2023/04/15(土) 20:25
開設74周年記念「北条早雲杯争奪戦」G3(3日目)
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【小田原競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板前に北井佑季を飯野祐太が叩くと、北井は番手で守澤太志と並走となる。両ラインの争いを、眞杉匠が打鐘から仕掛け、最終HSで飯野をかわして主導権を握る。眞杉はそのまま押し切り1着。眞杉マークの雨谷一樹が2着で栃木ワンツー。3番手で続いた単騎の神田紘輔が3着に入線した。
1着/眞杉匠(S1・栃木113期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:2回(22年7月小松島)
(北日本と南関で)やり合ってくれたので、展開が向きましたね。最終HSで先頭に立ってからは、いつもより踏んだ距離が短かったので、押し切れるかなと思いました。調子は、日に日に上向いていて、前走の立川F1よりもレース勘も含めて、身体の状態もいいと思います。優勝目指して頑張ります。
決勝は、自力。
2着/雨谷一樹(S1・栃木96期)
今回成績:一4・二2・準2
G3優勝:0回(年月)
G3決勝:2回目(21年8月川崎以来)
雨で前が見えず、余裕がなかったです。(ラインが先頭に出て)眞杉(匠)のスピードが良かったので、ラインで決まるかなと思いましたが、差す脚力はなかったです。このあとは、決勝を100%の力で頑張れるように、ケアします。
決勝も、眞杉の番手。
3着/神田紘輔(S1・大阪100期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:0回(年月)
G3決勝:5回目(22年4月平塚以来)
(飯野祐太と北井佑季が)踏み合うと思ったし、その緩むところを眞杉(匠)君が仕掛けると思ったので、そこで切り替えました。その後は、しっかり3着はキープしようと思っていました。最近、調子がよくいい感じです。
決勝は、1人で。単騎。
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【小田原競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板前に松井宏佑が新田祐大を抑えて先行態勢に入るも、新田が番手に入る。松井はペースを上げて先行するも、絶好位の新田が最終2コーナーから捲りで1着。新田マークの和田圭が2着で、東北ワンツー。神奈川ライン3番手回りだった佐々木龍が直線伸びて3着に入った。
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特5・二2・準1
G3優勝:11回(22年4月高知)
前受けの競走になったら、早いレースになるだろうと考えていたので、置いて行かれないようにと思っていました。決勝は、和田とワンツーが決められるように頑張りたいです。
決勝は、自力。
2着/和田圭(S1・宮城92期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:1回(18年4月西武園)
新田(祐大)が松井宏佑の番手に入ってからは、新田がどこから踏んでいくかだったので、内をすくわれないように、締めて食いついて行った感じです。流れ一本ですね。明日も頑張ります。
決勝は、新田の後ろ。
3着/佐々木龍(S2・神奈川109期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(18年8月川崎以来)
新田(祐大)さんが福田(知也)に飛び付く感じもありましたが、僕は福田さんの後ろをしっかり追走するようにしていました。最後、無我夢中に踏んで、なんとか3着に届いて良かったです。感じはいいと思います。
決勝は、南関東の4番手。
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【小田原競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
青板BS過ぎに磯川勝裕が動くも、深谷知広が突っ張る。深谷はそのままペースを上げて、主導権を握っていく。番手には郡司浩平、3番手には内藤秀久が続く。最終HS前から6番手の山田久徳が捲りを打つも、郡司、内藤が好けん制。深谷の先行で、番手絶好となった郡司が1着。2着に内藤、深谷も3着に粘り、南関ラインの上位独占が決まった。
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:16回(23年2月静岡)
深谷(知広)さんが突っ張り切ってからは、ずっとハイペースで仕掛けていてくれました。後ろの動きが見えていたので、余裕を持ちながら付いていって、ゴール前まで、いかに3人でいけるかでした。番手に付いているだけでしたが、今日が一番感じが良かったし、余裕もありましたね。日に日に良くなっている感じです。
決勝も、深谷さんの番手。
2着/内藤秀久(S1・神奈川89期)
今回成績:一2・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:16回目(21年11月四日市以来)
深谷(知広)君が気持ちのあるレースをしてくれたので、その気持ちが嬉しかったです。(郡司)浩平の後ろは、絶対に死守しないといけない。内と外を警戒しながら、最後まで気を緩めず走りました。昨日、新車を投入したこともあり、感覚はこの3日間で今日が一番良かったです。
決勝は、南関東の3番手。
3着/深谷知広(S1・静岡96期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二1・準3
G3優勝:18回(23年1月大宮)
今日は、ある程度、突っ張る想定でいました。若干オーバーペースでしたが、粘れたのでいいと思います。しっかりクールダウンして整えます。
決勝は、しっかり自力で頑張りたいと思います。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日・12R=S級決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/眞杉匠(S1・栃木113期)
3/新田祐大(SS・福島90期)
4/雨谷一樹(S1・栃木96期)
5/深谷知広(S1・静岡96期)
6/佐々木龍(S2・神奈川109期)
7/神田紘輔(S1・大阪100期)
8/内藤秀久(S1・神奈川89期)
9/和田圭(S1・宮城92期)
注目の並び想定は
5深谷-1郡司-8内藤-6佐々木
2眞杉-4雨谷
3新田-9和田
7神田(単騎)
決勝は、深谷知広の番手に郡司浩平、内藤秀久、佐々木龍の4人が結束する南関東勢。
眞杉匠には、雨谷一樹が付く栃木2車。
新田祐大の後位に和田圭が続く北日本ライン。
そして、神田絋輔は単騎の競走を選択した。
連日闘志あふれる仕掛けで南関東をけん引する深谷が、決勝でも力を発揮すると南関ラインで上位独占の可能性が高くなり、他のラインは苦しい展開になりそうだ。2018年から小田原記念は、南関東勢の優勝が続いており、今年もその流れは続いていくのか。なお、深谷は連覇が、番手の郡司は4年ぶり4回目の小田原記念優勝がかかる。
しかし、近況自在性が増した新田や眞杉の動向も気になるところで、動き次第では波乱の様相も。また、単騎となった神田にも注視したい。激戦が予想される決勝に、ご注目ください。
\小田原G3(3日目)注目選手ピックアップ/
【3日目4R=S級選抜】
「明日もしっかり頑張る」
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今日は、地元の選手を連れての競走だったので、早め早めに動くことを考えていて、打鐘過ぎ4番手になってからは、早めに踏みました。二次予選は、展開が厳しい感じになりましたが、最低でも4着には入って、準決勝に進みたかったです。負け戦で、しっかり頑張ろうと思いました。ここ最近では、いい動きをできていると思います。
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【小田原競輪レポート・プレイバック】
小田原競輪G3(2022年)
優勝:深谷知広
小田原競輪G3(2021年)
優勝:松井宏佑
小田原競輪G3(2020年)
優勝:和田真久留
小田原競輪G3(2019年)
優勝:郡司浩平
小田原競輪G3(2018年)
優勝:郡司浩平
小田原競輪G3(2017年)
優勝:山岸佳太(P-Navi編集部)