金田悠伽(浜松33期)
競走タイム:3.406
競走車名:ファイナリー
ランク:A134
今節の成績:7着・1着・1着・1着
G1優勝:0回
※G1初優出
初日は7着スタートも二次予選Cで通算100勝のメモリアル勝利を飾ると、勢いそのままに3日目、そしてハンデ重化した準決勝戦も逃げ切り。2日目から3連勝で、「すごく嬉しいです!」と笑顔のG1初優出を達成した。初日から立て直したエンジンは「すごく良い」レベルで、特に走りやすさが快進撃につながっている。初のG1優勝戦は準決勝と同じく単独の0mハンデ。スタートから、8周回をどうレースメイクをしてくるか。
2着/佐藤裕二(川口24期)
競走タイム:3.399
競走車名:ライキリ
ランク:A15
今節の成績:6着・2着・2着・2着
G1優勝:0回
準決勝戦は試走タイムが3.38と劣勢だったが、枠の利も活かしてスタートを決めると、後続の攻めを封じて、昨年1月の伊勢崎シルクカップ以来となるG1優出を果たした。エンジンは「そこまで悪くない」ものの、試走からタイヤが滑ったため、優勝戦に向けてはタイヤ作りが先決の課題。準決勝戦と同じく3枠から、念願のグレードレース初優勝なるか。
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【10R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
単独0mハンデの1・春本綾斗がスタートを決めて逃げ態勢に持ち込む。10mハンデから7・鈴木宏和が好スタートを切って2番手につけるも、1周回3コーナーで4・佐々木啓がインからかわして2番手に上がる。8・有吉辰也は序盤は4番手からチャンスをうかがう。3周回1コーナーで佐々木は逃げる春本をかわして抜け出すと、リードを保ったまま1着ゴールる。有吉は4周回に鈴木を、さらに5周回目に春本をとらえて2着。3着には春本が粘った。
1着/佐々木啓(山陽23期)
競走タイム:3.379
競走車名:クロコダイル
ランク:S44
今節の成績:3着・4着・4着・1着
G1優勝:7回(09年浜松:スピード王決定戦)
今節ここまで2連対はなかったものの、準決勝戦は「100点」と振り返るほどの好スタートを決めて、混戦の抜け出しに成功した。G1優出は2021年3月飯塚のプレミアムカップ以来で、実に3年ぶり。地元G1に限れば、2020年12月のスピード王以来の優出を決めた。エンジンも「4日間の中で一番良かった」と好評価。再度の鋭い攻めで、今度は15年ぶりのG1優勝をもくろむ。
2着/有吉辰也(飯塚25期)
競走タイム:3.386
競走車名:キックアス
ランク:S8
今節の成績:3着・2着・6着・2着
G1優勝:14回(21年川口:開設記念グランプリレース)
序盤は中団から着実に捌いて、しっかりと優出圏内に入ってきた。エンジンは高位安定しており、止まりの悪い症状はあったものの、「リング交換で解消した」。初日は第12レースの歴代覇者選抜で3着に入っており、優勝戦もそのセッティングで挑む。今節ここまでは勝ち星こそないが、6枠からスタート攻勢で3年ぶり15回目のG1優勝を狙う。
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【11R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
1・武藤博臣が単独0mハンデから逃げて、スタートでは2番手に2・松尾彩、3番手に5・森且行が続く。1周回3コーナーで森が捲って2番手に、4番手から6・丹村飛竜がインから3番手に上がり、8・青山周平は4番手から前を追う。2周回3コーナーで青山が丹村をとらえて3番手に上がり、武藤、森に対してチャンスを狙う。4周回4コーナーで青山は森をインから捌くと、さらに武藤のインに飛び込んで5周回目で先頭奪取。森も武藤を捲って2番手に浮上、丹村も武藤をかわして3番手に上がってくる。抜け出した青山はそのまま1着。最終3コーナーで丹村が森のインを狙うが両者流れたところを、4番手につけていた2・松尾彩がゴール前で逆転の2着入線。森は3着で惜しくも優出を逃した。
1着/青山周平(伊勢崎31期)
競走タイム:3.395
競走車名:ハルク・73
ランク:S1
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G1優勝:25回(24年3月川口:開設記念グランプリレース)
準決勝戦も鋭い攻めで前団をさばいて、初日から4連勝で勝ち上がり。前節は伊勢崎ではデビューから史上最速で通算100回目の優勝を達成しており、そこから現在7連勝中。優勝戦は好メンバーがそろい10線大外の8枠は厳しい位置ではあるが、今期ナンバーワンに返り咲いた、最初のグレードレースで貫禄を示すか。
2着/松尾彩(山陽34期)
競走タイム:3.405
競走車名:カピバラ6
ランク:A37
