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【和歌山競輪】来期S級復帰の西村光太「松阪競輪で劇的な変化があった」

2021/04/08(木) 19:00 0 0

和歌山競輪の「オッズパーク杯」8日に2日目を開催。準決勝4レースを余裕の立ち回りで制した西村光太に話を聞いた。

「A級でみっちり勉強して戻ることがいい経験になるはず」と語る西村光太

 西村光太は今期A級に陥落。本来ならこの位置を走っている選手ではないが…。
「去年の今ごろ股ずれの手術をして。コロナの影響もあったし出走本数が足りなくて点数が取れませんでした」。

 ここまですでに4回優勝、準優勝2回と圧倒的な強さを誇っており、さすがにA級では力が違う。
「1月の松阪2日目にピンってペダリングがひらめいたんです。浅井(康太)さんと練習したときの話を思い出しながら踏んでいて。そこからはぜんぶ確定板を外さなかった。長く選手をしていると、そういうことってたま〜にあるんですよ」
と、見ている側にはなかなか理解しがたいが、成績を見るかぎり劇的な変化があったことはわかる。

 今シリーズは初日特選で久々に連対を外し7着と大敗したが
ウィナーズカップがあってバンクに入れなかったから久しぶりに街道に出た。そうしたらフォームを崩したみたい。街道は路面が重くて坂道もあるから硬さを分散するため無意識に上半身をゆすりすぎてしまうんです。それが初日の違和感だった」と敗因は明らか。
「モード」に入っているだけに修正能力は備わっており「ローラーに乗って指定練習をしたらカチっときた。今は踏み方が乱れても戻し方が分かる」と準決勝は楽々と軌道修正した。

 来期、S級復帰が決まっており、初手から追い込みタイプとしてやっていきたいという。
「一度A級でみっちり勉強して戻ることがいい経験になるはず。守澤(太志)と普段から話をしますが、あいつも1回ケガして落ちて強くなってS級に戻った。参考にすることが多いです」。

 守澤とは同期、同部屋、同学年で、大学こそ違うが自転車部でつるんでいた間柄。両者ともに超が付くほどの地脚タイプとあって色んな話を得るそうだ。(netkeirin特派員)

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