2019/08/18(日) 19:55
名古屋G1(最終日)オールスター競輪
【11R=S級決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/新田祐大(SS・福島90期)
3/中川誠一郎(S1・熊本85期)
4/菅田壱道(S1・宮城91期)
5/諸橋愛(S1・新潟79期)
6/渡邉一成(S1・福島88期)
7/郡司浩平(S1・神奈川99期)
8/中村浩士(S1・千葉79期)
9/佐藤慎太郎(S1・福島78期)
号砲と同時に新田が勢い良く飛び出す。
北日本勢の前受け、4269・15・3・78の並びで周回を重ねていく。
赤板周回、後方から郡司が踏み込んでいく。
しかし、菅田は車を引かず。
菅田が突っ張り切って、北日本4車は前団を確保。
郡司ー中村ラインは車を下げる。
そして、北日本4車はペースを上げ、打鐘を迎える。
残り1周回、菅田が逃げ、車間が空いて中団に平原ー諸橋ライン。
最終第1センターから5番手の平原が相当の勢いで仕掛けていく。
最終BS手前、新田も番手捲りで平原に対抗、直線勝負まで両者の激しい競り合いとなる。
そして、平原の猛チャージを振り切り、新田が真っ先にゴールラインへ駆け込んだ。
2着は北日本4番手の佐藤が強襲、3着は平原マークから外を踏んで伸びた諸橋。
新田は2018年2月の全日本選抜競輪(四日市)以来、通算8回目のG1制覇。
現在、東京五輪を目指し、ナショナルチームでの活動がメイン。
国内の競争参加が少ない中でのG1優勝で、5年連続となるグランプリ出場もほぼ確定させた。
優勝/新田祐大(SS・福島90期)
これまでにも数え切れないくらい、何度も大舞台は経験してきた。
でも、本当にレース前は緊張したし、今(表彰式を終えての共同インタビュー)でもドキドキしている。
壱道が思うところ、昨年の悔しさ、斡旋停止の関係で今年最後のG1参戦などから「前をいかせて下さい」と。
その壱道の気持ちが素直に嬉しかった。
前受けは作戦の一つ、スタートで牽制があれば他の作戦もいくつかありました。
壱道の先行力が思っていた以上に凄くて、出渋ってしまったところがある。
先に平原さんに仕掛けられたので苦しかったです。
あのタイミングがギリギリだったけど、北日本でワンツースリーを決められなかったことは反省。
結果的に自分が優勝できたのは北日本4車ラインのアドバンテージも大きかった、感謝しています。
これで年末のグランプリ出場の権利は得たはず。
東京五輪の舞台へ集中できる、気持ちがさらにみなぎってきましたね。
間もなく始まるジャパントラックカップ(伊豆ベロドローム)に出る。
その結果次第で、次に出場する大会なども決まってくる。
だから、アジア選手権やワールドカップ(6戦あるうちの)も何戦に出られるかとかは現時点では分からないですね。
(P-Navi編集部)