今節の成績:2着・1着・3着・2着
G1優勝:0回
※G1初優出
前がもつれたところを、4番手から渾身の差し切りでゴール前の逆転優出。G2は若獅子杯での優出があるが、「めっちゃ嬉しい」というG1初優出を地元で達成した。エンジン状態も「今日が一番乗りやすかったし、気になるところもない」と好感触。1つ前のレースでは師匠の佐々木啓が1着で、師弟での優出となった。初のG1優勝戦は7人並びの最内2枠から、どんなレースを披露するか。
※11レース結果
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【12R=準決勝戦】
*6周回 3,100m(良走路)
0mハンデの1・吉田祐也が逃げて、ハンデ10mから3・桝崎陽介が2番手に、外枠から7・荒尾聡、8・鈴木圭一郎が4番手で続く。4周回目に荒尾が桝崎のインに入って2番手をうかがうと、鈴木も両者のインを狙って一気に2番手に上がっていく。鈴木は4周回1コーナーで吉田をかわして先頭に躍り出ると、リードを広げて1着。5周回目に荒尾は吉田を抜いて2着入線。最終周回3コーナーで桝崎が吉田をかわして3着に入った。
1着/鈴木圭一郎(浜松32期)
競走タイム:3.367
競走車名:カルマS5K
ランク:S2
今節の成績:1着・1着・1着・1着
G1優勝:17回(24年山陽:プレミアムカップ)
今節は2日目の二次予選で自身3回目の10連勝を達成。さらに翌日の準々決勝戦で通算800勝を達成とメモリアルが続く。前々節の山陽プレミアムカップ初日からの連勝は12まで伸びており、マシンは「下回り整備でうまくキープできている」。優勝戦に向けては「リング点検して、いいリングを入れたい」とし、完全優勝&自身タイの13連勝に挑む。
2着/荒尾聡(飯塚27期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
競走タイム:3.383
競走車名:デフジャムAK
ランク:S10
今節の成績:1着・5着・2着・2着
G1優勝:12回(23年山陽:プレミアムカップ)
鈴木圭一郎にはかわされたものの、好スタートから着実に前をとらえて2着に入り、最後の優出切符を手にした。エンジンは「今節の中で一番良かったです」。昨年3月には山陽で初のプレミアムカップ制覇をしており、今回は5枠から13回目のG1優勝に期待。
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【最終日・12R=優勝戦】
*8周回4,100m
1/金田悠伽(浜松33期)0m
2/松尾彩(山陽34期)10m
3/佐藤裕二(川口24期)10m
4/佐々木啓(山陽23期)10m
5/荒尾聡(飯塚27期)10m
6/有吉辰也(飯塚25期)10m
7/鈴木圭一郎(浜松32期)10m
8/青山周平(伊勢崎31期)10m
優勝戦は0mに金田、10mに松尾から青山まで7名が並ぶハンデ戦となった。
前回のプレミアムカップもそうだったが、今回も鈴木と青山がともに初日から負け知らずで優出。両者の全勝対決が最大の焦点となりそうだ。プレミアムカップは湿走路で、鈴木が押し切り優勝、青山が2着だった。現在12連勝中の鈴木の記録も気になるところだ。
また、佐々木、松尾の師弟優出も注目を集めるところ。実力者の荒尾、有吉も動向も要警戒だろう。
最終日は晴れ予報。良走路で8周回の決戦を迎えられそうだが、走路温度は高くなることも予想されており注意が必要だ。
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◆令和グランドチャンピオンカップ・過去大会レポート
第4回(23年4月)中村杏亮
第3回(22年4月)平田雅崇
第2回(21年4月)丸山智史
第1回(20年6月)長田恭徳
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【過去の山陽オートG1・プレイバック】
24年3月プレミアムカップ
優勝:鈴木圭一郎
23年12月スピード王決定戦
優勝:佐藤励
23年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:中村杏亮
23年3月プレミアムカップ
優勝:荒尾聡
22年12月スピード王決定戦
優勝:松尾啓史
22年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:平田雅崇
21年12月スピード王決定戦
優勝:青山周平
21年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:丸山智史
20年12月スピード王決定戦
優勝:木村武之
20年9月プレミアムカップ
優勝:早川清太郎
20年4月令和グランドチャンピオンカップ
優勝:長田恭徳
19年9月プレミアムカップ
優勝:鈴木圭一郎(P-Navi編集部)