2023/04/08(土) 21:00
開設73周年記念「よさこい賞争覇戦」G3(3日目)
※ガールズフレッシュクイーンの前検日レポートはこちら
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【高知競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
打鐘過ぎに太田海也が長島大介を抑えて先行態勢に入る。新田祐大は内から追い上げて、長島から3番手を奪取。逃げ粘る太田を、新田が3番手から差し切り1着。長島マークの平原康多が新田を追い2着。太田マークの荒井崇博が3着に入線した。
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特8・二2・準1
G3優勝:10回(23年1月立川)
太田(海也)より先に動きたかったのですが、タイミングを上手く掴めなかったですね。あとは、がむしゃらに仕掛けただけです。今日は、攻める気持ちを持ち続けていたことが結果につながったと思うので、(準決勝を)クリアできてよかったと思います。状態は、問題ないです。
決勝は、自力。しっかり勝つ気持ちを持って臨みます。
2着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特7・二1・準2
G3優勝:31回(22年7月弥彦)
長島(大介)は、いい展開になり過ぎて仕掛けるタイミングに迷ってしまったのではないかと思います。その時に新田(祐大)に内にこられた感じがします。そこからは、なんとか対応しました。初日、いまひとつ練習の感じと違い、修正が必要だと感じました。それ以降は問題なく走れていると思います。今シリーズは、開催に入る前からG1を走るような気持ちで参加したので、決勝もその気持ちで走ります。
決勝は、自力。
3着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特4・二2・準3
G3優勝:16回(21年11月武雄)
後方のことは全然わからなかった。途中で周りが見え出したら、新田(祐大)が真後ろにいた。なんとか3着にこられましたね。ダービー前に、このメンバーで走りたかった。初日も特選に乗れているので、ダービーの前哨戦と思って走ろうと思って開催に来たので、それなりに成果のある開催だし、明日優勝できたら最高ですね。
決勝は、新田の番手。
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【高知競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
渡邉雄太が打鐘過ぎ4コーナーで木村皆斗を叩いて主導権を握っていく。最終HSから7番手の犬伏湧也がスパート。犬伏は最終BSで渡邉を捕らえ、マークの松浦悠士、才迫開とラインで出切る。ゴール前で松浦が犬伏を差し切って1着。2着に犬伏、3着に才迫で中四国勢の上位独占が決まった。
1着/松浦悠士(SS・広島98期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:18回(22年12月広島)
(犬伏湧也が)レースのペースが上がった時に、しっかり前を追いかけてくれた。いい車間だったと思います。最終BSで前に出てからは、僕が抜けないのではと思うくらいの感じでしたが、最後は風の影響でキツくなった分、抜けた感じですね。昨日の方が感じは良かったですが、状態自体は悪くないです。
決勝は、町田君の番手。太我には期待しているし、決勝で久しぶりに同県の選手と連携できるので楽しみです。
2着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:特9・二2・準2
G3優勝:1回(23年3月大垣)
風が強く、それほどペースが上がらないと思っていました。思っていたところからは、仕掛けられましたね。先頭に立てて、しっかり踏み直しも、できているのでいける感じがあります。最終2コーナーでは、先頭に出られると思ったので、出てからは、余力を残してラインで決められるように意識して走りました。3車で決められてよかったと思います。今日は、身体が軽い感じがしたので、状態やメンタルがよかったと思いますし、これを維持できるようにしたいです。
決勝は、自力です。初日のペース配分が良くなかった。それを踏まえた走りをしたいと思います。
3着/才迫開(S2・広島101期)
今回成績:一3・二4・準3
G3優勝:1回(16年2月向日町)
(犬伏湧也の)仕掛けに集中していましたが、それでも離れました。今日のレースに勝る刺激はないと思う。今日よりキツいレースになるとしんどいですが、なんとか頑張ります。気持ちを高めて集中します。
決勝は、広島の3番手。
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【高知競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
打鐘で町田太我が脇本雄太を抑えると、最終HSからペースを上げて先行していく。いっぽんぼぷうの展開になり、7番手の脇本は最終BSから捲りを仕掛けるが、町田のペースも良く不発に。町田はそのまま押し切り1着。中四国ライン3番手追走から伸びた松川高大が2着、町田マークの宗崎世連が3着に入線した。
1着/町田太我(S1・広島117期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二2・準1
G3優勝:1回(21年6月松山)
一周仕掛ければ、後方から飛んできても1人か2人かなと。いい感じに仕掛けられて良かったです。1着だったので、「僕でいいんすかっ」って感じでした。展開も良かったですね。
決勝は四国勢と別、広島の先頭で自力です。
2着/松川高大(S2・熊本94期)
今回成績:一4・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:9回目(22年8月函館以来)
町田(太我)が先手を取るかなと、その後ろからの組み立てを考えました。町田のかかりが良かったので、前だけ見ていました。目立たずに勝ち上がった感じですね。今日は、レース中、余裕がありました。高知は相性がいいので、自転車が進む感じがありますね。
決勝は、僕は平原さんに付かせてもらいます。平原さんは、身長が近く、以前から自転車なども気にしていたし、レーススタイルや強いと思っていたので、後ろに付きたいと思っていました。
3着/宗崎世連(S2・高知100期)
今回成績:一1・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(22年3月高知以来)
今日は、ホンマに勝負だと思いました。町田(太我)が強過ぎて、それに尽きます。ゴール前もキツくて、何人に抜かれるかと思いました。「ありがとう、町田」という気持ちです。
決勝は、犬伏の後ろ、番手。
※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出
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【最終日・12R=S級決勝】
1/犬伏湧也(S1・徳島119期)
2/平原康多(SS・埼玉87期)
3/松浦悠士(SS・広島98期)
4/松川高大(S2・熊本94期)
5/町田太我(S1・広島117期)
6/宗崎世連(S2・高知100期)
7/荒井崇博(S1・佐賀82期)
8/才迫開(S2・広島101期)
9/新田祐大(SS・福島90期)
注目の並び想定は
1犬伏-6宗崎
2平原-4松川
5町田-3松浦-8才迫
9新田-7荒井
決勝は、犬伏湧也の番手に宗崎世連が付く四国ライン。
町田太我の番手に松浦悠士、才迫開と並ぶ広島勢。
九州勢は分かれて、平原康多の後ろに松川高大、新田祐大の番手に荒井崇博が付く4分戦となった。
注目は、脇本雄太を下した好調・町田と犬伏の主導権争い。唯一の3車連携となった広島ラインがが先手を奪えば、松浦が番手絶好の展開になる公算が高くなるが、巧みな位置取りで混戦を誘う平原、そして近況は自在な動きが顕著の新田が、どのような作戦に出るかが見どころとなろう。
日本選手権競輪の前哨戦ともいえそうな好メンバーの戦いにご注目ください。
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【高知競輪レポート・プレイバック】
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