2018/03/04(日) 22:38
名古屋G3(最終日)金鯱賞争奪戦
【12R=S級決勝】
1/浅井康太(SS・三重90期)
2/菊地圭尚(S1・北海道89期)
3/吉田敏洋(S1・愛知85期)
4/高橋和也(S1・愛知91期)
5/成清貴之(S1・千葉73期)
6/成田健児(S1・神奈川75期)
7/村上義弘(S1・京都73期)
8/山本伸一(S1・京都101期)
9/松浦悠士(S1・広島98期)
初手は875・26・9・413の並び。
まず青板から後団の中部勢が動く。
413・9・26・875で赤板突入。
第1センターから山本が猛スパート。
中部勢と近畿勢(3番手は千葉の成清=村上と競輪学校同期)の主導権争い。
山本が打鐘で一気に前へ。
最終周回に入った瞬間、浅井が攻める。
しかし、山本の番手・村上が渾身のブロック。
浅井もこらえるが、村上が改めて浅井を封じる。
この混戦状態で吉田は自ら前へ出て、最終BSで抜け出した。
単騎の松浦は吉田を目標に、ピッタリ追走。
第4コーナーから直線では、ここまで脚を溜めていた菊地と成田も追い込みを見せる。
だが、吉田がどうにか振り切ってゴールラインを駆け抜けた。
吉田は6年前の名古屋以来の記念競輪Vに雄叫びを上げる。
2着には記念競輪決勝で初の確定板となる松浦。
虎視眈々(こしたんたん)と、記念競輪初Vを狙っていた菊地は届かずに3着。
優勝/吉田敏洋(S1・愛知85期)
正直、前回(6年前)より気持ちいいです。
調子は良くなかったけど、中部の後輩たちのおかげでなんとか決勝に押し上げて貰った。
その想いを無駄にしたくないという気持ちでいっぱいでしたね。
初手は和也が「後ろからいきたい」ってことだったんで、我慢できるところまで我慢しようと。
浅井の後輪だけ見てたら突っ込んでしまうと思った。
村上さんが絶対にくるというタイミングだけ、浅井に差し込まないように。
そこだけは凄い冷静、一番キツイはずの最終第2コーナーで余裕がありました。
第3コーナーからが本当に長かった、足が三角に回ってた。
第4コーナーからはお願いだから誰もこないでくれって(笑)。
優勝した瞬間は声が出ましたね、やったぞって。
僕は中部勢が不甲斐ないとは思ってない。
今日の浅井は深谷や竹内にはない気迫を感じた。
やっぱり、チャンピオンユニフォームにふさわしい男だって思いました。
【9R=S級企画レース・ブロックセブン】
1/小嶋敬二(S1・石川74期)
2/谷津田将吾(S2・福島83期)
3/三宅伸(S1・岡山64期)
4/鈴木庸之(S1・新潟92期)
5/津村洸次郎(S2・福岡101期)
6/伊原弘幸(S2・福井90期)
7/深澤伸介(S2・静岡76期)
42・16・53・7の並びでレースは進む。
赤板で津村と三宅が上昇、最後位の単騎・深澤もそれに続く。
小嶋も外から前を伺うが、津村が突っ張る。
ここで鈴木が内に割って入り中団確保。
53・7・42・16となって打鐘。
そのまま棒状で最終周回を迎える。
第1センター過ぎから鈴木が捲り。
そして、BS過ぎで津村と三宅をかいくぐって先頭へ。
ここで深沢は目標を鈴木に切り替える。
大外からは小嶋が伸びる。
直線で深澤が差を詰めたものの、鈴木が押し切って1着。
2着に深沢、3着に小嶋となった。
1着/鈴木庸之(S1・新潟92期)
津村君が小嶋さんを出させるのかと思った。
もう少し早く仕掛けても良かったんですけど、津村君の駆け方もあったんで。
本当はラインで決めたかった、そこは反省点ですね。
バックが少しだけ横風だったんで、内側は苦しいのかなって。
まぁ、それで津村君も伸びなかったのかも。
(P-Navi編集部)