宇都宮競輪場では13日、「報知新聞社杯(FI)」2日目が開催された。A級準決3Rで1着となった柿沼信也に話を聞いた。
目標にした鈴木輝大は別線の佐々木吉徳に行かれてしまう。番手の柿沼は佐々木をブロックした。そして番手の白川将太も止めようとしたがタイミングが合わなかった。
「鈴木君は合わせそうな気配があった。だから佐々木君を止めに行ったけど、今思えば初めから(番手の)白川君をどかしに行くべきだった。その辺の判断がまだまだ」と1着を獲ったにも関わらず浮かない表情。「もっとやれることはあった。僕の技量不足。日々勉強です」。
追い込みに戦法をチェンジしてまだ日は浅い。自力型の信頼を得るべく、柿沼は奮戦中だ。(アオケイ・伊藤博記者)