【燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯】三谷政史「怪我の影響で自信を無くしていたときがあって⋯」

2025/08/24(日) 22:10

松戸競輪場のナイター「開設75周年記念・燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が24日に2日目を開催。二次予選6Rを走った三谷政史に話を聞いた。

「予選スタートって1着を取っても点数が下がるし、やった方だと思いますよ」と話した三谷政史

 前期は失格過多の影響でA級に落ち、2班の格付けだった。初日は予選スタートという厳しい環境のもと、めげることなくレースに打ち込み積み上げた競走得点90・96点。S級点が取れたかどうかは微妙な位置ではあるが、悪条件のなか十分に健闘した。

「発表がないからまだわからないけど、取れればいいなってぐらいのつもりでいます。でも予選スタートって1着を取っても点数が下がるし、やった方だと思いますよ」と苦しみながらも全力で駆け抜けた半年だった。

 それでも、道中はプチスランプにも陥った。

「怪我の影響で自信を無くしていたときがあって。変な力みがあって、踏んで踏んですぐにいっぱいになったり。でも、3月の岸和田の最終日にスーって車が出てまくれたんです。こんな簡単にまくれるんだって感覚でした。それから肩の力が抜けて走れるようになった。S級でも同じ感覚で走れています」

 A級でつかんだ脱力走法がS級でも生きており、道中は余裕を持って周りこの日も中井太祐目標からとっさの判断で踏み場を見つけて2着に急襲した。「本当は志村(太賀)と(中井)太祐の中だったけど、志村の内が空いたんでね。一瞬の判断でした」とベテランの経験値を示した。

 元々は長らくS級で揉まれてきた選手だ。スピードの違いやレース勘などはいくつか走っていればすぐに思い出す。3日目の10R準決勝は単騎での戦いとなるが、最後の最後まで牙を研ぎチャンスを狙っている。(netkeirin特派員)

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