2023年8月12日　和歌山競輪

第6回大阪・関西万博協賛競輪G3（3日目）

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【和歌山競輪G3（3日目）10R＝S級準決勝】

赤板過ぎに上野雅彦、三宅達也が落車のアクシデント（上野が失格）。先頭の黒沢征治がそのまま主導権取りに出ると、最終BS中団から中井俊亮が捲りを打つ。この捲りを黒沢マークの芦澤大輔がけん制し、芦澤は直線で差し脚を伸ばして1着。中井マークの岡崎智哉が外伸びて2着。写真判定の3着は、関東の3番手を追走した竹山陵太が高久保雄介との争いを微差で制した。

1着／芦澤大輔（S2・茨城90期）
今回成績：一3・二2・準1
G3優勝：3回（15年11月豊橋）

黒ちゃん（黒沢征治）の得意な瞬発力を活かした展開を予想していましたが、黒ちゃんも落ち着いて駆けてくれたので。（落車は）予想外で、黒ちゃんは納得していないかもしれないですけど、かかりは良かったです。初日、2日は重かったけど、今日が一番、軽かったので、それを温存して、明日も良い勝負したい。今日は久々にすごく緊張したレースをして、こういう感覚だったなと思い出させてもらいました。

（決勝は）関東の3番手。

2着／岡崎智哉（S1・大阪96期）
今回成績：特2・二3・準2
G3優勝：0回
G3決勝：初

普段の俊（中井俊亮）なら、後ろにもチャンスがあるレースをするのに、らしくなかったかなとは思います。アクシデントはあったけど、仕掛ける感じがない位置取りだったので、あっても僕まででしたね。
最後は伸びました。ちょっとだけ意識を変えたら、自転車の一体感が上がったので、昨日より手応えがあります。もちろん前の選手の助けで勝ち上がれているが、その中でもしっかり戦えているかなと。チャンスはあると思うし、まずは内容で、このポジションで任せてもらえる選手になることが大事だと思います。

（決勝は）自力です。

3着／竹山陵太（S2・宮城91期）
今回成績：一2・二4・準3
G3優勝：0回
G3決勝：2回目（09年前橋以来）

3番手で付いていくことだけを考えていました。黒沢（征治）君が強かったです。自分にも余裕がありました。感じは、最近の中では良いですね。記念の決勝は15年ぶりくらい。

（決勝は）阿部君の番手に。

10Rレース結果

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【和歌山競輪G3（3日目）11R＝S級準決勝】

打鐘過ぎに5番手から小林泰正が仕掛けるも、3番手の中釜章成も踏んで、久島尚樹を叩いて先行態勢に入る。小林は巧く中釜の後位を奪取していく。中釡マークで連携が崩れた古賀勝大は最終BSから捲りで前団に迫るも、逃げる中釡の番手から小林が抜け出して1着。2着は小林マークの阿部力也。外から道場晃規も追い込むが、古賀が3着に入線した。

1着／小林泰正（S2・群馬113期）
今回成績：一1・二1・準1
G3優勝：0回
G3決勝：4回目（20年6月取手以来）

バースデーに1着を取れてうれしいですね（笑）。中釜（章成）が意識してくると思ったので、中釜より先に仕掛けていかなくてはと思っていました。あの展開で見られていて、キツかったです。中釜が上に上がりながらカマしたので、あれなら、（番手に）行くしかない。サラ脚の道場さんが来た時に踏もうと思っていましたが、3番手まで連れこめなかったのが……。前回は体調を崩しましたが、その後に眞杉（匠）や森田（優弥）と練習できたことも大きくて、自信になっています。

決勝は自力で。力を出し切れずに負けるのは嫌なので、まず力を出し切りたいです。

2着／阿部力也（S1・宮城100期）
今回成績：特6・二1・準2
G3優勝：1回（19年9月向日町）

小林（泰正）君は自信がありそうだったし、仕上がっているのも分かっていました。まずは連携を外さないように、カマすようなら全部止めてサポートをしようと。作戦とは違う展開でしたけど、落ち着いて仕掛けてくれましたね。絶好調とは言えないけど、何とか勝ち上がれているので、決勝に向けて整えていきたい。

（決勝は）自分で。

3着／古賀勝大（S2・和歌山115期）
今回成績：一2・二4・準3
G3優勝：0回
G3決勝：初

（中釜に）千切れてはアカンと思っていたのに、千切れてしまって…。小林（泰正）君も狙っていたのかなというくらい（番手に）入られたので、ヤバいと思いました。もう1個追い上げられたら良かったですけどね。ガマ（中釜）に申し訳ないです。（感触は）悪くないと思います。明日も任された仕事を、きっちりするだけ。

