落合はタテが鋭く目標が不発でも突っ込んで来る個人的に好きな選手の1人。3連対率も非常によく、車券への貢献度も高い。そんな落合は3場所前の取手初日で落車し途中欠場となったが、その後の弥彦、別府でいずれも準V。取手直前の伊東でも準Vと好走し続けているが、優勝まであと一歩の成績。

　初日特選は4着に終わったが、準決勝(9レース)は井田晶之と即席ラインを形成。3番手を同県の田中孝彦が固めるのも好材料。相手は7連勝中と波に乗る山口翼だが奮闘に期待したい。

　そんな落合の弟子、120期山口真未と122期の野寺楓が同日の開催で活躍(山口は向日町予選②1着、野寺は岐阜一般戦3着)した。

「山口は先日ここ(宇都宮)のモーニングに出ていたけど、中0日の疲れのせいで明らかに本調子ではなかったですね。今日はしっかり1着を取れたみたいでよかった。野寺は落車が続いてしまっていたけど、今開催は今までで1番動きがよかったと思う。まだレースは見れていないけど弟子の活躍はチェックしています」とまるで父のような顔つきで話してくれた。

「久米詩とか鈴木奈央とかと一緒に練習しているからいい刺激になっているんじゃないかな。いつも女子でわいわい練習しているから、最近は自分が練習に混ぜて貰う立場になっています」と苦笑い。

　弟子の活躍に続いてまずは準決勝を突破。そして決勝でも奮起の走りで四日市以来となる今年2度目の優勝を目指す。(アオケイ・松野記者)