出場3戦連続で決勝2位と歯がゆいレースが続く山田義彦(36歳・埼玉=92期)。常に力を出し切るレースをしているだけに、あとは相手と展開次第か。前回のセカンドクォーターラウンド5はタイムトライアルで自己ベストの10秒065をマークするも、決勝では2番手で最終周回を迎え、初出場の眞杉匠(23歳・栃木=113期)の前に逆転ならず。7月の競輪での落車の影響は気になるポイントだが、気持ちを切り替えて今年2月以来の優勝を目指す。

　今年2月の鎖骨骨折から徐々に本来の調子を取り戻してきている地元・千葉の根田空史(34歳・千葉=94期)も久々の優勝に向けて意気込みは十分だ。前回のセカンドクォーターラウンド5では3連勝で決勝進出を決めたが大一番は3位だった。レース後「次戦は新しい機材で頂点を目指す」と公言。機材との相性も含めてタイムトライアルからその走りに注目が集まる。

　また、今期まさかのＡ級陥落となった早坂秀悟(36歳・茨城=90期)だが、それでも持ち前のダッシュ力は衰えていない。復権に向け、得意の舞台でより調子を上げていきたいところ。

　初出場組では21歳の新鋭・太田龍希(21歳・埼玉=117期)も気になる存在。父は2000年のシドニーオリンピックに出場した太田真一(46歳・埼玉=75期)で、学生時代から自転車競技に取り組んでおり、実績と経験は十分。初陣からその素質を発揮してほしい。

■PIST6 Championship 2022-23 サードクォーター ラウンド1

・開催形態：1レース×6車立
・開催日程
8月28日(日)デイ　　1次予選
8月28日(日)ナイト　2次予選
8月29日(月)デイ　　順位戦・準決勝
8月29日(月)ナイト　順位決定戦・決勝

■出場選手

級班	選手名	府県	年齢
S1	根田空史	千葉	34
S1	竹内雄作	岐阜	34
S1	皿屋豊	三重	39
S2	佐藤博紀	岩手	37
S2	渡辺正光	福島	34
S2	朝倉智仁	茨城	23
S2	山田義彦	埼玉	36
S2	太田龍希	埼玉	21
S2	齋木翔多	静岡	23
S2	戸田洋平	岡山	39
S2	吉本哲郎	広島	42
A1	中里福太郎	北海道	27
A1	佐藤佑一	岩手	38
A1	佐藤朋也	秋田	42
A1	早坂秀悟	茨城	36
A1	本多哲也	千葉	34
A1	花田将司	千葉	35
A1	水森湧太	東京	23
A1	石井毅	神奈川	48
A1	野村純宏	神奈川	46
A1	仁藤秀	静岡	23
A1	三宅裕武	三重	40
A1	村田瑞季	京都	25
A1	仲野結音	大阪	22
A1	仲松勝太	沖縄	44
A2	菅野航基	宮城	21
A2	橋本壮史	茨城	27
A2	飯田威文	埼玉	50
A2	里見恒平	千葉	45
A2	飯島淳	東京	45
A2	穴井利久	福岡	52
A2	渡邉満	福岡	50
A2	中野真吾	佐賀	35
A2	時松正	熊本	51
A3	松丸裕紀	福岡	41

※出場選手は8月25日(木)10時00分時点の情報です。直前のレース状況などにより欠場・追加および、選手が変更する場合がありますので、最新の情報はPIST6公式サイトでご確認ください。

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