9連勝を果たし、A級2班に特別昇班をした常次。7月デビュー組の121期ではこれが特班一番乗り。今節も優勝候補の一人として注目が集まる。

　前検日には「ホームとバック全部取って9連勝するつもりだったし、それを達成できてよかった。養成所の頃から先行には拘っていて、一緒に練習する古性さんにはデビューした時の事を考えて、しっかり先行した方がいいと言われていた」と話し、「33バンクに関しては前橋と奈良で走っているので大丈夫だと思う。仕掛けるポイントもわかっている」。

　そして迎えた初日の4レースでは、正攻法から突っ張って悠々と押し切った。

「松戸は初めてだったけど、走りやすいですね。走り終わった後もそんなにキツくないし、もう1周くらい行けました」と振り返り、レースに関しては「流し過ぎたり反省点はあるけど、今までで一番感じがよかった。今回は前回の青森から日にちがあまりなかったし、調整方法を変えてみた。前検日の前日に1日休みを入れたのが、よかったんだと思います」。

　準決は常次-竹内公亮の後ろに茨城勢が続いて、4人ラインが完成した。ここも風を切って行きそうだ。

「特昇してもS級に上がるまでは、自分のスタイルを貫いていきたい。車番はよくないけど、いつも通り先行します」と力強く締め括った。(アオケイ・富記者)