名古屋競輪G3(準決勝)レポート

2023/07/29(土) 20:30

名古屋競輪G3(準決勝)レポート

2023年7月29日 名古屋競輪

開場74周年記念「金鯱賞争奪戦」G3(3日目)

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【名古屋競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
名古屋競輪開場74周年記念金鯱賞争奪戦G310RS級準決勝
赤板過ぎに嘉永泰斗を突っ張った福永大智を、打鐘で高橋築が抑えていく。さらに8番手から渡邉雄太がスパートして、最終HS過ぎに高橋を叩き切る。嘉永が捲りを狙うも、最終3コーナーで渡邉マークの守澤太志が好ブロック。あいた内を福永が狙うが、守澤はこれも封じて、最後は逃げる渡邉を差し切り1着。2着に渡邉。混戦となった3着争いは武藤龍生が制した。

守澤太志
1着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:特5・二1・準1
G3優勝:3回(22年11月四日市)

最終3コーナー、(嘉永泰斗が)死角のようなところから来たので、無理矢理、けん制した感じでした。少し持って行き過ぎて、離れたので危なかったですね。無我夢中でした。初日から自転車のセッティングや乗り方を修正しました。もっと良くなりように微調整ですね。

決勝は、新田(祐大)君の番手。

渡邊雄太
2着/渡邉雄太(S1・静岡105期)
今回成績:特8・二2・準2
G3優勝:2回(18年12月伊東温泉)

今日は1周半、本気でした。昨日よりキツかったし、最後も行かれてしまった感じでしたが、(守澤太志に)残してもらえたので、よかったと思います。ケガ(前走の和歌山F1で落車)も良くなってきている。今日が一番いいかなと思います。

決勝は、自力。

武藤龍生
3着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:5回目(22年1月大宮以来)

最終BSで、(高橋)築を迎え入れる準備はできていたのですが。そこからは、コースをぬいながら。3コーナーで守澤(太志)さんがけん制したのが見えたので、いいコースを突っ込む感じで無我夢中でした。状態は初日よりいい感じです。頑張ります。

決勝は、渡邉雄太の後ろ。

10Rレース結果

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【名古屋競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
名古屋競輪開場74周年記念金鯱賞争奪戦G311RS級準決勝
打鐘で坂井洋を叩いて取鳥雄吾-桑原大志の中国ラインが先手を奪い、3番手に坂井、6番手に山口拳矢の態勢で最終HSを通過する。坂井は最終2コーナーから捲りを打つが、桑原がけん制。坂井が不発と見るや、平原は前に踏むが、逃げる取鳥も粘る。中国ラインが優勢かに、山口が大外一気に差し切り1着ゴール。2着に桑原、3着に取鳥が入線。平原は4着で優出を逃した。

山口拳矢
1着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:特1・二2・準1
G3優勝:1回(23年2月伊東温泉)

後ろ中団が取れれば、自分にチャンスが来るかなと思っていました。あんなにすんなり取れるとは思わなかったです。最終BSで、(坂井洋が)結構キツいけん制をもらっていたが、内のコースの選択肢はなかったですね。脚力的に外をいって3着以内は届く感じがありました。1着まで届いて良かったです。気持ちよく踏めているので、初日特選のように、しっかり位置を取って仕掛けられたらと思います。

決勝は、単騎で自力。

桑原大志
2着/桑原大志(S1・山口80期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:1回(18年9月岐阜)

昨日は悔しい思いをしたので、今日はその気持ちをもって走りました。取鳥(雄吾)君を残すことを考えると、平原(康多)君など内にくる可能性があったので、そこは引き締めました。

決勝も、取鳥(雄吾)君へ。番手。

取鳥雄吾
3着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
今回成績:一1・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:13回目(22年1月豊橋以来)

前に出て、気合いで1周半を頑張るだけと思っていました。桑原(大志)さんは、僕の力をいつも以上に出させてくれる。本当に桑原さんのおかげです。昨日より少しバンクが軽かったので、そこが楽だったのかもしれません。最終4コーナーではいっぱいで、「誰も来んでくれ」と思ったのですが、ダービー王が来ましたね。軽いバンクということもあり、しっかり着に残れているので、僕にも分があるのかなと思います。

