2022/10/09(日) 19:06
松阪競輪開設72周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」(3日目)
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【松阪競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに渡邉雄太が前を抑えると、清水裕友が仕掛けて、同期の両者の先行争いとなる。打鐘8番手からスパートした木村弘は、前団を一気に叩いて主導権を奪い、マーク諸橋愛とともに抜け出す。これを捲りで追ったのが三谷竜生で、諸橋のけん制をかわして、最後はゴール前勝負も制して1着。2着に諸橋、三谷マークの坂口が3着に入線した。
1着/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:5回(19年12月伊東記念)
(渡邉)雄太と清水(裕友)が踏みあうとは思っていませんでしたね。自分の中では遅れたが、乗り越えることができたので上出来です。練習もしっかりやってきたし、調子は良いと思います。明日もしっかりと戦いたい。
(決勝も)自力です。
2着/諸橋愛(S1・新潟79期)
今回成績:特2・二2・準2
G3優勝:8回(21年4月四日市G3)
このメンバーでは普通に打鐘から駆けても3番手から行かれてしまいますからね。打鐘以外は言うことないです。(木村が)頑張ってくれました。3コーナーでは垂れてきたので、車間も切れず、踏むしかない状態でした。木村ももうちょっとでしたね。意外に冷静で、展開も見えています。
(決勝は)1人で。
3着/坂口晃輔(S1・三重95期)
今回成績:特4・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:18回目(22年8月小田原記念以来)
付いていくのは簡単なんですけど、付いていくだけ。千切れる感じもないけど、進む感じもないので、良くも、悪くもないですね。恵まれていると思います。
決勝は地元の3番手。
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【松阪競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
新山響平が赤板過ぎに前を抑えにかかると、皿屋豊も合わせて動いて、うまく中団に入る。打鐘で岩谷拓磨がスパートすると、新山も応戦して主導権争いに。岩谷マークの大塚健一郎は連携崩れて、大塚は地元ラインの間に降りる形に。最終BS前から皿屋が捲りを打って抜け出すと、番手は大塚で、3番手から浅井康太が鋭く差し切り1着。2着に皿屋で地元ワンツー、3着には大塚が入線した。
1着/浅井康太(S1・三重90期)
今回成績:特3・二1・準1
G3優勝:30回(21年9月松阪記念)
地元ファンの応援もあったし、一番人気に応えられました。格上が相手でしたが、そのラインに勝てたのは大きいですね。地元で結果を出すことは大事ですし、ホームではしっかりと勝たないといけないですし。大塚さんが千切れて、あのまま付いていっても失格になるので。追い上げるよりも、ゴール前勝負。踏んだ感じは、伸びている気がします。今日はローラーから良い感じがしました。気持ちを込めて、準決勝をクリアできてよかったです。地元3人が乗れたことは、大きいですね。
(決勝は)皿屋さんに。
2着/皿屋豊(S1・三重111期)
今回成績:一1・二1・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(20年12月広島記念以来)
地元記念の決勝に乗れて、本当に嬉しいです。このメンバーで、自力で勝ち取れたことにも、価値があると思います。今日はうまくハマって良かったです。新山君も、自分は浅井さんが後ろに付いているから玉砕覚悟でくると読み取っていたと思うし、逆手に取りました。ワンツーが決まって、坂口さんも前のレースで決勝を決めていたので、これほど嬉しいことはないですね。
(決勝は)自力です。
3着/大塚健一郎(S1・大分82期)
今回成績:一5・二4・準3
G3優勝:2回(06年2月岸和田記念)
離れてしまったので、(岩谷に)悪いことをしました。皿屋のところは上りで、雨走路だったし、浅井のところなら下りだったので、寄せられるかなと。無我夢中でした。ラインの競走ができず、これでは信頼をなくしてしまう。
(決勝は)太田君に。
11Rレース結果
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【松阪競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板後に前を抑えて、野口裕史がここも先行策に出る。最終HSで5番手から吉田拓矢が捲りを放つと、その外を8番手からスパートした太田竜馬が並びかける。最終4コーナー過ぎに太田は先頭に立つも、後位では田、吉澤純平が落車のアクシデント。太田が1着、2着は関東3番手で落車をかわした岡光良、3着は最後内に切れ込んだ山田久徳が入線した。
1着/太田竜馬(S1・徳島109期)
今回成績:特6・二3・準1
G3優勝:5回(21年7月小松島記念)
野口(裕史)さんが行くと思っていたので、先行争いよりも、ホーム線をめがけて行った方がいいかなというイメージでした。(吉田の動きは)予想できず、良いスピードだったのできつかったです。なかなか決勝に乗れていなかったので1着を取れたことは嬉しい。脚は問題ないけど、疲れはありますね。
決勝も自力で頑張ります。
2着/岡光良(S2・埼玉94期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:8回目(20年4月高知記念以来)
記念の決勝は久しぶりですね。(3番手で)口があいてしまって。落車は先の方で見えていなかったですが、乗りあげるかと思ったけど避けられました。(前の2人が落車では)喜べないですね。今日は前が強すぎましたが、付いていける感触はいつもより良いです。
(決勝は)近畿の後ろに。
3着/山田久徳(S1・京都93期)
今回成績:一1・二3・準3
G3優勝:3回(22年1月高松記念)
高い確率で野口(裕史)の先行だと思ったので、巧く中団を取ったつもりでしたが、入ってからが長かったです。早めに仕掛けたいけど、ワンテンポ間に合いませんでした。でも、そこからは切り替えてどこか隙があればと。落車なので喜べないですが、良い方向には向いている感じ。
(決勝は)竜生の後ろです。
※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
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【松阪競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/浅井康太(S1・三重90期)
2/太田竜馬(S1・徳島109期)
3/諸橋愛(S1・新潟79期)
4/皿屋豊(S1・三重111期)
5/三谷竜生(S1・奈良101期)
6/岡光良(S2・埼玉94期)
7/山田久徳(S1・京都93期)
8/大塚健一郎(S1・大分82期)
9/坂口晃輔(S1・三重95期)
注目の並びは
4皿屋-1浅井-9坂口
2太田-8大塚
5三谷-7山田-6岡
3諸橋(単騎)
決勝は、地元の三重が3車勝ち上がる活躍で、皿屋を先頭に、浅井、坂口の3人で他地区を迎え撃つ。
太田には、大塚がマーク。
近畿は一次予選でもワンツーを決めている三谷と山田に、関東の岡が3番手に付く。
岡とは別で、諸橋は単騎戦を選択した。
注目はやはり3車連携となる地元勢だろう。先頭の皿屋の仕掛けに乗って、浅井が差し脚を伸ばせば、当地記念連覇達成も。
好調宣言している三谷の動きも良く、岡が続いて3車となるアドバンテージも生かして、久々のV奪取を狙ってくる。一撃を秘める太田の巻き返しや、単騎戦ながらレース展開を左右しそうな諸橋の動向も要注意だろう。
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【松阪競輪の開催レポート・プレイバック】
2021年9月松阪競輪G3
優勝:浅井康太
2021年3月ウィナーズカップG2
優勝:清水裕友
2019年9月共同通信社杯G2
優勝:郡司浩平
2019年1月松阪競輪G3
優勝:村上博幸
2018年1月松阪競輪G3
優勝:稲川翔(P-Navi編集部)