ウィナーズカップG2(最終日)レポート

2021/03/28(日) 20:02

ウィナーズカップG2(最終日)レポート

2021年3月28日

松阪G2(最終日)第5回ウィナーズカップ

【12R=S級決勝】

1/山田英明(S1・佐賀89期)
2/松浦悠士(SS・広島98期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/古性優作(S1・大阪100期)
5/守澤太志(SS・秋田96期)
6/高橋晋也(S1・福島115期)
7/深谷知広(S1・静岡96期)
8/稲川翔(S1・大阪90期)
9/清水裕友(SS・山口105期)

発走前、さらに雨は激しくなった。
号砲で郡司が飛び出し、73・29・1・65・48に並びは整う。

青板2コーナー過ぎから後ろ攻めの古性が踏み上げる。

赤板で古性が深谷を押さえる。
北日本2車も近畿2車を追う形に。

1コーナー、高橋がすかさず前へ出る。

そして、高橋の先行で打鐘。
65・48、車間が少し空いて29・1・73となる。

最終HS、守澤が先行する高橋から少し離れてしまい、松浦が高橋の番手を奪取。

好位を取った松浦が2コーナーから捲りを放つ。

最終BS、松浦が高橋を乗り越える。

高橋も内で必死に粘るが、松浦を追走する清水にとっても絶好の展開。

最後の直線勝負、松浦の番手から清水が一気に踏み込む。

清水が追い込んでの1着ゴール。
2着は直線で外から内へ伸びた古性、3着は松浦となった。

清水は昨年7月のサマーナイトフェスティバル(いわき平)以来、2度目のG2制覇。


優勝/清水裕友(SS・山口105期)
メチャクチャ嬉しいです!
今までの競輪人生で一番、G1を獲った時よりも嬉しい。
昨年はサマーナイト以降、試行錯誤を色々していたけど。
我慢できなくて途中で投げ出してしまったり、自分の形にすることができなかったですね。
今になって思うと、苦しい時期だったのかも知れません。
ようやくトレーニングの成果が出てきて、こうやって結果に出ると嬉しい。
松浦さんのお尻だけ見て、追っていました。
仕掛けてからも内に守澤さんがいたので、当たられても対処できるようにはしていた。
自分が1着になることで精一杯、松浦さんを残す余裕はありませんでした。
レース前に松浦さんから「そうなったら、いってくれ」とは言われていたので、遠慮なくいかせて貰いました。
昨年はダービー(開催中止)を走れなかったので、それに向けて練習している。
ダービーまでにも記念も2本、シッカリやっていきたいです。

松阪F2【9R=L級ガールズコレクション2021松阪ステージ】

1/梅川風子(L1・東京112期)
2/児玉碧衣(L1・福岡108期)
3/高木真備(L1・東京106期)
4/石井貴子(L1・千葉106期)
5/坂口楓華(L1・京都112期)
6/佐藤水菜(L1・神奈川114期)
7/鈴木美教(L1・静岡112期)

号砲と共に、外枠から佐藤が勢い良く飛び出した。
スンナリ並びは整い、6・5・1・4・2・7・3となる。

打鐘前の2コーナー、最後方の高木がまずは上昇。

高木が石井と児玉の間の5番手に収まりそうになったところで打鐘。

2センター過ぎ、6番手になった児玉も動く。
そして、4コーナーの下りを巧く使い、一気に仕掛けていく。

最終HS、児玉のスパートに対応して、先行の佐藤も踏み上げる。

1コーナー、石井と梅川が重なり、梅川が落車。
梅川に高木も乗り上げて、落車してしまうアクシデント。

最終BS、児玉が佐藤を捲り切る。
坂口も児玉に切り替え、必死の追走。
落車は回避した鈴木と石井だったが、車体故障で自転車は進まず。

三つ巴の争いになっての直線勝負。

そのまま児玉が押し切って、1着でゴール。
2着に坂口、3着は必死に粘った佐藤となった。
児玉はデビューから通算100回目の優勝をビッグレースで飾った。


優勝/児玉碧衣(L1・福岡108期)
雨が降っていたので、最初から自分で1周、駆けるつもりでした。
風もあまり感じなかったし、バンクも軽かったので、走りやすかったですね。
凄い音が後ろでしたんですけど、誰がコケたかも分からなかった。
後ろの状況もよく分かっていなくて、ゴール前で後ろに5番車が見えたので、楓華(坂口)だって。
通算100回目の優勝は知りませんでした(苦笑)。
まずは春先に大きいレースを勝てたので、気持ち的には余裕ができました。
これからのレースで色々なことを試せるのかなとも思います。

(P-Navi編集部)

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