決勝は、自力。頑張ります。

11Rレース結果

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【名古屋競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
名古屋競輪開場74周年記念金鯱賞争奪戦G312RS級準決勝
山田雄大が赤板過ぎに伊藤旭を抑えて、先行態勢に入っていく。山田の先行に対して、最終HSから南潤がスパートすると、新田祐大が追い、南マークの三谷竜生は落車のアクシデント。南は最終BS前に逃げる山田をとらえて先頭に立つも、新田が捲りで抜け出して1着ゴール。中団から捲りを打った伊藤が2着、南が3着に粘った。

新田祐大
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特3・二2・準1
G3優勝:11回(23年4月高知)

スタートは前々にいこうかなと思っていました。(打鐘付近で)南(潤)が後方に下がったように思いました。(最終HS)そこで油断をしたところを、内からこられた感じですね。最終1コーナーからの仕掛けた感じは悪くなかったと思います。

決勝は、自力です。

伊藤旭
2着/伊藤旭(S1・熊本117期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年11月富山以来)

最終HSでは、後方から仕掛けて来たら、前に出ようと思ったのですが、南(潤)さんの勢いと落車の音で身体がこわばってしまい、出遅れてしまいました。最後、新田(祐大)を抜かないと、今後通用しないと思うのでまだまだですね。調子は、しっかり自分で動いて仕掛け、位置も取れているので悪くないと思います。

決勝は、単騎。1人でどうにかします。

南潤
3着/南潤(S2・和歌山111期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:2回(19年4月小倉)

(赤板過ぎは)僕より強いメンバーで、一番後ろまで下げたくないと思いました(6番手のの内)。(三谷)竜生さんが付いていたので、すぐに巻き返そうと思って、最終HSでは必死でした。そこからは、もがき切ろうと思いました。積極的に仕掛けられているところはいいと思います。

決勝は、自力。頑張ります。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/渡邉雄太(S1・静岡105期)
2/桑原大志(S1・山口80期)
3/山口拳矢(S1・岐阜117期)
4/伊藤旭(S1・熊本117期)
5/守澤太志(SS・秋田96期)
6/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
7/武藤龍生(S1・埼玉98期)
8/南潤(S2・和歌山111期)
9/新田祐大(SS・福島90期)

注目の並び想定は
1渡邉-7武藤
6取鳥-2桑原
9新田-5守澤
3山口(単騎)
4伊藤(単騎)
8南(単騎)

決勝は、渡邉雄太の後ろに武藤龍生が付く2車。
準決勝と同様に取鳥雄吾の番手に桑原大志が付く中国2車。
新田祐大に守澤太志が結束する北日本S級S班の2人。
山口拳矢、伊藤旭、南潤は単騎の競走となった。

注目は、単騎戦を得意とするダービー王の山口拳矢が、ケレン味のない仕掛けで主導権を握る取鳥や鋭い捲りを武器にする新田をどう攻略するかだろう。取鳥の番手にはベテランマーカーの桑原、新田の後ろには強烈なけん制とたタテ脚を備える守澤が控え、易々と展開を譲るわけがない。また、伊藤や南も間隙をつく一発を狙ってくるに違いない。
単騎3人の超細切れ戦で、レースはどう展開していくのか。熱戦にご注目ください。

\名古屋G3(3日目)注目選手ピックアップ/

【3日目6R=S級選抜】
藤井侑吾
「克服するは精神面」
1着/藤井侑吾(S2・愛知115期)

前が踏んでいて(前まで)「遠いなあ」と思いながらも、行くしかないと踏みました。地元なので力が入って、最終BSではキツかったですね。ここに向けて練習をしてきたので、しっかりライン(1・2・3着)で決まったのでよかったです。昨日は、自分で仕掛ける意識が足りなかった。点数上位の選手との戦いでも、気負わずに仕掛ければ、なんとか戦っていけるのかもしれないと思いますが、気持ちが弱いなと思います。体調面は悪くないですね。

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【名古屋競輪の直近レースレポート】
共同通信社杯G2(2022年)優勝者:郡司浩平
名古屋競輪G3(2022年)優勝者:眞杉匠
オールスターG1(2020年)優勝者:松浦悠士
オールスターG1(2019年)優勝者:新田祐大
名古屋競輪G3(2018年)優勝者:渡邉雄太
名古屋競輪G3(2018年)優勝者:吉田敏洋(P-Navi編集部)

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