4月15日より西武園競輪場で開催される「ゴールド・ウイング賞」。初日10Rに出場する町田太我に話を聞いた。

　デビューしてまだ1年にも満たない新人選手だが、存在感は既に全国クラス。過去2回の記念は共に決勝進出と結果も残していて、今開催楽しみな1人だ。「デビューしてからここまでは順調すぎるくらい。課題とか足りない部分はもちろんあるけど、闘えている方です」とここまでを振り返る。

　しかし、気掛かりなのは2場所前の落車。前回の地元戦も準決で飛んでいて、ベストコンディションではない様子。「落車の影響はそこまで感じなかったけど、ゼロって言ったら嘘になる。でも、一走して日数も空いたので上積みはあると思います」と不安を払拭するコメント。

　今回の目標について尋ねると「最低限、決勝に乗る事ですね。記念3回目にもなれば周りの警戒心も強くなるし、組み立てが難しくなる。緩んだ所で仕掛けられるかが、大事になってくると思う。今までは決勝に上がって満足していた自分がいたけど、今回はもう一つ上を目指したい」と力強く意気込んだ。

　初日は10Rに登場する町田。「ラインで決められるように。予選から取りこぼしのないように気持ちを入れて走ります」と話してくれた。(アオケイ・石濱記者)