（決勝は）岡崎さんに。

11Rレース結果

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【和歌山競輪G3（3日目）12R＝S級準決勝】

赤板過ぎに先頭に立った佐々木眞也は、打鐘で小森貴大が抑えに来ると、番手で粘って藤田勝也と並走になる。隊列が短くなったところを、立部楓真が最終HSでカマシて九州ラインが主導権取り。8番手から蕗澤鴻太郎が捲りを打つが、3番手の小森貴大が最終BSから合わせて不発。蕗澤マークの金子幸央は巧く内に進路を取ると、直線一気に伸びて1着。小森の捲りも不発で、立部マークの中村圭志が2着、立部が3着に粘りこんだ。

1着／金子幸央（S2・栃木101期）
今回成績：一3・二1・準1
G3優勝：0回
G3決勝：10回目（22年5月宇都宮以来）

車番が悪かったので、スタートで良い位置を取ってから、タイミングよくという作戦。蕗澤君もいいところで仕掛けてくれたけど、失速気味だったので、内に降りました。G3決勝は久しぶりなので嬉しいですね。やってきたことが噛み合って来たし、いつになく、良いと思います。優勝してみたいですね。

（決勝は）小林君の番手。

2着／中村圭志（S1・熊本86期）
今回成績：特5・二4・準3
G3優勝：0回
G3決勝：2回目（13年1月大宮以来）

外枠だったので、スタートは後ろ中団か、後ろの組み立てを考えていました。打鐘で緩んでいたので、（立部が）行ってほしいところで行ってくれて良かったです。小森（貴大）が見えたので、そこは止めようと思って。あとは立部が残ってくれたらと。今日は展開も良かったです。決勝も2人で、3着以内に入りたいですね。

（決勝も）立部君の番手。

3着／立部楓真（S2・佐賀115期）
今回成績：一1・二4・準3
G3優勝：0回
G3決勝：初

（佐々木眞也が）打鐘で粘ってくれて、自分に展開が向いてくれましたけど、すかさず行きました。まさか（3着に）残れるとは思っていませんでした。自分の点数では出来過ぎですね。山田庸平さん達と練習をして、密かに行けるかなという自信はありました。決勝も強い人ばかりなので、まず自分の力を出すだけですね。

（決勝も）自力です。

12Rレース結果

※G3優勝の（　）は前回の優勝
※G3決勝の（　）は直近の優出

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【最終日12R＝S級決勝】
1／岡崎智哉（S1・大阪96期）
2／中村圭志（S1・熊本86期）
3／小林泰正（S2・群馬113期）
4／金子幸央（S2・栃木101期）
5／阿部力也（S1・宮城100期）
6／立部楓真（S2・佐賀115期）
7／竹山陵太（S2・宮城91期）
8／古賀勝大（S2・和歌山115期）
9／芦澤大輔（S2・茨城90期）

注目の並び想定は
1岡崎－8古賀
6立部－2中村
3小林－4金子－9芦澤
5阿部－7竹山

決勝は、岡崎と地元の古賀が連携する近畿2車。
準決勝同様に立部と中村の九州2車。
関東は、小林を先頭に、金子、芦澤が後位を固める3車連携。
宮城両者は阿部、竹山で連携する4分戦となった。

ここまでG3優勝経験があるのは、芦澤大輔と阿部力也の2名のみ。7名にとってはG3初優勝（古賀と立部はS級初優勝）のビッグチャンスだ。
まずは今開催、ただひとり無傷の3連勝で勝ち上がった小林泰正に注目が集まる。眞杉匠や森田優弥と練習をしたことが自信に繋がっており、力を出し切ったレースでG3初優勝を完全優勝で成し遂げるか。番手の金子にもチャンス到来で、昨年5月の宇都宮では準優勝に終わっているだけに、小林の仕掛けに乗ってG3初優勝を手にする可能性も。
近畿勢は岡崎が自力戦で、地元の古賀がマーク。地元地区の開催で、力も入るところだし、好機を逃さずに仕掛けて上位進出を図ろう。
力を出し切るレースを見せる立部、ラインの先頭となった阿部の動向も気になるところで、どのラインにもチャンスがある細切れ戦は激戦必至。また、3着以内で競輪祭の権利も獲得できるので、この出場権争いも注目ポイントとなりそうだ。
和歌山→京王閣との昼夜にわたるリレー形式のG3開催のため、決勝（第12レース）は15時40分発走予定ですので、お見逃しなく！

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【和歌山競輪レポート・プレイバック】
23年1月和歌山記念G3
優勝者：脇本雄太
22年1月和歌山記念G3
優勝者：郡司浩平
21年1月岸和田G3in和歌山
優勝者：松浦悠士
20年6月高松宮記念杯G1
優勝者：脇本雄太
20年1月和歌山記念G3
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19年1月和歌山記念G3
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18年1月和歌山記念G3
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17年5月全プロ記念競輪F2
優勝者：古性優作(P-Navi編集部)